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UTAMAP review
moumoon 資生堂“マキアージュ エッセンスグラマラスルージュ”CMソング 一度聴いたら耳から離れない、ポップでキャッチーなサマーチューン! ニューシングル「Chu Chu」リリース!!
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NEW
「Chu Chu」
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収 録 曲
01.Chu Chu
02.moonlight(English ver.)
03.メドレー(2011 Summer ver.)
04.Chu Chu(CM ver.)
05.Chu Chu(instrumental)
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official website
CMは唇が“ぷるるるん”なんだけど、ミュージック・クリップの中ではゼリーがプルプルしています。

──最初に少しお話が出ましたが、「Chu Chu」のミュージック・クリップは、どんな感じに仕上がりましたか?
CD+DVD盤のジャケットにも写っているんですけど、お菓子や小物がベルトコンベアのようになっている机の前をバーッと流れてくるんです。それが全部スゴク可愛い小物ばかりで。多分観ていて面白くて新鮮な…手作り感があるんだけど、新しい感じがする映像になっていると思います。

──流れてくる小物はリクエストされました?
最初に監督さんが、ゼリーを使って“ぷるるるん”を表現したいっておっしゃってくれたので、“何て良いアイデアなんだ”って思って、MASAKI君も私もすごいテンションが上がりました。私もゼリーがプルプルしているって、スゴイ好きなんですよ。CMは唇が“ぷるるるん”なんだけど、ミュージック・クリップの中ではゼリーがプルプルしているところと“ぷるるるん”っていう言葉がハマっているんですね。それを食べている私だったり、楽器を演奏しているMASAKI君だったり。二番に“甘いポップコーン”っていう言葉が出てくるんですけど、そうすると本当にキャラメル・ポップコーンが流れてきて、それを食べている私がいたり。そういう遊び心がいっぱいある、とても楽しいミュージック・クリップです。

──「Chu Chu」の特設サイトにはメイキングの一部が載っていましたけど、ライブと同様、YUKAさんがスゴイ弾けてますよね。
すごく長ーい1日だったんですよ。スタッフの方たちは準備と撮影と片付けと20時間ぐらい、私たちも14時間ぐらいスタジオに居ましたね。終わったのが深夜だったので、もうテンションがずーっと高くて、ずっと笑ってて(笑)。でも、アイデアとか、やりたいことが重なっていると、どれだけでも元気が出てきますね。“これがやりたいから、もう一度撮りましょう”とか、スタッフの皆さんが作品にこだわってくださるのはスゴイありがたいことなので。

──ゼリーが“ぷるるるん”とか。
意外と“ぷるるるん”は一発OKだったりしたんです(笑)。“プルプル感を出したいから、もっと揺らして”とかはあったけど(笑)。でも、本当にスゴイ素敵な作品にしてくださったと思います。感動しました。

リスナーの皆さんが“笑顔になれるキッカケ”になったら嬉しいです。

──ニューシングル「Chu Chu」を通して、どんな想いを伝えたいですか?
音を聴いた瞬間に聴きやすいとか、楽しくてもう一回聴きたくなるとか、そんな風にして入って来て欲しくて。音楽を聴くと自然と元気になれる…やっぱり音楽ってスゴイなって思うんです。自分も気分を上げたい時は音楽を聴くし。例えばお出かけ前とかに聴いて、そうすると何となく世界が明るく見えたりして。
「Chu Chu」の主人公みたいに、全部が大好きで、いろんなものにキスして歩いていけるような…実際にやったらダメですけどね(笑)。この曲の歌詞を書いている時だったり、この曲を演奏していたり、歌っていたりする時は、「Chu Chu」の主人公と同じ気持ちになれる瞬間なんです。こんな人って素敵だなという私の理想が詰まっていたりもするし、私自身が変われるキッカケだったりとかもするんですよね。だから主人公とかまでは考えなくても、皆さんが「Chu Chu」を聴いて、楽しくなれるキッカケになれたら。シチュエーションは海とか、プールとか、夏っていうイメージなんですけど、心の中の話でいうと“笑顔になれるキッカケ”になったら嬉しいです。

同じ曲を違ったアプローチでもう一度聴いて欲しいと思った時に、サウンドではなく歌詞でやってみようと思ったんです。

──c/wは「moonlight」の英語バージョンですが、既にリリースした楽曲の英語バージョンは、既にメジャーデビューシングルの時から作られていたんですね。
「Flowers」も作りましたし、「Do you remember?」とか、いろんな作品の英語バージョンを作っていますね。

──そもそも英語バージョンを作られるようになったキッカケは?
同じ曲を違ったアプローチでもう一度聴いて欲しいと思ったんです。“あっ!英語バージョンもあるんだ”と思う人もいるし、逆に“英語バージョンとなっているけど日本語の歌詞もあるのかな?”と原曲を聴いてもらえたりもするだろうし。サウンドは多分それ自体で完結しているから、“こんな曲もあるんです”というのをリミックスではなく、歌、歌詞でやってみようと。英語にすることで、また聴こえ方が不思議と違いますし。ミックスする時に、この音を外してもっとシンプルにしようとかっていうちょっとした変化はあったりするけど、音はあんまり変えないですね。
だから、英語バージョンで「moonlight」を初めて聴いた方には原曲も聴いて欲しいし、原曲を知っている方にはBGMっぽく聴いてもらえたら嬉しいですね。

──「moonlight」は、そもそもデモの段階から英語詞だったりしたんですか?
「moonlight」は完全に日本語から始めたからデモも日本語でした。メロディも和メロなんだけど、英語にしてみたら流れるようで。ちょっと大人っぽくて艶っぽくて、英語詞もスゴイ好きですね。完全に原曲の日本語詞を訳そうと思って書きましたけど、意外と出来るなみたいな(笑)。最初に日本語で書き始めたけど英語の歌詞の部分が多いから上手くいくだろうって思って作る曲もあれば、“大丈夫かな?”って思いながら書いていて“あぁ〜意外と上手くいって良かった”っていう。今回は後者のパターンでしたね。

ヴォーカルが楽器として良い感じに機能出来たなと思いましたね。

──「moonlight」の日本語詞を訳す中で意識された言葉、フレーズってありますか?
日本語詞に出てくる英単語のキーワードは絶対重ねたいとか。“Tick-Tock”などの言葉遊びも残したかったし。あとはAメロもBメロも、耳元でささやいていて気持ち良い感じをどうやったら出せるかなとか。ウィスパーっぽく歌っているから、リズムと一緒に来てくれるなぁっていう歌詞にしたかったんですよね。楽器みたいにアプローチしてくるヴォーカルにしたかったんです。そういう意味で、ヴォーカルが楽器として良い感じに機能出来たなと思いましたね。

──日本語詞の“めくるめく 次の世界へ”の英語訳が素敵だなって思いました。
何か…出来ました(笑)。ホントに英語詞はパッと浮かびましたね、「moonlight」に関しては。“良かった良かった”って感じで。

──先程、英語のほうがメロディに乗りやすいとおっしゃっていましたが、その分、英語詞のほうが饒舌になるというか…
スゴク分かります。少ない単語で多くの意味を伝えるので。だから言葉の背景が広く感じられたりとかっていうので楽しいなって。英語詞にすることで物語がもっと深くなるなっていうのは、やっぱりどの曲でも感じますね。

──是非、英語詞、日本語詞を読み比べて欲しいですね。
2つのバージョンを2つのプレーヤーで同時再生して、左右で聴くと副音声みたいで面白いですよ(笑)。是非やってみてください(笑)。

“夏の曲、もう残って無いんじゃないかな?”と思っていたら、意外とありましたね(笑)。

──3曲目は「メドレー(2011 SUMMER ver.)」ですが、メドレーも、英語バージョン同様、シングル「青い月とアンビバレンスな愛」のカップリングから作られていますが、メドレーには、どんな想いが?
moumoonを初めて聴く方に“こんな曲もありまっせ”っていうのを知って欲しいと純粋に思ったからです。去年の「Sunshine Girl」の収録曲はサマーメドレーということで夏っぽい曲だけ選曲したので、今年は“夏の曲、もう残って無いんじゃないかな?”って思っていたら、意外とあったから(笑)。もう一度、夏で上がれる曲で、しかも“この曲も良いね”って思って貰えたら嬉しいなっていう気持ちで選びました。

──「Sunshine Girl」からスタートする全6曲のメドレーで、CDを楽しみにしているファンの方もいると思うので曲名は控えさせていただきますが、インディーズ時代の楽曲が1曲入っていますが。
その曲も夏の浜辺に座っている曲なんですけど、インディーズの時の曲を1曲入れたかったんですよね。夏の曲だし、“この曲も知って欲しい!”って思ったから(笑)。知らない人は、きっといっぱい居ると思うし、もう作って何年も経つ曲だけど、メドレーを聴いてくれた方が『Flowers』っていうアルバムも知ってもらえたら嬉しいなって思って。

変わってないと思っていただけるのは、私たちにとってスゴク幸せなことだと思います。

──MASAKIさんも以前 “moumoonの曲を聴いてもらえるキッカケになれば”とおっしゃっていたんですけど、メドレーにもそういう思いがあるわけですね。「Sunshine Girl」でリスナーが広がったというのはあるにしても、英語バージョンにしてもメドレーにしても、moumoonさんご自身は今まで通りに活動しているというか、「Sunshine Girl」が大ヒットしてもmoumoonさんの音楽活動の軸はブレていないっていうような印象を受けて。だからこそ、過去の曲も含めて聴いてもらいたいっていうことを繰り返しおっしゃっているんだろうなって思ったんです。
昔の曲も意外な部分が実は聴いて欲しいところだったりもするから。もちろん、聴いていただけるキッカケは作りたいし、最近は耳にスッと入って来やすい曲を作ることのほうが段々慣れてきたというか、またひとつ成長したから出来たことだと思うし。すごくポップでクセになりそうなサウンドを皆が良いなと聴いてくれたら嬉しいなとは思うけど、その先にはやっぱり「青い月とアンビバレンスな愛」とか「ハレルヤ」とか、もちろんインディーズ時代の「PINKY RING」っていう曲だったりとか意外とロック色の強い曲だったり、それに合わせて自然と歌詞の世界観が深まって出来上がった曲なので。そういうところに入っていって、何か“あっ!何かこういう曲も好きだな”って思って欲しくて活動している感じなので。だから、変わってないと思っていただけるのは、私たちにとってすごく幸せなことだと思います。

──サウンドは経験を重ねて変わっていくというか、進化していくように思うんです。
好みも変わっていくと思いますしね。

“moumoonの曲を聴いてると何か気持ちいいぞ!”そういう風になれたら嬉しいなって思います。

──最後に、「Sunshine Girl」が資生堂“アネッサ”、「moonlight」がイオン“満月ロゼ”、そして今回の「Chu Chu」が資生堂“マキアージュ”と一連のCMソングで、moumoonさん=おしゃれな音楽というイメージが定着しつつあるように思うのですが、ご自身では、いかがですか?
そう言っていただけたら本当に嬉しいですね。男の人もだけど、女子は特に、新しいお洋服を着たりとか髪の毛を染めたりとか、新しいことをしたり、そういう可愛い…自分が好きなものに囲まれている時ってスゴイ元気が出ると思うんですよね。その日の気分にピッタリのお洋服が見つかって、そのお洋服を着て出かけた時はスゴク元気になるし。そういう感じで、元気になりたいからmoumoon聴こうって思ってくれたら、いっぱい元気になって貰える気がするので。例えば、大変な満員電車の中とかでも、学校とか仕事が大変でも、ハッピーな時でも、“moumoonの曲を聴いてると何か気持ちいいぞ!”みたいな。そういう風になれたら嬉しいなって思います。


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August 3, 2011
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