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──PVというお話が出たところで、「moonlight」はPVを撮影されていますが、制作はどのように?
まず監督の針谷健二郎さんに、曲を聴いていただいたイメージから絵コンテを作ってもらいました。私たちからは、主人公が恋をしているというテーマなので、それがリンク出来ていれば大丈夫ですっていう、その一つだけお願いしたんです。後は針谷監督にお任せして撮影していただきました。
トータル的にビジュアルは監督さんのアイデアでやっていただいたんです。それで“満月ロゼ”のCMは日常のワンシーンという感じですけど、出来上がったPVの世界観はもう全然非現実というか、夢の中の世界みたいな感じになってスゴイ面白いなと思いましたね。
──ズバリ「moonlight」のPVの見どころは?
とても光がキレイなんですよね。原っぱにいる時のシーンはノスタルジックな感じが見どころだし…世界がガラッと変わる2つのシーンの対比とか、楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
“moonlight”をイメージした2つの巨大なバルーンライトの前で、私がちょっと踊ったり、クルクル揺れながら歌ったりとか、あれはスゴク新鮮な感じでした。もちろんライブでは普通に動きますけど、「moonlight」のPVではスゴク高いヒールを履いてクルクル踊っていたので、なんかスゴク楽しくなって。曲の世界に入り込んで撮影が出来たので良かったなぁと思いますね。
──続いて、H.I.S.キャンペーンTVCMソングの「スカイハイ」の楽曲制作はどのように?
「スカイハイ」はサビを最初に作り始めて、少し時間が経ってから全体を作り始めたっていう、ちょっと特殊な作り方だったんです。昔は1番から2番と順番に、サビを通してフル尺で作ってから、“あーでもない”“こーでもない”と色々試したりしていたんですけど、最近は少しずつカッコイイなと思う“カケラ”を沢山作っていって、そこから広げていく作り方が多くなりましたね。
──その“カケラ”というのは音のことですか?
簡単なデモという意味です。ガッツリ1曲作り込むっていうよりも、“こういう雰囲気だよね”というのを音なり声なり重ねてみたりして、まず最初に作ってしまうっていう。その作り方で上手くいかない時もありますが、「スカイハイ」はそれが上手くいった曲だと思います。デモの時点から頭の2行の歌詞は決まっていましたね。
──そのデモからどのようにイメージで広げて、作詞をされたのですか?
すごくスッキリしたい、胸がスッキリするような曲にしたかったんです。青空とか、澄み渡るスッゴク気持ちの良い風とか、そういうのを感じられる曲にしたかったんですね。
──「スカイハイ」の歌詞は“嬉し涙が専用クレンザー”など、色んなモノに例えた表現がユニークですね。
とっても可愛らしい音だったりするので、その世界観をすごく大事にしたいという想いで書きました。例えば落ち込んでいる状況を説明するのに、余りにダイレクトな言葉で書き過ぎると少しエグくなってしまったりするので、それをちょっと可愛いオブラートに包んだ感じになるようにとか。“ここで言いたいことはコレ”という単語や内容は最初にあるんですけど、それを“まろやか”に伝えるにはどうしたら良いかとか、言い換えてもその真意がちゃんと伝わる言葉をずっと探しましたね。曲を聴いた時に、より楽しんでもらえるようにって。だから、“可愛いけど分かる!”っていうような表現を意識して作りました。
「スカイハイ」は、晴れた気持ち良い日に、ふと思い立って自分の心の中の部屋を掃除しに行くっていうストーリーを最初に考えて書き始めたんです。時々、自分の心の中をお掃除できていないと落ち込んじゃったりもするし。だから「スカイハイ」を聴いて“あー!ちょっとシャッキリするか”とか思い立って、自分のお部屋を掃除してみるとか、自分を高めるというか、スッキリ次に踏み出せるような行動を起こすキッカケになるといいなと思います。
──「YAY」は、とても元気になれる歌ですね。
「YAY」は3曲の中では一番テンポが良くて、元気に踊っているような女の子をイメージして作りました。今回の3曲の中でも一番勝気で攻めていくタイプの主人公です。「YAY」を聴いてテンションが上がるとか、ニコニコできるとか、頑張れるとか、そういうホントにポジティブな感じになれたらいいなと思って作ってましたね。
──「YAY」というタイトルにはどのような想いが?
これはもうずっとYAY!YAY!YAY!といっている曲なので、覚えてもらいやすいかなと。“あのYAY!って言ってる曲ね”みたいな(笑)。
──「YAY」の歌詞は、どんなところから作られたのですか?
誰しも変わったり回り道したり、自分がより良くなるためにはどうすればとか、どうしたらもっと前に進めるだろうって色々試行錯誤しますけど、私が最終的に気づいたことは“丸ごと全部愛してみる”っていうことで、「YAY」のテーマはそのことへの挑戦というか。
誰に対しても好きなところ嫌いなところがあるだろうし、それは恋愛においてもそうだし、誰だって自分自身の性格について同じように好き嫌いがあったりするけど、“とにかく丸ごと全部愛してみたら、その時見えることがあるんじゃないかしら”って、「YAY」を書き始めて最初に思ったんです。そのメッセージが伝わってくれて“そうだよね、とりあえず大好きだよ全部!”みたいな気持ちになってくれたらいいんじゃないかなと思います。
私も小さいことが気になってウジウジしたりすることもあるけど、“全部大好き”って言ってみるのも素敵だなって。丸ごと全部愛してみることは誰だって出来るし、自分が成長するためには、そういうことも必要なんじゃないかっていう、私にとって“ひとつの挑戦”でもありますね。
普段ちょっと違う視点で物事を見てみたりするだけでスゴク元気になれたりもするっていう…要するに、この曲を聴いた皆さんが“YAY!”って感じになってくれれば良いってことです。
──今回のシングル収録曲のタイトルには「moonlight」、「スカイハイ」の歌詞には“shine”、前作シングルは「Sunshine Girl」、先のアルバムタイトルが『SPARK』と“光輝くモノ”、“光”に関係する言葉を使われることが最近多いような印象がありますが、そうした言葉に何か特別な想いがありますか?
「Sunshine Girl」もそうですけど、煌いている感じとか、キラキラしている感じというのがmoumoonの特徴でもあるのかなと思います。
同時に、好きな言葉だから入れているというのもあります。特にキラキラした“モノ”が好きというよりも、“煌く”とか“輝く”とか、そういう美しい表現がとても好きです。それらの言葉は、すごくポジティブな気持ち、ポジティブな意味を秘めていると思うんです。だから、moumoonの楽曲には、そういう想いをギュッと詰めています。
★moumoon 待望の全国TOURが決定!!
【公演日程】
3月5日(土) 福岡:DRUM Be-1 OPEN 17:30 / START 18:00 問い合わせ先:BEA 092-712-4221
3月6日(日) 神戸:上屋劇場 OPEN 17:30 / START 18:00 問い合わせ先:キョードーインフォメーション 06-7732-8888
3月11日(金) 広島:Cave-Be OPEN 18:30 / START 19:00 問い合わせ先:夢番地 広島 082-249-3571
3月12日(土) 大阪:Music Club JANUS OPEN 17:30 / START 18:00 問い合わせ先:キョードーインフォメーション 06-7732-8888
3月13日(日) 名古屋:Electric Lady Land OPEN 17:30 / START 18:00 問い合わせ先:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
3月19日(土) 仙台:darwin OPEN 17:30 / START 18:00 問い合わせ先:G/I/P 022-222-9999
★ツアーファイナル★
3月20日(日) 東京:中野サンプラザ OPEN 17:30 / START 18:00 問い合わせ先:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
【料金】
オールスタンディング 前売り¥4,200 (入場時1drink ¥500別)
※整理番号順のご入場となります。
東京公演:全席指定 前売り¥4,800-
【一般発売】
チケット一般発売日:2011年1月22日(土)10:00〜