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「モノクローム・ヴィーナス」でのデビューしてから22年。シンガー 池田聡、本格再始動!!大人のカップルの深い愛を歌ったバラード「愛 〜あなたがいてくれたら〜」をリリース!
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〜あなたがいてくれたら〜
雪 〜あなたがいてくれたら〜/佐藤竹善

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シングル
テイチク
発売:2008.10.22
[CD] TECH-15198
¥1,500((税込)
収 録 曲
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01.雪 〜あなたがいてくれたら〜
02.愛の歌
03.モノクローム・ヴィーナス(2008ヴァージョン)

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池田聡オフィシャルHP
──池田さんがご自身で曲を作るときはどんな風に?
ギターでメロディを作って、あとから詞をつけます。必ず曲が先ですね。

──サウンドに関しては?
こういうイメージでこんな風にしたいとアレンジャーに依頼するときは、ギター1本のシンプルな形で渡しますけど、自分でデモまで作る場合は、その時点でほぼ完成形に近いですね。「雪〜あなたがいてくれたら〜」の場合は僕がほぼ仕上げて、レコーディングで使った譜面も僕が書いたものだったんですよ。

──詞を書くときは?
僕の場合は、練り直して、書き直して、進めていく方法ですね。何度も何度も書き直して作り上げていきます。だから、サビのフレーズが浮かんで、それを軸に書いていたはずなのに、ストーリーを進めていくうちに、サビだと思っていたフレーズ自体が消えてしまったり、歌い出しのつもりだった言葉が2番に回ったり、そういうこともよくあります。何度も手で書き直して、これでほぼ完成だというタイミングでPCに向かって清書しています。

──池田さんは、音楽大学でソングライティングの講義もされているそうですが、「作詞」ということに関して、どのようなお考えをお持ちですか?
池田:ずっと思っているテーマが“リアル”ということなんです。90年代に入ってから、シンガー自身に詞を書かせるという風潮が強まりましたよね。本人の言葉こそがリアルだと。
だけど、本当にそうなのかって思うんですよ。本人がこう思ったというのが事実だとしても、ノン・フィクションであることが“リアルな詞”とは限らない。
歌というのは、小説のように多くを語るわけではなく、時間にしたら3〜5分程度のものでしょう。そぎ落として、そぎ落として言葉を選び、限られた設定の中でどれだけリアリティーのある世界を描けるか、それが「歌詞」だと思うんですよね。
昔のプロの作詞家の方々は、ほんとに素晴らしい詞を書いている。歌は世につれ世は歌につれと言いますけど、ほんとに、その時代、その時代の歌を作ってきている。聴く人を惹きこむ見事なストーリー展開がありましたよね。そういう“リアル”さというのは、時代を超えて世代を超えて残っていくんだと思うんです。90年代は、日本の音楽産業の最盛期だったわけですけど、90年代の曲で印象に残っている曲、歌詞というとあまり浮かんでこないんですよね。

────確かにストーリー性のある詞は少なくなっている気がしますね。愛してる、好き、頑張る、あきらめない…と、自分の感情ばかりを綴った詞が多くなっている気がします。
そうなんですよね。例えば、SF小説は、現実には全くありえないストーリーですよね。事実を書くのが“リアル”だとすれば、SF小説は全く“リアル”ではない。でも、秀逸な作品は、そんなことあり得ないとわかっていても、ぐいぐい惹き込まれて、そのストーリーをリアルに感じるでしょう。
「ドラえもん」なんかもそうですよね。猫型ロボットが同居しているなんて、そんなことあるわけないじゃないとわかっているのに楽しめる。それは、みんなが共有している喜びや切なさとか、琴線に触れる部分がリアルだから、設定を超えてリアリティを感じるんですよね。
聴く人にとっての“リアルな手触り”というのかな、胸をえぐる、胸に刺ささる、心を鷲づかみにする・・・歌詞というのは、そういう感触があるものだと思います。

──自作歌詞を投稿されている方に、何かアドバイスをお願いできませんか?
すごく狭い自分のフィールドの中だけで感じたり夢見ていることをそのまま書いても、歌にはならないと思うんですよね。思っていること、感じていることを人に伝えようとするとき、どれだけ素敵に伝えられるか、それがエンターテイメント。歌を作るというのは、ある意味、妄想を形にするという作業ですから。妄想が妄想の域を出ない、空想が空想の域を出ないままではエンターテイメントにはならないんですよ。
空想というのは若者の特権でしょう。大海原の向こうに何があるのか、どんどん夢を見ていいはずです。もっと、もっと、空想を膨らませていいんじゃないかなと思います。

──2009年は「アポロ・ボーイズ」でスタートですね。オジサン世代のロックな芝居として注目を集めていますが・・・。
初回の「アポロ・ボーイズ」(2006年)は、大学時代に“アポロ・ボーイズ”という人気バンドをやっていた5人の男が、20年後に再会。それぞれみんな問題を抱えていて…というストーリーだったのですが、今回は、その続編というわけではなく、全く別のストーリーとなります。

──2006年に舞台「アポロ・ボーイズ」があって、2007年・2008年と2年続けてバンド“アポロ・ボーイズ”で全国ツアーも実施されたんですよね。
最初の舞台「アポロ・ボーイズ」のとき、まだ脚本もできていない段階で、出演者5人集まって、先にサントラを作っちゃったんですよ、バンド“アポロボーイズ”として。アポロボーイズは“20年前に活動していたバンド”という設定だから、その設定で勝手に作っちゃおうって。その段階から、バンド自体がすっごく面白かったんですよ。それで、舞台が終わってからも、バンドだけは続けようということになって。2年続けて、夏に全国ツアーを行いました。もう、ホントに楽しかったですね。

──3年目は、バンドではなく芝居に戻ったわけですね?
元々は舞台から生まれたバンドで、“アポロ・ボーイズ”のメンバーも半分は役者だから、今度は舞台に戻ってみようよって。ライヴと芝居、両方にアクセスできるバンドとして続けていけたら面白いんじゃないかと思っています。


アポロ・ボーイズ
1969年、アポロ11号が初めて月面着陸。あれから30年。
アポロに未来の夢を重ねていた少年たちも40代のおっさんに。僕らが夢に描いていた21世紀ってこんなものだったっけ?
眩しいはずだった“未来”を取り戻すため、青春おっさんバンド“アポロ・ボーイズ”が大奮闘!

■2009年1月7日(水)〜12(月・祝)
■吉祥寺シアター
■出演:曾我泰久・池田聡・みのすけ・草野徹・首藤健祐
http://www.apollo-boyz.com/

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December 22, 2008
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