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愛内 里菜デビュー10年目に突入! 様々な“ありがとう”を詰め込んだ ニュー・アルバム『THANX』リリース!
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『THANX』
愛内 里菜『THANX』初回限定盤A [DVD付き初回限定盤A]
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アルバム
GZ GIZA studio
GZCA-5180
発売:2009.03.25
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*DVDには“RINAハートMATSURI 2008”収録

愛内 里菜『THANX』初回限定盤B [DVD付き初回限定盤B]
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アルバム
GZ GIZA studio
GZCA-5181
発売:2009.03.25
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*DVDにはシングル3曲のPV収録

愛内 里菜『THANX』通常盤 [通常盤]
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アルバム
GZ GIZA studio
GZCA-5182
発売:2009.03.25
\2,800(税込)
収 録 曲
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【収録曲】
01.THANX
02.素顔のまま
03.Friend
04.Mother
05.アイノコトバ
06.夏の幻
07.君との出逢い〜good bye my days〜
08.Melodies
09.little star
10.Change
11.Feel you
12.thankful for the birthday

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愛内 里菜オフィシャルウェブサイト

自分へのありがとう、親友へのありがとう、そしてお母さんへのありがとう。

──2曲目から、具体的に色々な“ありがとう”が歌われていきますね。まず、「素顔のままで」は、自分自身への“ありがとう”?
愛内:♪ありがとうと自分に言える明日探して・・・このフレーズがこの歌のテーマですね。ちょっと自分の視点を変えるだけで、今置かれている環境がありがたいものに思えたり、ありふれている日常の出来事も、自分自身が感謝すべき出来事って思えば楽しい事になっていくし、ほんとに自分の考え方一つで、いくらでも変わっていけると思うんですよね。歌詞の中で“強がり”という言葉を使っているんですけど、強がったり見栄を張ったりしないで、ちょっと素直になるだけで、ありがとうと言う自分に出会えるんじゃないかって。今の自分に満足がいかないとか、自分がどうあるべきかわからなくて葛藤している人もいると思うんですけど、そういう時の応援歌になったらいいなと思います。

──3曲目「Friend」は、ずばり友達への“ありがとう”ですね。
愛内:親友への“ありがとう”です。プロモーション・ビデオも、制服姿の女の子2人組とすれ違って、自分のそんな時代を思い出すという作りなんですけど、高校時代の同級生の事を書いた詞です。でも、改まって感謝の気持ちを表そうと思ったら、あまりにも近すぎる存在なので、どんな事にどんな風にありがとうを言ったらいいのかわからなくて、歌詞を書くのにものすごく時間がかかりました。10数年の付き合いだけど、やっと、ありがとうって言えたなって。友人も、この歌詞を読んだ時に“泣いた〜。ありがとう”って言ってくれて。みんなも、この曲を聴いて、大事なお友達の事、考えてくれたらうれしいですね。

──4曲目「Mother」は、お母様への“ありがとう”ですね。ご家族への想いを歌にしたのは初めて?
愛内:ここまでダイレクトに書いたのは初めてですね。やっと書けたという感じです。
──自分が子供だった頃のお母さんの年齢に自分自身がなってみて、初めて気づく事、感じる事ってたくさんありますよね。
愛内:ありますよね〜。今の私の年齢の時には、もう私のこと生んでくれてて、お母さんしててんやと思って。うちは共働きだったから、仕事して、家事こなして、大変やったと思う。毎朝、起こしてもらって、ご飯できてるのが当たり前だと思ってたけど、考えてみたら、お母さんは6時頃には起きててんなって。なのに、たまにお母さんが寝坊した日なんか、めっちゃ八つ当たりしてたし。あの頃のお母さんはオシャレとかとは無縁だと思ってたけど、でも、オンナだったんですよね。今、自分がその年齢になってみて、子供の頃、不満に思ってた事が理解できたり、オンナの気持ちでわかり合える気がしたり。女の子はみんな、そんな気持ちになる時があるんじゃないかな。
──お母様には聴いていただいたのですか?
愛内:実は、こういう歌を作ったという事も言ってないんです(笑)。聴かせるのドキドキです。

時間はかかると思うけど、失くした恋にも、ありがとうと言えるように・・・。

──そのあとはラヴソングが続きますが、5曲目「アイノコトバ」は、ファンの方へのメッセージともとれますが。
愛内:そうですね。そう感じてもらえたらうれしいです。愛はもちろん大事だけれど、もう一つ大事な事って言葉だと思うから。

──「夏の幻」と「君との出逢い 〜good bye my days〜」は失恋ソングですよね。これは、終わった恋に“ありがとう”ということですか?
愛内:“ありがとう”まで行くには、相当時間がかかりますよね(笑)。でも、ありがとうってキレイな事やいい思い出ばかりが対象じゃないと思うんですね。その人を通して自分を映した時に、悲しみも含めて成長できた事に対して、ありがとうっていう気持ちをね、頑張って持てたら、次に進めるんじゃないかなって。
──ドラマがある歌詞で80年代歌謡曲の雰囲気も感じます。デビュー当時の松田聖子さんが歌っていそうな…。
愛内:あ〜そう言われてみれば確かに。そういう風に聴いてもらえるのも、すっごくうれしいですね。「夏の幻」は、景色の描写が多いんですけど、季節がくれた恋、季節がくれたモノへのありがとう、そういう想いも書きたかったんですよね。
──「君との出逢い 〜good bye my days〜」では、♪おそろいのストラップ 外せないで・・・とか、超リアルで切ないフレーズもありますね。
愛内:つけたままでいたら、また繋がるかも、またメールが来るかもって思ったり。もし、バッタリ会った時にストラップに気づいたら何か感じてくれるかもとか。そういう乙女心ってありますよね(笑)。みんな、自分の中のストーリーに置き換えて聴いてもらえたらと思います。

ケータイはベッドの中まで…。ケータイには、“ありがとう”がいっぱい詰まっている。

──8曲目「Melodies」は、“僕”という一人称で書かれていますが…。
愛内:歌詞の中では“僕”もよく使うんですよ。私個人の心情をいる時は“私”ですけど、もっと大きな視野で詞を書く時、男女の境界線をなくして、人として訴えたい事がある時に“僕”を使います。愛内里菜という個を消して、もっと俯瞰した位置から、悩みや葛藤を伝えたいと思う詞もあるんですよね。私の中では、そんな風に“私”と“僕”を使い分けています。

──9曲目の「little star」は、音はハードですけど、すっごく可愛い歌詞ですね。♪小さな言葉が照らす little star・・・ケータイのメールってまさにこんなイメージですよね。
愛内:今回、“ありがとう”を言う対象を色々考えた時に、今の時代って、ケータイ抜きには語れないなって思ったんですよね。昔だったら、貰った手紙を手帳の中に挟んで肌身離さず持っているとか、写真を大事に持ってたりとかしたけど、今は全部ケータイでしょう。メールに大事な想いが入っていたり、大事な人の写メを保存して待ち受けにしてたり、愛を語るのもケータイだし、ケータイには“ありがとう”がいっぱい詰まってるなって思ったんですよね。
──ケータイ抱きながら、寝たりしますよね?
愛内:します、します!常に離しませんよ〜(笑)。
──夜、ベッドの中で布団にもぐって、昔のメールとか見ませんか?あの時は、こんな事言ってくれたのに…とか。
愛内:見ます、見ます!めっちゃスクロールです!(笑)
──そして、もちろん保存ですよね?
愛内:そうそうそう(笑)。しっかりカギマークついてます!

今この時、同じ時代に生きている事にありがとう!明日は、1つでも多く、誰かにありがとうが言えるように!

──10曲目の「Change」も“僕”ですが、この曲はどんな“ありがとう”ですか?

愛内:いつも一人でお茶を飲みに行くお店とかないですか。そういう、いつもの席にありがとう、なんです。
──なるほど。確かに、そういうお店や場所は誰にでもありますよね。
愛内:今、悲しい事、辛い事の真っ只中にいたとしても、そういう場所があるのはありがたい事だし、それと同時に、今を乗り越えたら、未来の自分は“今の自分”にありがとうって言うと思うんですよね。そういう考え方ができれば、色んな過去、悲しい事、辛い事も乗り越えていけるんじゃないかって。そういう想いを伝えたいと思ったんですよね。

──11曲目「Feel you」とラストの「thankful for the birthday」はバースデー・ソングですね。
愛内:「Feel you」はラヴソングでもあるんですけど、新しい命、赤ちゃんの誕生に対して、子守唄のような曲が作れたらなと思って書いたものです。子守唄のイメージがあったから、すっごくシンプルで短い曲にしたいなと思って、音も極力省いて、短い言葉で作りたかったんですよね。新しい命への感謝という想いもあるので、新しくお母さんになる方にも聴いてほしいですね。
──「thankful for the birthday」では、同時代に生きている事の喜び、感謝が綴られていますが、同時代に生まれた偶然ってすごい事ですよね。同じ性格、同じ思考で生まれていても、10歳20歳離れていたら、大親友にはなれないし、結婚もできないかもしれないわけで…。
愛内:ほんとにそうですよね。さっきの親友なんか、お誕生日が3月の終わりなんですよ。あと何日か生まれるのが遅かったら、1つ下級生になってたわけで。絶対に友達になってないものね。そう思うと、偶然というか、タイミングが合うってすごいなって思いますよね。だから、ほんとに、今、この時代に生まれた事に意味があるんだなって思ったりもするし、改めて考えると繋がり合えるってすごい事だなって思いますよね。
──♪この時代 この世界 この君がいる ここに生まれて本当によかった・・・このフレーズって、何でもないようでいて、すごく重い一行だと感じました。
愛内:「thankful for the birthday」は、この1曲だけを聴いたら、何でもない曲なんですけど、アルバムを通して、色んな人に視点を向けて色々な“ありがとう”を歌った後で生まれた気持ちがホントにここだったので、みんなも、このラストの誕生日の曲を聴いて、改めて何か考えてもらえたらいいなって、ほんとにそう思います。
──そして、このラスト・ナンバーはまた、1曲目の「THANX」へも繋がっていきますね。
愛内:そうなんです。それでまた1曲目から聴いてもらうと、それぞれの曲もまた少しずつ違って聴こえてくると思うんです。そして、明日には、1つでも多く、誰かに“ありがとう”って言える、自分に“ありがとう”って言える、そういうシンプルな気持ちを持ってもらえたら、すっごくうれしいです。

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March 25, 2009
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