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誰もが経験する“恋心”…。高校時代から語り継いできたバラードナンバー「貴方の恋人になりたいのです」8/5リリース!
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レコチョク
“何、この曲!?”みたいな(笑)。
大人になることで、そのときの感性がなくなるのがイヤだった。

――カップリングには、まず『マージナルマン』という曲が収録されています。これ、かなりカッコイイですね。パッと聴きは構成が不思議な印象ですけど、何度も聴いているうちにクセになる(笑)。
阿部真央:「最初が変拍子ですからねぇ。一般的に聴いたらおかしいですもん、絶対。“何、この曲!?”みたいな(笑)。でも、私もすごい好きな曲。これはほんとに初期、高2の6月くらいに原曲案を作って。最初にAメロとサビがあったんですけど、それがどうしてもつながらなくて温めてたんです。で、これはもうくっつけるしかないなと(笑)」
――なるほど。だからパートごとでガラッと景色が変化するんだ。
阿部真央:「そうなんです。アレンジはノリノリではあったんですけど、けっこう悩みましたね。結果、Aは若干ジャズ調で、Bでちょっと開けて、サビはズダダンダンになるっていう。ドラマーさんの意見を聴いたりしましたね」
――歌われているのは大人に対しての怒りですよね。
阿部真央:「“ケッ!”ていう感じですよね(笑)。大人のことが信じられて大好きなこともあるんですけど、この曲を書いたときは嫌いなときだったんです」
――その怒りの裏側にある感情としては、大人になんかなりたくないっていうことなんですかね?
阿部真央:「はい。でも、それは、こういう大人になりたくないっていうんじゃなくて、大人になることでそのときの感性がなくなるのがイヤだったんですよね。自分の気持ちを押し込めたりするようになるのがイヤだった。だから大人になりたくないって思ってたんです」
――<この声は聞こえているかな?>と、そばで囁くように歌われているラストのパートがすごく印象的でした。ガラッと雰囲気も変わるし。
阿部真央:「あぁ嬉しいですね。そのパートを入れたのは感覚なんですけど、大人たちにどうやったら自分の思いが聞こえるかなと思って。<聞こえている?>って歌えば、ちょっと怖いかなって(笑)。ちょっと自分のことを大きく見せたいっていう高校生の感じが出てますね」

弱さを見せることができないから、そのせつなさを曲に吐き出した感じ。
違った表情を感じてもらえたらいいなぁって思います。 阿部真央

――そして、もう1曲はアコギ弾き語りの『会いたいよ』。こういうスタイルはやっぱり阿部真央にとってすごく重要なものだなぁと実感できる曲。
阿部真央:「ありがとうございます。これは高3のときの曲ですね」
――つきあっている相手との温度差によるせつない感情が描かれていて。ちょっと弱さが出てますよね。
阿部真央:「弱さ、出ちゃいましたねぇ(笑)。でも抵抗はまったくないです。だって女の子だもん(照)。弱くて当然ですよね。こういう部分に共感してくれる人もいるだろうなって思ったし。好きな相手に対しては弱さを見せることができないから、そのせつなさを曲に吐き出した感じですね」
――歌に関してはどんな気持ちで?
阿部真央:「実はこの声、最初のレコーディングのときのままなんですよ。ピッチを気にするとかそういうところではなく、もう感情だけで歌ってる感じが自分として好きすぎて、そのままにしたんです。もちろん成長した今の私が歌う『会いたいよ』を披露することはできるけど、やっぱりこの曲はその当時に完成したような気が私はしていて。だから、当時の私のギューッとしている感情とかせつなさとかを、この曲からは感じていただけるのではないかなって思いますね」
――今作も3曲3様の表情が詰まった、イイ作品になりましたね。
阿部真央:「阿部真央の曲に強いイメージをもってくれてる人にとっては、『貴方の〜』みたいなバラードはけっこう新鮮かもしれないですね。違った表情を感じてもらえたらいいなぁって思います。私自身、今回のシングルは全部の曲、好き(笑)」
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August 3, 2009
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