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──お喋りが苦手風の新山さんですが(笑)、意外なことにラジオ番組も頑張っています。エフエムナックファイブ(FM NACK5)放送で、「新山詩織Looking to the sky」という番組です。
新山:そのラジオ番組は4月から始まっていますから、もう半年経ちました。最初に比べたら、一人で喋るのにも慣れてきたと思います(笑)。自然に自分を出せるようになってきたと自分では思っています。
──番組では、どんなテーマで喋るのですか?
新山:曲が発売になる時はそれを話すのですが、それ以外の時は、日常の些細な事とか、自分のお薦めの本とか、そういうことも喋ります。友達と普通に会話するように喋っています。
──学校で、友達に「聴いてるよ」とか、言われたりしませんか?
新山:前に塾が同じだった子からメッセージが届いて、それには驚きました。「私のこと覚えてる?」みたいな書き出しで、「いつも聴いてるよ」っていう短い文章だったんですが、凄くうれしかったです。ラジオの収録の時は、リスナーのみなさんからのメッセージは紙に印刷されていて、それを頂いて読んでいるのですが、それとは別にお手紙も頂いたりするので、家に帰ってからじっくり読んでいます。
──送られてきた手紙の中で、心に残ったものはありますか?
新山:頂いたものは全部大切な手紙なので、ひとつには絞れないです。内容的には同世代の女の子だったら友達関係とか、彼氏のこととかが多いですね。それで自分の曲を聴いてくれて、気持ちをはっきりすることが出来たという方もいらして、そういうのは嬉しいです。一方、20代とか、30代とか年上の方からもお手紙を頂きます。仕事でうまく行っていなかったり、人間関係にある種の違和感を感じていたり、結構そういう自分の心境と似たような方からお手紙を貰うことが多いです。
──じゃあ読んでいて共感したり、逆に新山さんが励まされたりですね。
新山:最初は自分と同じような気持ちの人というのがいるとは思えなかったし、「私だけこう思ってるのかな」って、ずっと思っていました。でも今は曲を出すことが出来て、それを聴いてもらった上で共感してくれる方がいるので嬉しいですね。同じ思いの人が、こんなにいっぱいいたんだな、という感じです。だからそういう人たちに、もっと自分らしいメッセージが発信できたらなって思います。
──因みに新山さん自身は、ラジオは聴く方ですか?
新山:中学生の頃はFM局の「SCHOOL OF LOCK!」とかを聴いていました。でも高校生になって、最近は聴く機会が減ってきちゃったかも知れません。だからラジオについては、熱中していたタイプではないですね。深夜放送にハマるより、ぐっすり寝ちゃってるタイプです(笑)。
──今の新山さんのラジオ番組は毎週金曜日朝5時半と超のつく早朝放送だから、早寝早起きの人向けですね(笑)。
新山:そうですね。早起きして是非聴いてください(笑)。ラジオはやっていくうちに日に日に楽しくなってきていますので、これからも続けていきたいです。
──さて、そんな現役女子高生シンガーソングライターも、だんだん高校卒業の時期が近づいてきました(笑)。今、自分が描いている「シンガーソングライター新山詩織」像があったら教えて下さい。
新山:これはデビューの時から変わらないのですが、ずっと変わらず誰かの横にそっと寄り添うような歌を歌っていきたいというのがあるので、これからも自分のそのままの言葉で、自分の曲を沢山作って、皆さんに届けていきたいです。
──それは今回発売の「ひとりごと」の歌詞にもありますね。「誰も知らない 笑顔の花が 待ってるから 壊れそうな夜の すみっこで 歌っている」の歌詞に繋がりそうな話です。ではその新曲のお話は次回の11月13日掲載のインタビューで!(つづく)
【Biography】
小学生の頃から、父親の影響で、70年〜80年代のブルース・パンク・ロックを中心とした洋楽・邦楽を聴いて育つ。
ピアノを習っていたのだが、中学入学と同時に軽音楽部に所属し、ギターを始め、ガールズバンドを組み活動する。
中学卒業直前のある日、自宅にあったアコースティックギターを手に、“もやもやした気持ちのやり場がなくて、衝動的に作った”という初オリジナル曲
(作詞、作曲)『だからさ』が完成。
進学した高校は、軽音楽部がなかった為、1年生(15歳)の夏頃から、「もっと音楽を真剣に演りたい!」という想いでギターと歌のレッスンを始める。
創作活動も本格的に始めるなか、中学生の時のガールズバンドの経験しかない自分に危機感を感じ、「もっとたくさんの人に私の歌を聴いてもらうための修業が必要だ」と、新宿、大宮、池袋、渋谷などで、ストリートライブを始める。
高校2年生(16歳)の春、 “もがくだけの毎日を送っている自分を変えたかった”という想いで、「Treasure Hunt〜ビーイングオーディション2012〜」に、“詩織 ”の名前で応募。6月24日の決勝大会で、オリジナル曲 『だからさ』、椎名林檎『丸の内サディスティック』を弾き語りで演奏し、グランプリ獲得。
「歌声に心を鷲掴みにされた」と審査員から絶賛を浴びた。
メジャーデビューに向けて、創作活動・ストリートライブのほか、念願だったバンドセッションも始める。
■2012年12月12日 新山詩織 アーティストデビュー
メジャーデビューに先駆け、0th Single『だからさ〜acoustic version〜』を発表。2013年4月12日までのメールマガジン会員登録者に限定で、名前とサイン、シリアルナンバーを全て手書きしてCDプレゼントした。
■2012年12月 ライブハウスでの活動もスタート
■2013年3月31日 札幌Sound Lab moleオープニングアクト出演
■2013年4月17日 メジャーデビューシングル「ゆれるユレル」リリース
■2013年4月17日 大阪 梅田・Shangri-La、4月18日 東京 渋谷・WWW、デビューイベント開催:ドキュメンタリーフィルム上映+ミニライブ
■2013年4月28日 Niigata Rainbow ROCK MARKET 出演
■2013年5月3日 FM802×FM COCOLO FUNKY MARKET 出演
■2013年5月15日 J-WAVE TOKYO REAL-EYES “LIVE SUPERNOVA”vol.83 出演
■2013年6月9日 LACHIC presents SAKAE SP-RING 2013出演
■2013年6月15日 Sendai Music Attack!オープニングアクト出演
■2013年7月10日 2ndシングル 「Don't Cry」リリース
■2013年7月21日 JOIN ALIVE 2013出演
■2013年8月2日 ROCK IN JAPAN FES.2013出演
【LIVE情報】
12月14日(土) 「第13回青少年のためのコンサート」 @新潟県 三条市中央公民館大ホール