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おとぎ話
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『理由なき反抗』
理由なき反抗/おとぎ話

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アルバム
UKプロジェクト
UKFT-4
発売:2008.10.08
\2,310(税込)
収 録 曲
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01.ネオンBOYS
02.FUN CLUB
03.また、よろしく!
04.おとぎ話の「愛」のテーマ
05.赤へ飛び込め
06.クラシック
07.理由なき反抗(どういう理由か?)
08.BLUE BLUE
09.SMILE
10.俺達に明日は無い!
11.FESTIVAL EXPRESS!!!!
12.とびらをあける
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青春時代のドキドキや意味不明なイライラ、夢と希望が交錯する歌詞。王道J-POPから、グラムロック、フォーク、サイケ、パンクまで、バラエティーに富んだドリーミーなサウンド。約1年ぶり、通算2作目となるアルバム『理由なき反抗』を引っさげて、注目の4人組バンド“おとぎ話”からヴォーカル有馬和樹が登場!
大学の音楽サークルで、楽器初心者同士で始めたバンドが出発点という有馬和樹。
ホントに初心者だったの? どんな風にバンド活動を続けてきたの? ユニークなバンド名の由来は? などなど、知りたいことがてんこ盛り!

──そもそも、有馬さんが音楽を始めたキッカケは?

父が音楽好きだったので、小さい頃から車の中でビートルズが流れていたり、音楽は常に身近なものでした。でも、中学・高校時代は、一緒に音楽の話をするような友達もいなかったし、周囲でバンドをやっている人はみんなヤンキー系で(笑)、自分とは全く接点のないこと、と思ってたんですよね。
それが、大学で音楽サークルに入って、人生が変わりました。ギターは触ったことがある程度で、ほとんど初心者。でも、そういう初心者でも、バンドはやってみたい。それで、サークル内で、初心者ばかりが集まって、バンドの真似事を始めてみた。もう本当に下手クソだったんですけど、やってみたら、目立っちゃったんですよね、自分が。
それまでの人生は、サッカーやってもレギュラーにはなれないし、足が遅いから他のスポーツもダメ。男子校だったから女の子と喋る機会もなく、ジミ〜に端っこで生きてたんです(笑)。それが、バンドでヴォーカルやるようになったら、いきなり注目される存在になった。それで人生が一転しましたね(笑)。

──おとぎ話の結成はどんな風に?

ベースの風間君とは同じ学部の同級生。元々、音楽の嗜好が同じで仲は良かったんだけど、僕がサークルでギターを弾いて歌うようになったら、すっかり感化されちゃって、突然、風間君もベースを始めたんです。それで一緒にやり始めた。それが、おとぎ話の原点ですね。
僕らが3年生のときに、新入生で入ってきたのが牛尾君。後輩なんだけど、僕らより遥かに上手い。もう、すごかったんですよ。こういうギターが入ったら、ものすごくサウンドが広がるんだろうなぁと思って勧誘。それまでは、テクニックも何もないから、ただ押しまくるだけという演奏だったんですけど、初めて、バンドサウンドができあがった。第一期変革期でしたね。

──楽しいサークル活動から、本格的なバンド活動へ転じた契機は?

銀杏BOYZの峯田(和伸)さんにデモテープを渡して、聴いてもらったんです。そしたら、「すごくいい」と言ってもらえて。それで、一気に意識が変わりました。自分達が憧れてCDを聴いていた人に、褒められるなんて。もう、信じられなくて。その後も、色々な人と出会って、僕らの音楽を気に入ってくれる人がどんどん増えていって、もっともっと曲を作りたい、もっともっと歌が上手くなりたいと強く思うようになりました。
それで、銀杏BOYZと対バンできるようになって、ここから加速しそうだと思った矢先に、ドラマーが辞めちゃって。途方に暮れてたら、同じ音楽サークルだった前越君が入ってくれて。第二期変革期というか、ここで更にサウンドが強化されて、意識もまた大きく変わりましたね。
大学卒業時には、就職ということは全然考えなかったですね。僕は可能性を信じていたし。でも実は、単位が全然足りなくて、フルで授業に出ないと卒業できない状況で、就活どころじゃなかった、というのがホントのところです(笑)。 おとぎ話

──“おとぎ話”というバンド名を考えたのも有馬さん?

アメリカやイギリスの60年代のバンドの名前がすごく好きだったんですよ。横文字だと字面も響きもすっごくカッコイイのに、日本語に訳したら、なんだそれ?と拍子抜けするみたいな、あの感覚。それで僕は“FAIRY TALE”という名前にしようと思ったの。でも、張り切ってメンバーに発表したら大ブーイング。大反対! 総攻撃! もう頭ごなしに責められまして。「だいたい、どういう意味よ?」って聞くから「“おとぎ話”っていう意味なんだけど」って言ったら、「そっちの方がいいじゃん」って(笑)。えーーって思ったけど、僕、人の話の流れに沿うのが上手いんで(笑)、「そうでしょ、俺も最初から“おとぎ話”がいいと思ってたのよ」と。・・・それで、“おとぎ話”に決まりました。
日本のバンドってほとんどがローマ字表記でしょう。その中で、日本語の名前って目立つんですよね。例えば、夏フェスのポスターとか、そういう中に“おとぎ話”と日本語で書いてあると、すごく目立つ。だから、よくできた素晴らしい名前だと思っております、ハイ(笑)。

──2ndアルバムのタイトル『理由なき反抗』も有馬さんが?

有名な映画のタイトルと同じだけど、僕は、映画は観たことないんです。ただ、あの時代の映画の雰囲気、切羽詰った感じが好きで、感覚的にしっくりきたんですよね。 今回のアルバムは、“今”というのがテーマなんです。“今”って、生きてるもの全てのテーマでしょう。こうして今、僕が喋っているこの一瞬も、どんどん過去になっているわけで、その一瞬一瞬がすごく大事。一日一日がすごく大切。今回のアルバムにも「俺達に明日は無い!」という曲があるんだけど、レコーディングしながらも、ホントにね、明日がない感じの切迫感があった。
“おとぎ話”というと、ほんわかしたイメージを持っている人が多いと思うんだけど、そういう面だけじゃなくてね、“おとぎ話”って、こういうバンドです!って、伝えるのに『理由なき反抗』って、今いちばんピッタリのタイトルだと思っているんですけどね。
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October 8, 2008
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