うたまっぷ  
カラーボトル「合鍵」♪二人並んで歩けば まだまだまだまだ・・・ 最後まで言い出せなかった君への想い。 胸を揺さぶる極泣ソング!竹森マサユキ ロング・インタビュー
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投稿大募集!!カラーボトル「合鍵」にちなんで、 あなたの“伝えたいのに、伝えられなかった想い”を大募集!!  大好きだった“あの人”に、「本当は、こう伝えたかった」「最後に、こう言いたかった、言ってほしかった」「今でも、ずっと想っている」・・・etc。 胸に残る想いを、勇気を出して、“あの人”に伝えてみませんか?
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「合鍵」
カラーボトル「合鍵」

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シングル
ドリーミュージック・
MUCD-5153
発売:2009/7/22
\1,050
収 録 曲
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01.合鍵
02.浅い傷
03.合鍵(instrumental)
02.浅い傷(instrumental)
カラーボトル Official Website
c/wの「浅い傷」も“言いだせない想い”がテーマ。でも、この主人公には、想いを伝えに行かせたかった!

──c/wの「浅い傷」も、言い出せない想いというのがテーマですね。
竹森:僕の中のイメージでは“恋の始まり”なんですけど。でも、元々ずっと好きだった人で、その人にキスされちゃって、どうしていいかわからない・・・“タッチ”の浅倉南が初めてたっちゃんにキスをした時のたっちゃんの反応みたいな設定も全然アリだと思うし。
──お互いが、相手の好意を認識し合っているのに、どちらも言葉にしなくて曖昧なままの2人・・・そんな情景も思い浮かんだりもしたのですが。
竹森:そういう設定も考えられますよね。自分が傷つきたくないから、人と人との関わりを深めずに、自分の事を全部見せないとか、好きじゃないふりをするとか。そういう事ってあるんと思うんですよね。この歌の状況も、もっと踏み込んだら、もう1回キスをしたら、もっと傷は深くなるかもしれないわけで。本当はもっとキスしたいと思ってるはずなのに、そこでやめようとしちゃう。それをね、ガツガツ行かせちゃえ〜って、思ったんです。
──♪今しかないんだ 神様〜からの大展開にはビックリしました。
竹森:ですよねぇ(笑)。この曲も最初は10分以上の長さになってしまって、本当に伝えたい事は何なんだろうって、みんなでものすごく議論して絞り込んでいったんですけど。やっぱり、伝えに行かせようって。この主人公を走らせて、伝えに行かせようって。走らせてやらないと、ホントに辛いよねって。

ハモリ、いいでしょう?ハモリの音量は、最後は1デシ単位で調整(笑)。

カラーボトル 竹森マサユキ──ハモリも竹森さん自身の声ですか。
竹森:全部、僕の声です。
──小節単位で、ものすごく細かく足したり引いたり・・・この細かな声の重なり具合がナンとも言えずイイですね。心のひだのようで・・・。
竹森:イイですよね〜。コードに対しての響きで、ここは少し揺らしたいとか、ホントにそれぞれの箇所で、細かく色々なハモリを試していったんです。最初から引き算する前提で、考えられる事全部トライしてみようって。だから、実際は、もっともっといっぱい他の箇所のハモリも録ってるんです。
──そういう作り方は初めて?
竹森:初めてですね。こんなに細かくやった事はなかったです。実は、けっこう、ハモリの音が大きめに入っているんですけど、これは、ミックスの段階で、ハモリのボリュームを下げると、返ってイヤな目立ち方をしちゃうみたいな現象も出てきて、これだと副旋(ハモリ)の方が目立ちすぎるとか、楽器の音が映えないとか、すごく細かく調整していきました。最後には、もう1デシ単位で聴き比べたりとかして(笑)。真夜中にみんなで、これくらい?これくらい?って聴き比べて。で、一度持ち帰って、改めて聴いてこようぜ、とか(笑)。ライブでは、僕一人だから、こういうハモリはできないですけど、今後の作品づくりに当たっては、より美しいものを作るとか、より感情を伝えるための手法という点で、ものすごく勉強になりました。

ラヴェルのバレエ音楽「ボレロ」がヒントに。終始鳴っているドラムのマーチング・リズムがキーポイント!

──サウンド面では、ナンと言ってもドラムが印象的ですね。
竹森:マーチングっぽいリズム。いいでしょう?
──主人公の心の内を代弁している感じですね。ドキドキ感というか。
竹森:まだ、1コーラスくらいしかできていない段階だったんですけど、プロデューサーと話している時に、「ボレロ」(ラヴェルの有名なバレエ音楽)のリズム・・・終始鳴っているマーチング・リズムのあの雰囲気が、この曲の主人公の止まってしまった時間・・・彼女と会えなくなってから、自分の中でうまく動き出せなくなってしまった時間というのを表現するのに合うんじゃないかって、アドバイスを貰って。あ〜それ、面白い!って。音楽的な遊びの部分でもあるんですけどね。
──バラードだけど、ギター中心のサウンドというのも面白いですね。
竹森:「浅い傷」もストリングスが似合う曲だとは思うんですけど、「合鍵」の方で、ストリングスで包み込むような音づくりをしているので、あえて、ギターを重ねていく手法をとったんです。
──アコギとエレキの混ざり具合が、感情の揺れ動きとか、情景を描写していますよね。
竹森:例えば、金木犀の匂いだったり、花びらが舞う感じだったりとかを、ギターのエフェクトで表現していきたいと思っていて、プロデューサーからアイデアやアドバイスを貰いながら、こういう感じはどう?こんな音はどう?って、色々試して作りあげていったんですけど。
──歌詞の中のキーワードとしては、“金木犀”が効いてますよね。香りって、ものすごく思い出に残りますからね。
竹森:僕の中には、完璧に情景が浮かんでいるんです。仙台で僕が住んでいたアパートから駅まで行く途中に金木犀が咲いている所があって、そこの風景なんですけど。「合鍵」で駅まで送っていく時にもその道を通るので、2つの歌の主人公がごっちゃになっちゃったりもします。すれ違ったらどうしよう、みたいな(笑)。

歌詞は、ノートに手書きです。1曲でノート2冊分くらい使います。

──詞を書くときは、どんな風に?手書きですか?
竹森:ノートに手書きです。1ページをすごく大きく使ってなぐり書きみたいな時もあるし、すごく細かく几帳面に書きたくなる時もあるし・・・色々なんですけど、1曲でノート2冊分くらい使います。
──1曲でノート2冊?どんどん書き変えていくわけですか?
竹森:本当は、メロディと歌詞が同時に出てくるのがベストだと思うんです。それが一番自然だし、メロディーの起伏に対して合っているとも思うので。でも、そうやって最初に出てきた言葉よりも、もっといい言葉、伝わりやすい言葉というのがあると思うので、それを探して試行錯誤していくんですけど。言葉としての意味合いだけでなく、音のノリもあるし。例えば、ここはぜったい、エ段かオ段のファルセットでいきたい、ア段だとあまり声が伸びないから・・・とか。言葉としては、いい響きなんだけど、その音に乗せてみたら、あまり良くなかったとか。そういう制約が生じる中で、最初に生まれた自分の世界観を、人に感じてもらうための歌詞に構成していくという感じですかね。
──“うたまっぷ”には、自作歌詞の投稿コーナーもあるのですが、投稿されている皆さんに何かアドバイスをお願いできませんか?
竹森:歌詞というのは感情そのものが素直に伝わるものがいいと思うので、話し言葉であったり、普段から使っている言葉で書かれたものが一番だと思います。みんなに見られる、みんなの目というものを意識すると・・・もちろん、意識してなくちゃいけないんですけど・・・それに囚われすぎると、つまらないものになっちゃうと思うんですよ。キミが書いた日記の方がよっぽどリアリティがあるし、泣けるんだけど・・・みたいな事ってよくあると思うんです。だから、まずは勢いというか、こねくりまわすんじゃなくて、素直にパンって出てきたものを書くのが良いと思います。カラーボトル 竹森マサユキ

8月は夏フェス、9月から全国ツアー!あらゆる可能性を試して、何でもやっていきたい!

──今後のカラーボトルはどんな風に?
竹森:とにかく何でもやっていきたいです。本当にあらゆる可能性を試してみたいんです。やってみたい事はすごくたくさんあって、例えば、ループに対してメロディーを乗っけるHIPHOPの作り方だったりとか、ラップにも興味あるし。もっとリフの効いたロックサウンドもやってみたい。次にどこに行くか、それは日々わからないんだけど。
──創作意欲が沸いて仕方ないという感じですね?
竹森:もう、新曲を作りたくたくてうずうずしてます。今も、もう、新しい曲をどんどん作ってるんですけど。
──このあとは、夏フェスと全国ツアーですね?
竹森:8月は、夏フェスがたくさんあって。各地の色んなイベントに出演します。夏フェスで「合鍵」をたくさんの人に伝えていきたいですね。夏フェスの後は、9月20日から全国ツアー“COLOR BOTTLE IS HERE!! '09”がスタートします。「サヨナラ」「合鍵」とラヴソングが続いたので、バラードの印象が強いかもしれないですけど、ライヴでは、大暴れもするので、是非、カラーボトルのそういう面も知ってほしいです。

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July 23, 2009
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