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再始動第2弾シングル「I Believe」は、 ピアノ・アレンジのメロウなR&Bナンバー! 「フライディ・チャイナタウン」もリメイク!
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「I Believe」
CDタイトル名など

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シングル
TSUBASA RECORDS
発売:2009.12.02
XNIC-10003
\1,050(税込)
収 録 曲
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1. I Believe
2. Flyday Chinatown (Tsubasa-matsuri live Ver.)
3. I Believe (Fender Rhodes Ver.)
泰葉 オフィシャルサイト

「フライディ・チャイナタウン」のリメイクもプロデューサーからの指令(笑)。オリエンタルな妖艶さが感じられるアレンジになったと思います。

──c/wには「フライディ・チャイナタウン」のリメイク(つばさ祭りライヴ・ヴァージョン)を収録。待ってましたの「フライディ・チャイナタウン」なのですが、リメイクしようと思われたのは?泰葉
これも、プロデューサー陣の指令だったんです(笑)。“「チャイナタウン」をリメイクしてください。とにかくピアノに向かえ。絶対に「チャイナタウン」は生き返るから”って。
──実際に、ご自身でアレンジしてみて、いかがでした?
ビックリしました。こんな風に自分でリメイクできるなんて。
──ジャジーな、エロティックなナンバーになりましたね。あのピアノ・アレンジは、どんな風に浮かんできたんですか?
「フライディ・チャイナタウン」でデビューした時は20歳でしたから、あの歌詞の妖艶さは全くわかっていなかったんですね。だけど、今、これだけ色んな事を経験して、歌詞に含まれたエロティックな要素とか、色っぽさが理解できて、それでピアノに向かったら、湧き出て来たんですよね、あのアレンジが。イントロは四度進行で、ちょっと中華ポップス仕立て。オリエンタルな妖艶さが感じられるアレンジになったと思います。

20歳の頃は、歌詞の意味もストーリーも全く考えずにただ歌っていただけ。ピアノ弾いて、“あたし、カッコイイでしょ?”って。

泰葉──「フライディ・チャイナタウン」は、作曲が泰葉さん。作詞は荒木とよひささんですよね。今、読み返すと、20歳の女の子が歌う歌詞ではないような・・・。
ほんとですよねぇ。荒木先生は、私の将来を見据えて、こういう詞を書いてくれていたのかなって(笑)。でも、やっぱり、曲の芯をつかんでくださったんだと思います。あのメロディーが持っているエロティシズムを芸術として捉えて、それに相応しい詞を書いてくださった。なのに、肝心の私がそれについていけなかったんですね、当時。
──当時は、どんなイメージでこの詞を歌っていたのでしょう?泰葉
イメージも何もなかったですね。とにかく、デビューできて、一流のミュージシャンの方と録音して、私の歌を人に聴かせられる、というだけで良かった。歌うという行為そのものに意味があって、何を歌っているかはどうでもよかった。
──では、歌詞もただ諳んじていただけ?
ほんとにそうですね。ただ暗唱してただけでした。ピアノ弾いて、“あたし、カッコイイでしょ?”って。だから、歌詞もよく間違えてました。1stライヴの時、荒木先生が観に来てくださったんですけど、“お願いだから、ちゃんと覚えてくれないかな、僕の歌詞”って。“はーい、先生”って言いながら、その日も間違えた。そんな、どうしようもないヤツでした(笑)。

今だからこそ、深まる解釈。どんどん広がるストーリー。「フライディ・チャイナタウン」はいくつもの物語が潜んだ素晴らしい歌詞!

──改めて、歌詞を読んで、お感じになった事は?
♪絹ずれの月あかり・・・というフレーズとか、20歳の頃には表現しきれなかったですよね。あの歌詞の妖艶さに改めて感じ入っています。
──例えば、♪港のみえる場所で 何か飲みたいのよ・・・とか、♪どこか静かな場所で 着がえてみたいのよ・・・というのは、女の方からの誘い文句でしょう?
うわ〜、そうよねぇ。いや〜、当時は全くわからなかったですよねぇ。ただ、遊び疲れて何か飲みたい、奢ってよって言ってるだけだと思っていたし、“着がえてみたい”は試着室のカーテンしか連想していなかった(笑)。でも、あ〜そっか、部屋をとってくれって事だったんだ。確かに、そうよね。勉強になった(笑)。
──彼女の方は、帰りたくないのだと思いませんか。今日の逢瀬をなるべく長く引き伸ばしたい。男性は既婚者で不倫だったりするかもしれないし・・・。
うわ〜、不倫!?ええ〜っ!でも、確かに、そういうシチュエーションも当てはまりますね〜。荒木先生の絶品の世界ですからねぇ。テレサ・テンさんに歌ってもらっても良かったかも。いずれにしても、ちょっとワケあり?・・・いいですね、そのストーリー!
──女の子の方は、今日は泊まれるの?って間接的に謎かけしてる・・・。
いい女ですねぇ。すっごくイイ女!で、男の方は、あんまり自分の心をさらけ出さないミステリアスなタイプなのかな。・・・この2人、部屋をとって行ったと思う?行ったのよねぇ。だから、♪絹ずれの月明かり・・・なんですよねぇ。部屋に向かう、歩いてる2人の景色もいいですねぇ。でも、最後の♪私も異国人ね・・・って、どういう意味だったんだろって、これは、ずっと思ってるんですよ。
──もしかしたら、2人は今日出会ったばかりの一夜の恋で、私は今夜限りでいなくなる異邦人みたいなものと言ってるのかもしれないし。
そういうストーリーも描けますよねぇ。うーん、荒木先生は、ほんとに奥深いですね。
──でも、20歳の女の子には、そんな想像できないですよね。
無理!あの頃の私なんて、もうパンパンで、絹もズレないような肉づきでしたから(笑)。
──これからも「フライディ・チャイナタウン」は歌っていかれますか?泰葉
もちろんです!でも、今日これだけイメージが膨らんだから、これからは、すっごい色っぽいと思います。大変ですよ、きっと(笑)。

これからは、人間としての私をどのように音楽で表現できるか、日常の幸せを音楽にどう投影していけるか・・・それが使命だと思っています。

──お話をお聞きしていると、泰葉さんの現在の充実ぶりがひしひしと伝わってくるのですが、今は、どんな抱負をお持ちですか?
最近は、ピアノ曲も書きおろしていて、それがすっごくイイ感じで、ピアノ曲だけでアルバムを作りたいとも思うし、ジャズ・クラブで歌いたいとか、音楽でやりたい事は山ほどあるんですけど、いきなり大きな目標を掲げるのではなくて、小さな幸せをしっかり噛みしめたいというのが、今の状況です。現在の住まいでは、グランドピアノが置けないので、近々引っ越しもするんですけど、そうやってどんどん環境も良くなっていって、音楽にどっぷり浸かる生活に日々幸せを感じています。これからは、人間としての私をどのように音楽で表現できるかという事だと思います。日常の幸せを音楽にどう投影していけるか・・・。
今とても、積み重なってきていると感じているんです。この数年間は、自分でガシャーンって破壊しちゃったような生き方で、ひとに迷惑もかけましたけど、これからは1つ1つ積み重ねていって、皆さんに楽しんでいただけるようなアーティストになる事が、御恩返しでもありお詫びにもなるのではと思っています。
──今後のご予定は?
CDリリース記念のインストア・ライヴなるものを生まれて初めて体験させていただくんですよ〜。ほんと、うれしいです。それから、1月にはライヴもあります。これも今からすっごく楽しみにしています。是非みなさん、いらしてくださいね。

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December 10, 2009
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