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UTAMAP review
SA.RI.NA“2010 USEN J-POP 年間リクエストランキング”1位 「シングルマザー」で大ブレイク! 注目のママさんレゲエ・シンガー SA.RI.NAが ミニアルバム『心−ココロ−』をリリース!
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『心−ココロ−』
『心−ココロ−』 amazonから購入
アルバム
発売:2011.02.09
Village Again
ZLCP-0050
\1,500(税込)
収 録 曲
01.ただひとつ 願いが叶うなら
02.もう大丈夫
03.Happy wedding feat. NUDE MAN
04.魔法のちから
05.秘密の恋
06.君にありがとう feat. 歌nacco
07.幸せの種
08.頑張りやさんのきみへ
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iTunes Storeで全曲試聴できます。
SA.RI.NA official web site
昨年6月、シングル「シングルマザー」でメジャー・デビュー。自身の母への想いを綴った歌詞が、多くの共感と感動を呼び、USENへのリクエストが殺到。“2010 USEN J-POP 年間リクエストランキング”の1位を獲得。一躍、時の人となったSA.RI.NA。
大きな注目を集めるなか、敢えて、立ち位置をインディーズに戻し、ミニ・アルバム『心−ココロ−』をリリース。慣れ親しんできたレゲエを基調に、あらゆる形の愛、命のメッセージを歌う。
1982年、横浜生まれ。1歳になる子供を持つ、ママさんシンガー。“人に優しく”をモットーに、実体験を基にしたリアルな歌詞が信条。その歌詞世界を、深くディープにインタビュー!


「シングルマサー」が大反響。“改めて子供の事を大事にしようと思った”と言うメッセージを多くのお母さんからいただき、大感激!

──昨年、シングル「シングルマザー」でメジャー・デビュー。いきなり大反響を呼びましたが、ご自身では、どんな風に?
この曲は、母からの私への気持ち、シングルマザーとしてお子さんを育てていらっしゃる方たちからの体験を元に書いた歌だったんですけど、最終的にタイトルを「シングルマザー」にするか否かで、すごく迷ったんです。実際に、私の母はシングルマザーでしたし、それで私を育ててくれたわけで、結局、ストレートにいこうと言う事で「シングルマザー」というタイトルにしたんですけど。でも、タイトルに囚われず、子供を持つお母さんだったら、誰もが共感できるリリックだと思うし、リリース後は、“改めて子供の事を大事にしようと思いました”と言うメッセージを多くのお母さんからいただいて、この曲を書いて本当に良かったと思いました。
──“2010 USEN J-POP 年間リクエストランキング”1位というのは、どんな風に受け止めました?
実は、マネージャーさんから知らされる前に、偶然、ネットのニュースで見ちゃったんですよね(笑)。ええ〜っ1位?嘘でしょっ!!って。最初は全く信じられなかったんですけど、たくさんの方がリクエストしてくださった結果なので、本当にありがたい事だと思っています。本当にありがとうございました。
──SA.RI.NAさんにとって、「シングルマザー」という曲は、どんな存在?
親のことを大事にしたいと改めて思いましたし、自分の母に限らず、“お母さん”という存在をすごくリスペクトするようになりましたね。自分で作った曲ではあるんですけど、多くの方に聴いていただいた事で、私自身の理解も深まり、この曲から色々な事を教えて貰った気がしています。

大注目の中、ミニアルバム『心−ココロ−』をリリース。出産を経験できた事で、母親としての力みたいなものを得られたように思います。肝が座った気がします(笑)。

──大注目の中でのミニアルバム『心−ココロ−』のリリースとなりましたが、どんな手応えを?
これまでの作品の中で、一番バランスの良いアルバムになっていると思います。クオリティーも格段に上がっているのと、納得のいく作品が多く、沢山の方に聞いて頂けるのでは・・・と思えるようになりました。
──楽曲作りは、どんな風に?
トラック先行ですね。トラックにメロディーをハメていって、その時に言葉も一緒に出てくる事が多いですね。自分の中でテーマが明確になったら、あとは自然と湧きあがってくるんですよ。その時に、子供がうまく寝ててくれれば、一気に仕上げていくんですけど(笑)。
──お子さんは、今、おいくつ?
1歳になりました。
──出産を経験されて、ご自身で変化を感じますか?
人の話をより素直に聞けるようになったと思います。自分より年下でも、ママさんとして大先輩という方がたくさんいらっしゃるし、そういう方から学ぶ事も多いですしね。
──今回のアルバムは、ご出産後に作られた曲ばかり?
収録曲の中の「もう大丈夫」だけは、「シングルマザー」の頃から作り始めていて、ずっと温めてきた曲だったんですけど、それ以外は、ほんとに新曲ばかり。出産後に作った曲ばかりです。
──曲調も、ヴォーカルも、ぐっと力強くなったように感じましたが。
ヴォイス・トレーニングを重ねた事で、歌い方も変わってきて、前回よりもずっと声が出るようになったと思います。また、自分の内面をより表現できるようになったとも思うんですけど、それは、やっぱり、出産という貴重な経験をできた事で安定したと言うか、母親としての力みたいなものを得られたように思います。肝が座った気がします(笑)。

家族の愛と絆が軸となった前作『愛・絆』から更に広がったのが今回の『心−ココロ−』。人として当たり前の事をちゃんとできる人が増えてくれたらいいなと思って歌っています。

──『心−ココロ−』制作にあたっては、軸となるテーマがあったのでしょうか?
私は、自分の実体験を書くというのがポリシーなんですけど、その根本は、やっぱり、家族なんですよね。家族の愛と絆。前回のアルバムは、もうそのまま『愛・絆』(2010年4月)というタイトルだったんですけど、今回は、それをベースに、更にそこから広がった作品となったと思います。私は、人として当たり前の事をちゃんとできる人が増えてくれたらいいなと思って、いつも歌っているんです。最近は、モラルに欠ける日本人が増えていると思うんですけど、少しでも変えていけたらいいなって。人間って、心が貧しくなったり淋しくなると、つい他人に当たってしまうでしょう。私は、他者に対して優しくなれるような曲を書いていると思っているので、曲を聴いて、リリックを読んで、自分に足りない所とかに気付いてくれたらいいなぁって。
──人として当たり前の事と言うのは?
例えば、未だにタバコをポイ捨てする大人。シルバーシートに座っている健康な人たち。私が妊婦だった時に、お婆さんに席を譲っていただいた事があって。シルバーシートには若い人達も座っていたんですけど、席を立ってくださったのはお婆さんだけだったんです。シルバーシートでお年寄りが妊婦に席を譲っている…。悲しい現実ですよね。
──そういうモラルの低下を何とかしたい、と?
はい。私のライヴも、以前は終わった後、ゴミだらけだったんですけど、"ゴミは自分で持ち帰ろう"って言い続けてきて、今では、終わった後、キレイなんですよ。ゴミを捨てちゃいけないとか、小さな事ですけど、そういう事、ちゃんと伝えていければいいなと思って。
──そうしたモラル観を歌で表現するというのは、どんな歌詞になるのでしょう?
“ゴミは自分で片付けましょう”というのは、なかなか、そのまま歌詞にはできないので(笑)、例えば、“優しい心を持ってください”とか、そういう表現にする事で、くみ取って貰えたらいいなと思います。

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March 4, 2011
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