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カラーボトルメッセージと言うのは、エールでもないし、優しい救いの手でもない。 なんかこう一緒に共有する想いとか愛みたいなものだと思うんです。 2ndフル・アルバム『メッセージ イン ア ボトル』リリース!
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『メッセージ イン ア ボトル』
カラーボトル『メッセージ イン ア ボトル』

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アルバム
発売:2010.06.02
ドリーミュージック・
MUCD-8015
\2,940(税込)
収 録 曲
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01.ゼロになって 試聴
02.メッセージ 試聴
03.青い花 試聴
04. 試聴
05.合鍵 試聴
06.あいたい 試聴
07.もしも雨に 試聴
08.MAMA
09.浅い傷
10.雪降る2番線のホーム
11. 試聴 PV視聴
12.サヨナラ 試聴
13.歩くから 試聴
カラーボトル Official Website
カラーボトル
左から、穐元タイチ(b)、竹森マサユキ(vo)、渡辺アキラ(g)、大川"Z"純司(dr)

「サヨナラ」「合鍵」「春」と“別れ”をテーマにしたバラード・シングル3作を経て、カラーボトルが2ndフル・アルバム『メッセージ イン ア ボトル』をリリース。
2007年6月のメジャー・デビュー以降も、地元・仙台を拠点に活動を続けてきたが、昨年初頭に東京へ移住。意を決して上京したものの、東京への抵抗感は拭い切れず、しばらくは、東京に染まらないようにと、バリアを張って生活して来たと言う。その不安定な生活環境に焦燥感も加わり、アルバム・リリースに至るまでの道程には、苦悩もあったようだ。そうした苦しい時期も経て放たれる『メッセージ イン ア ボトル』。
メッセージとは、エールでもなければ、優しい救いの手でもない。一緒に共有する想いとか愛みたいなものだと思う、と語るヴォーカル竹森マサユキだが、アルバムに込められたメッセージとは?初収録となった新曲4曲を中心に、メンバー4人を迎えて、ディープにロング・インタビュー!

2009年に、地元仙台からメンバー全員で上京。別れを歌った曲の中には、実際に引っ越しの梱包をしながら作った曲もあります。

──いよいよ『メッセージ イン ア ボトル』がリリースとなります。率直に今、どんなお気持ちですか?竹森マサユキ(vo)、大川"Z"純司(dr)、渡辺アキラ(g)、穐元タイチ(b)
竹森マサユキ:2年3ヶ月ぶりのフル・アルバムが、ようやく完成しました。今は、これを早く届けたいなという気持ちでいっぱいです。
大川"Z"純司:ワクワクしてますね。今回は、本当にイイと言える作品ができたので、それを聴いて貰うのが楽しみです。
穐元タイチ:2年と言うのはすごく長くて、色んな事が思い出されるんですけど、時間がかかった分だけ、良い作品になったと思います。率直にうれしいですね。
渡辺アキラ:早く伝えたいという気持ちでいっぱいです。この2年の間に本当に色々な事があったので、改めて振り返り、噛みしめているような面もありますね。
──1stフル・アルバム『ぐっと・ミュージック』から2年3ヶ月を経てのリリース。前作と比べてみて、いかがですか?
竹森:全然違いますね。何もかもが違う気がします。まず、環境の変化として、昨年初頭に、地元の仙台から東京に引っ越して来たというのが大きいですね。それまでは、仙台の路上で弾き語りで曲を作って、それをバンドで広げるというのが、カラーボトルの1つのスタイルだったんですけど、今は、パソコンでデータをやり取りしながら作ったりもするし。曲を作る場所も作り方も変わった時に、気持ちが揺れたのも事実だし、そこからまた新しい歌が生まれたり。この2年の間に挑戦して来た事が、全て詰まったアルバムになったと思います。
──環境の変化は、歌詞にも影響している?
竹森:そうですね。別れをテーマにした曲の中には、実際に引っ越しの梱包をしながら作った曲もあるし、東京に来て初めて知った感情もあるし。上京直後と今とでは、また気持ちも大きく違うし。そういうリアルタイムの等身大の僕達というのが、歌詞の中の主人公像にも大きく投影されていると思います。そして、2年という時間の中で、それぞれ、その瞬間にしか感じられなかったものが歌詞となり、メッセージとなっていると思います。

メッセージと言うのは、エールでもないし、優しい救いの手でもない。なんかこう一緒に共有する想いとか愛みたいなものだと思うんです。

──メッセージと言うと、聴く人を励してくれる応援歌というイメージを抱きがちですが、『メッセージ イン ア ボトル』も、そういうアルバムですか?
竹森:メッセージと言うのは、エールでもないし、優しい救いの手でもない。なんかこう一緒に共有する想いとか愛みたいなものだと思うんです。みんな、よく”頑張って”と人に言うけど、みんなもう充分に頑張ってるじゃないですか。“俺、こんなに頑張ってるのに。頑張って頑張って、真面目にやってるのに、上手く行かないんだよ”っていうのが、今の世の中の悩みなんだと思うんですよね。例えば、不景気で就職できないとか、本人は何も悪くないのに、どうにもならない理不尽な事ってあるでしょう。僕らだって、息苦しさはあるし、決してイイ事ばっかりだったわけじゃない。この2ndアルバムに辿り着くまでには、すっごく苦悩もあったし。だけど、俺達、なんでバンドやってるの?って言ったら、そこに音楽を必要としてくれる人がいるから、やっているわけで。だって、俺ら、それしかできないから、世の中のためになる事って。このアルバムは、“頑張って”とか“元気出そうよ”とか、そういう言葉を歌っているわけではないけれど、僕らが音楽と向き合う姿勢そのものがメッセージなんだと思っています。

♪ゼロになって 何度だって生まれ変われる・・・と歌う新曲「ゼロになって」。ゼロになるって、全然悪い事じゃないし、怖い事じゃない。

──アルバム全体を通して、“何度でも”“もう一度”というフレーズや、それに通じるニュアンスが印象に残りました。特に、アルバム1曲目の新曲「ゼロになって」が、『メッセージ イン ア ボトル』というアルバムのテーマをとても強く示しているように感じたのですが。
竹森:ゼロになるって、全然悪い事じゃないと思うんですよね。今まで積み重ねて来たものや時間が無駄になると考えると、今日まで俺なにしてたんだろって事になっちゃうけど、そういう、もどかしい時間とか、成果にならない事でも、きちんと向き合って、一生懸命に生活してれば、それがちゃんとエキスになって、いつの間にか自分の体の一部になっていると思うんです。
──ゼロと言うのは、マイナスではないですものね。“失敗したって、ゼロに戻るだけだ”という気構えでいれば、すごく生き易くなりますね。
竹森:僕は、このバンドを始める前に一度就職をしているんですよね。その仕事を辞めて、プロのミュージシャンを目指す決心をしたんだけど、家族には、めちゃくちゃ反対されたし、何も確信めいたものはなかったから、正直、すっごく不安だった。そういう時に、“大丈夫、きっと夢は叶うよ”とか“自分を信じて”とか言ってくれる人がいても、不安感はぬぐえなかった。じゃあ、あの時、どんな言葉が欲しかったのかなって。今だったら、あの時の自分にこの歌を聴かせてやりたいなと思うんですよ。ゼロになるという事は決して悪い事じゃないし、何かを一生懸命にやった後にはゼロなんかにはならないんだよって。
──何かキッカケがあって、出て来た歌詞ですか?
竹森:なかなか曲が出来ない時期があって、自分の中で勝手にディレクションしちゃうようになっていたんですよね。“きっと、これ持っていってもダメだよな”とか“これ売れなさそう”とか(笑)。結局、最終的には、アキラが音の方からアプローチしてくれて、この曲の原型が生まれたんだけど、宅録でみんなでやってて、二転三転メロディーも変わって、でも、最初の時のあの勢いが一番いいよねって、元に戻ったり。そうやってるうちに、どんどんイイ感じになって、すっごく楽しくなって来たんですよね。例え、アルバムに入らなくても、ライヴでやろうよ。ライヴでやったらイイじゃんって、そんな風に思えるようになったんですよね。
渡辺:「サヨナラ」「合鍵」「春」とシングルでバラードが3作続いたので、自分達の中から出て来るものを、一回払拭したいなという気持ちも強かったんですよね。それもまた、ある意味“ゼロになって”なんですけど。色んな意味で、ぶち壊せっていう感じでしたね。そういうキッカケにもなった曲ですね。

体験してもいないのに、世の中こんなもんだろうって割り切るのは、もったいない!そういう僕らも、初めての東京で、バリア張って生きていたんですけど(笑)。

──最近の風潮として、最初から無駄な事はしないというのもありますね。何かやってゼロになるくらいなら、最初から何もしない方がいいというようなムードも。カラーボトル
竹森:見てもいないのに、体験してもいないのに、世の中こんなもんだろうって割り切っちゃうのって、すっごくもったいないと思いますよね。そういう僕らも、上京したばかりの頃は、東京に対する勝手な先入観があって、“東京なんかに絶対に染まらないぞ”って誓い合って、渋谷なんかも4人でバリアを張って歩いていたんです(笑)。行く店も決まっていて、そこ以外は行かない!この道は通らない!ここはキライ!とか、いちいちそんな風に生活してたんです。
──そういうマイナス思考から抜け出したのは、何かキッカケが?
竹森:ある時、満員電車に乗っている時に、車両が揺れて倒れちゃった事があるんです。その時、手を引いて起こしてくれた人がいたんですよね。一言も言葉はなかったんだけど。その瞬間に、“みんな同じなんじゃないの?”って思ったんですよね。誰だって、満身電車はイヤだし、乗りたくない。それでも、みんな、家族がいたり、自分の使命があって、朝早く起きて会社に向かっている。みんな、戦っているんだなって。みんな知らん顔でイヤホンで音楽を聴いてるけど、それも、自分で自分を励ますためなんだなって。じゃあ、僕らも逃げちゃダメだと思ったし、そう気づいた時から、色々な物の見え方がすごく変わって来た。俺ら、何のために東京に出て来たんだよって。もっと色々挑戦してやろう、ガムシャラにやってやろうって。そういう気持ちも「ゼロになって」に通じると思うんですよね。

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June 3, 2010
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