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UTAMAP review
井上ジョー “井上ジョー”のROCKが詰まった 2ndアルバム『DOS ANGELES』リリース!! テレビ東京系アニメ“よりぬき銀魂さん”オープニングテーマ「風のごとく」 NHK“みんなのうた”10月・11月度放送曲「ハロハログッバイ」も収録!!
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『DOS ANGELES』
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アルバム
Ki/oon Records
初回生産限定盤[CD+DVD]
KSCL-1640
\2,700(税込)

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アルバム
Ki/oon Records
通常盤[CDのみ]
KSCL-1642
\2,350(税込)

収 録 曲
01. Can you hear me?
02. 風のごとく -B.B.B. Ver.-
03. HOME
04. ふたりでひとり / The Journey
05. ANIMAL feat.Yoko Yazawa
06. キミゴコロ
07. LIGHTS -Album Ver.-
08. GO★ -Album Ver.-
-Bounus Tracks-
09. CLOSER -English Ver.-
10. ハロハログッバイ
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「HOME」は自分の生まれ育った故郷の歌。その場所の映像をミュージックビデオに収めてこそ本当の自己紹介になるんじゃないかと。

──「HOME」はイントロを聴いた瞬間、目の前に西海岸の風景が広がるようなイメージの曲ですね。
ずっと昔から自分の生まれ育った場所の歌を作りたいなと思ったんですよね。“ロサンゼルスからやって来た井上ジョー”みたいにデビュー時から紹介はされていたんですけど、なかなか上手くそれを表現出来なかったといいますか。ロサンゼルスから来たのは分かるんだけど実際音楽はどうなのっていうところはあったと思うんですよ。「HOME」はメロディが思い浮かんで、徐々に“あっ!これ地元の感じだ”って気がして、歌詞の内容もそれに近づけていったんです。それがやがて自分だけのHOMEの歌じゃなくて、皆と分かち合いたいなっていう、それぞれ皆が生まれ育った場所というか、戻ったらホッと出来る場所を想像できたら良いなっていうことで「HOME」という曲になったんです。ミュージックビデオには自分の地元が映ってますけど、歌詞の内容は限定していないですし、一人ひとりのリスナーがそれぞれの“HOME”を描ける曲になったら良いなって思います。

──「HOME」のミュージックビデオでは、初めて監督をされたそうですが、どんなキッカケで?
"撮りたい撮りたいってずっと言ったんですけど実現しないので、まずは自分でカメラを買うしかねえやって。「風のごとく」のミュージックビデオの監督の方に聞いてカメラを買いまして“撮ります!”みたいな…それで撮っちゃいました。
自分の地元のことを歌っている曲が実は前にもあったんですが、実際ロサンゼルスに帰ってミュージックビデオを撮ることは出来なくて、そこはずっと自分の中でリベンジしたかったことなんです。やっぱり自分の生まれ育った場所の歌を歌うんだったら、そこの映像をミュージックビデオに収めて本当の自己紹介になるんじゃないかなと。今回、「HOME」で実現することが出来ました。

──ミュージックビデオは、どんな仕上がりになりましたか?
故郷で楽しんでる自分を表現するために、あえて友達と一緒に過ごしている瞬間を映像に収めています。後で皆と見て思い出が蘇るみたいな撮り方をしたので、楽しいビデオに仕上がりました。自分が良く見えるようにとか演技もしていない、等身大の自分が映っています。慣れ親しんだ場所ばかり映っていますし、実際の友達や知り合いが映っているので、あらためて“はじめまして” っていう自己紹介に相応しい映像になりましたよね。観ていただければ、きっとハッピーな気持ちになれると思います。

──ちなみに影響を受けた映像作品、例えば映画やミュージックビデオには、どんな作品がありますか?
邦画では、市原隼人さん、中島美嘉さんが出演しているグ・スーヨン監督の“偶然にも最悪な少年”が最高だなと思いますね。カット割りがダッダッダッと早くて次から次へと進展していく感じがたまらなく好きで。それと“真夜中の弥次さん喜多さん”、“パコと魔法の絵本”も、そういう展開とカラフルな感じが好きですね。洋画では“アメリカン・ビューティー”とかドラマ系ですね。洋画を観て実際に映画撮りてーなと思った作品はというと、うーん…“メメント”ですかね。

裏の裏を読まないと絶対分からないメッセージが歌詞に隠されている「ANIMAL feat. Yoko Yazawa」

──「ANIMAL feat. Yoko Yazawa」は初のコラボレーション曲ですが、矢沢洋子さんとのコラボのキッカケは?
洋子ちゃんは高校時代の同級生で、昔から友達なんです。コラボレーションが決まってから曲を作った感じですね。
『DOS ANGELES』では色んな新しいチャレンジをしてるんですけど、アルバムを作る前にライブをやってきて、人との係わり合いから得るものや経験が素晴らしいな、人ともっと係わっていきたいなって気持ちになって。じゃあ誰かとコラボレーションしてみたら絶対に楽しいことになるんじゃないか、お互いに刺激し合えるんじゃないかなって考えたんです。一人でやってると自分の中でのハードルというか基準があって、それをクリアして完成ですけど、誰かと何かをやる時は未知数じゃないですか。例えば歌う時の強さだったり、その人と同じレベルでバランスを取るのが大事な訳で、一人じゃ出ないテンションも出るというか。
「ANIMAL」は最初に僕が歌を入れてから、洋子ちゃんに歌を入れてもらったんです。でも、彼女の歌声を聴いたら“ちょっと俺も洋子ちゃんに負けてらんねーな”と思っちゃいまして、また僕の歌を録り直したんです。そういうところでモチベーションといういうか、インスピレーションが何倍にもなって、素敵な結果を生み出せるんですよね。

──「ANIMAL feat. Yoko Yazawa」は歌詞の内容が、収録曲の中で一番異質な印象を受けました。
ちょっとエロスな感じなんですけども。

──いや、かなりですよね(笑)。
(爆笑)最初もっと酷かったんですけど。でも、かなり裏の裏を読まないと絶対分かんない意味が入ってるんですよね。英語と日本語が分かる人でも分っかんないかもしれないぐらいのメッセージが込められてるんです。英語の歌詞は、ただ何となく言ってるだけじゃないんですよ。だから、意味としてよく分かんねーなみたいな行もあるんです。
ヒントを言うのであれば“響き”です。英語の歌詞だけど日本語でこう聴こえる“ヤベェ、エロい”みたいな(笑)。

──具体的な歌詞は内緒ですか?
かなりハードコアなんで。それと実際に分かったリスナーの方が、“なぁんだ”程度のリアクションでも寂しいので(笑)。でも難易度3万ぐらいですね。もう響きで聴いて何て聴こえるかだけでいいんです。そういうイタズラとかよくやるんですよね。

ホントの真実は英語の歌詞にあったりする場合もあります。

──歌詞を読んで音を聴いて、もう一度歌詞を読んでと、1枚のCDで繰り返し何度でも楽しめると。
言葉遊びは良くするので、やっぱり自分は歌詞カードがスゴイ必要なアーティストだと思うんですよ。“英語と日本語のコレ掛かってんのね”みたいなのがたくさんあるので。ただ聞き流すだけだと普通に聴こえちゃうんだけれども、実際、読んでみたら“えっ!歌詞こうなってんの”みたいなのが井上ジョーには多いので。そこはやっぱり歌詞を見て欲しいですよね。

──ちなみに作詞される時は、日本語、英語、どちらから考えられるんですか?
どっちもなんです。その時によって違うんですよね。ただ言えることは、ホントの真実は、実は英語の歌詞にあったりする場合とかもありますよね。あまり悟られたくないと。そこに実は裏の意味があったりすることはありますね。

──「ANIMAL」ではスゴクそういうところを感じました。
日本語で言うと危険そうだなっていうことを英語にしたりはしますよね。日本語ではドン引きしてしまうような内容も、英語だったらサラッと聴けたりしますし。

外国の方からのリクエストで制作した「CLOSER -English Ver.-」NHK“みんなのうた”のために書き下ろした「ハロハログッバイ」

──「CLOSER -English Ver.-」、「ハロハログッバイ」の2曲をあえてボーナストラックと分けているのは、どのような理由で?
井上ジョーをまだ知らない人がちょっと聴いてみようかなって思ってた時に、気軽に聴けるアルバムであって欲しかったんですよね。要するに、二十何曲も入っていても値段が…みたいな風になるじゃないですか。こういう時代ですし、サッと聴けて何回も聴きたくなるっていう、そのお手軽さを意識してCDを作りたいなって思ったんですね。そうすることによって、1曲1曲に対して色んな実験が出来るというか、1曲の制作に時間を掛けることが出来て、上手くいくまで色んなことが試せますから。胸焼けを起こさないアルバム、スッキリ美味しくいただけるアルバムに出来るなって思ったんですね。その中で、ボーナストラックを付けてはいかがだろうかと。
「CLOSER」はアニメ“NARUTO”の主題歌だったのですが、“NARUTO”は世界中でスゴク愛されていて、僕がやっている“MySpace”に、色んな外国の方から“英語バージョン作って!”というメッセージをいただいたので“やるか!”って。でもファーストアルバムに日本語バージョンを収録していますし、今回はボーナスという扱いでいいのかなという感じですかね。
「ハロハログッバイ」はNHKの“みんなのうた”に書き下ろした曲で、“ROCK”で統一されている本編とは全く異なる音だからボーナストラックにしました。

──確かに、NHK“みんなのうた”の「ハロハログッバイ」と「ANIMAL」は一緒に出来ないですよね(笑)。そのNHK“みんなのうた”で10月からオンエアされている「ハロハログッバイ」ですが、“みんなのうた”に決まった時の感想は?
ヤベー!国家レベルでヤベーみたいな(笑)。良い意味でですよ。キター!っていうホントに嬉しいの一言ですよね。しかも、小さな子供たちが簡単な英語を覚えられる歌というのがスゴク嬉しかったですね。

小さい頃に覚えた歌は一生忘れない。だから子供たちに「ハロハログッバイ」を聴いてもらえるのは素晴らしいことだなって思いますね。

──「ハロハログッバイ」の歌詞のテーマ、ストーリーは、どんなところから作られたのですか?
小さい子供が友達と会って、そして遊んで、最後にサヨナラして、また明日ねっていう1日の展開が歌の中で出来るのがいいんじゃないかなって考えました。“ハロー”から“グッバイ”まで覚えておけば大丈夫ですから。それさえシッカリしてれば友達を作ることは出来るじゃないですか。そういう意味で“ハロー”から“グッバイ”のコンセプトで行こうかなって思ったんですよね。

──歌詞に“My name is Joe”っていうご自身の自己紹介も入っていますが、オンエアでも歌詞はこのまま?
イヤイヤイヤ、放送される“みんなのうた”バージョンは効果音にしましたから。“My name is プルルルルルゥー!”ですから(笑)。曲の意図で言うと“Joe”のところに自分の名前が入るということを示したいだけなんですけど、やっぱりお子さんが見たりもするのでフラットにして欲しいということで。でも、“みんなのうた”の番組テキストには元の歌詞通り“Joe”で載っています。

──“みんなのうた”ということで特に意識したところは?
歌う時にスゴイ歌詞の発音に気をつけました。ウィスパーながらも子音を思いっきり聴こえるようにしましたね。小さい頃に学校で覚えた歌って一生忘れないじゃないですか。だから、その時期って子供にとって貴重な訳ですよね。その時に英語の発音とか、英語の文法とか間違ったモノを注入しちゃうと、それをずっと引きずっちゃう訳ですから。そういったスゴク大事な時期の子供たちに「ハロハログッバイ」を聴いてもらえるのって、ホントに音楽をやっている中で素晴らしいことの一つだなと思いますね。近い将来、英語の簡単な表現は「ハロハログッバイ」を聴いて覚えたんだっていう子供たちが出てきてくれたら、それほど嬉しいことは無いですね。井上ジョー

◆ワンマンライブ決定

JOECASE #04 〜LIVE “DOS ANGELES”〜
2010年11月21日(日)
代官山UNIT
17:00開場/18:00開演
チケット発売他、詳細はオフィシャルサイト http://www.inouejoe.com へ

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October 6, 2010
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