<<前へうたまっぷ
UTAMAP review
平原綾香 ニュー・シングル「おひさま〜大切なあなたへ」リリース! NHK連続テレビ小説“おひさま”メインテーマに歌詞がついた! 歌うのは、自身も“おひさま”の大ファンだと言う平原綾香。 ドラマから感じる事、楽曲への想いをロングインタビュー!
1 │ 2 │
NEW
「おひさま〜大切なあなたへ」
「おひさま〜大切なあなたへ」 amazonから購入
シングル
発売:2011.06.29
ドリーミュージック・
MUCD-5187
\1,050(税込)
収 録 曲
01.おひさま〜大切なあなたへ
02.ヴォカリーズ
03.おひさま〜大切なあなたへ<Vocal-less Track>
コメントもどんどん投稿しちゃおう!
Official Web Site

歌はじまりなので、特に出だしに気をつけました。大地に雫がポンと落ちる、蕾がパっと開く。地球上に何かが生まれていく瞬間をイメージして・・・。

──レコーディングに際しては?
笑顔で歌おうと思いました。ニコニコというより、何もかも受け止めて笑った笑顔と言うか。ドラマを観ていても、毎日15分の中に、泣いたり笑ったりがあるので、その泣き笑いを歌でもしっかり表現したいと思いました。レコーディングの前には、気持ちを高めるために“おひさま”を何度も観直したんですよ。歌いながら、私自身の大切な人達も思い浮かんだし、ドラマの登場人物みんなの顔が浮かんできました。
──陽子は、お父様・お兄様をはじめ、本当にみなさんに愛されているお嬢さんですよね?
そういう幸福な風景を思っても、涙が出てきたし…。
──まさに♪笑うだけで 涙が出たわ〜、ですね?
ほんとにその通りでしたね。
──特に心掛けた点などは?
この曲は、歌はじまりなので、特に出だしに気をつけました。♪ひかりがさし〜という出だしのフレーズは、女学生の頃の陽子のイメージでもあるし、例えば、大地に雫がポンと落ちたり、蕾がパっと開いたり、地球上で何かが生まれていく瞬間を思わせるんですよね。だから、そういう清々しい、きれいな空気と昇ったばかりの朝日を感じながら歌っている。そういう雰囲気にしたいと、イメージトレーニングをしていました。

オーケストラも、ドラムも、ギターも、ベースも、みんなが主役のようなサウンド。とてもカラフルな曲に仕上がったので、ジャケット・デザインもカラフルに!

──サウンド作りに関しては、平原さんもご一緒に?
渡辺俊幸さんとは、色々相談して、デモを録るところからご一緒しました。イメージしたのは、暖かいんだけど、爽やかな感じ。暑いとか、湿気がある感じではなくて、陽ざしはとても暖かいんだけど、日陰に入るとちょっと冷んやりするような、そんな爽やかさを表現したいと思いました。
──特にこだわった点は?
♪ひかりがさし 風が泳ぎ〜という出だしの部分のメロディーがとても好きだったので、エンディングでも、もう一回このメロディーを入れていただきました。
──完成したトラックを実際にお聴きになった時は?
壮大な曲になったなと思いましたし、オーケストラも、ドラムも、ギターも、ベースも、みんなが主役のような感じがして、まるでドラマの“おひさま”みたいだなとも思いました。“おひさま”は、陽子が主人公のドラマですけど、お母さんも、お父さんも、春兄ちゃんも、茂兄ちゃんも、タケオくんも、みんなキャラクターが際立っていて、様々な個性から生まれるドラマを、音楽でも表現できたような気がします。
──CDジャケットのデザインも、とても躍動感があって、太陽のイメージですね?
とても、カラフルな曲に仕上がったので、ジャケットもカラフルにしたいと思ったんです。
──オレンジ色と緑が印象的ですね?
おひさま色を着たくて、オレンジ色を選びました。オレンジと緑。太陽と大地ですね。風をあびながらの撮影だったのですが、風だけではスカートがうまくなびかなかったので、少し踊りながら撮ったりして。とても、お気入りのジャケットとなりました。平原綾香

ハミングだけで表現した「ヴォカリーズ」は、私にとっての大きな挑戦。

──2曲目の「ヴォカリーズ」は、同じ曲のハミング・ヴァージョン。“ヴォカリーズ”というのは、歌詞がなくて、1つの母音だけで歌う歌唱法のことですが?
この「ヴォカリーズ」は、ドラマの中で流れるBGMとして作ったものなんです。だから、楽しい場面でも、悲しい場面でも使えるようにというのが課題でした。今回は“ウ”だけで歌っています。渡辺さんがおっしゃるには、“ア”だとセリフと被った時に、セリフが聞きづらくなる場合がある。“オ”だと強すぎて、低音部分がちょっと怖そうに聴こえたりする。でも、“ウ”は優しい音だから、悲しい時にも楽しい時にもしっくりハマる、と。それで“ウ”一音で歌う事にしたんです。
──“ウ”だけで表現するというのは、どんな感覚なのでしょう?
歌詞があった方が音程もとり易いんですよね。メロディーがハッキリしている曲なので、全部を“ウ”だけで歌うと、誤魔化しがきかない。歌うというより、サックスを吹いている感覚で声を出していきました。“ウ”だけで、喜怒哀楽をどれだけ表現できるのか。これは私にとっての大きな挑戦にもなりました。

震災直後は、自分に何ができるのかわからなかったし、とても無力だと感じたんですけど、今は、私のやるべき事は歌う事だと言えるようになりました。秋までの全国ツアー。全公演、全力で歌いたいと思います。

──6月から全国ツアー“AYAKA HIRAHARA CONCERT TOUR 2011 〜LOVE STORY〜”が始まっていますが、今回は、どんな抱負をもって臨まれているのでしょう?
盛り上がる曲もたくさんあるし、じっくり聴いて貰える曲もあるし、みんながそれぞれの人生を想い浮かべて、泣いたり笑ったりできるコンサートになっていると思います。みんなが一体となって同じ時間を過ごす、みんなで盛り上がるというのは、普段はなかなかできない事だし、コンサートは私にとって本当に大きな楽しみです。自分の中から色々なものが自然と生まれてきちゃう。そういう感じなんですよ。みんなが引き出してくれる。音楽って、歌った瞬間に消えていくものだから、そこにとどまっていないし、やり直しもきかない。それって、私が正に今を生きている証なんですよね。私はいつも、ステージの魔法というのを感じるんですけど、気持ちが落ち込んでいたり、迷う事がある時でも、ステージは私を正しい方向へ導いてくれるんです。体も心も整えてくれる場所がステージなんです。でも、それは、みんなが観てくれている、聴いてくれているからなんですよね。たった一人で同じ事をやってもそうはならない。みんなの前で歌う事が、私自身を整えてくれるんです。だから、私は、みんなのLOVE STORYに寄り添って、みんなに、また明日からも頑張ろうと思って貰えるように、全公演、全力で歌いたいと思います。平原綾香
──これまで以上に、強い意気込みが感じられますが?
震災の影響で、今回のツアーでも中止となった公演もあるし、恒例のファミリーコンサートも3月に予定していたものが延期になったりする中で、色々思う事がありました。歌を歌う、コンサートを開くにも必ず電力が必要で、こういう時に、やるべき事ではないのでは?と思ってしまったり。でも、私のコンサートを楽しみにしてくださっている方が全国にたくさんいらして、被災地でも、コンサート開催に向けて、周囲に呼びかけて、尽力してくださる方がいる。改めて、“求められている”と感じたんです。求められるって本当にうれしい事だなって。震災直後は、自分に何ができるのかわからなかったし、とても無力だと感じたんですけど、今は、私のやるべき事は歌う事だと言えるようになりました。しっかりと笑顔で歌って全国を周る事。それが自分の使命だと思って、ツアーに臨みたいと思います。

AYAKA HIRAHARA CONCERT TOUR 2011 〜LOVE STORY〜

詳細はコチラ!≫


BACK
June 29, 2011
© 2001〜 Interrise Inc. All Rights Reserved Since 2001/4/1