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8月20日に今年唯一のシングル「カケラ/Flag」をリリースする川嶋あい。 チャリティーソングとして作られた「カケラ」には、途上国の学校建設支援に取り組む彼女の特別な思いが込められている。「カケラ」が作られた経緯から歌詞に託したメッセージまで、ジックリ語ってくれました。──「カケラ」はチャリティーソングとして作られたそうですが。お話をいただいたのはdff(クリック募金によるNPO支援や、企業コミュニケーションを通じて“持続可能な社会づくり”を推進するサイト)というクリック募金サイトのプロジェクトでした。以前から発展途上国の学校建設の支援活動を行っているので(2005年にブルキナファソ、2007年にカンボジアに学校建設が実現)、アフリカなど恵まれない地域に勉学環境の改善支援をする募金という主旨に共感しました。 中学生の頃から、将来的にそうした国の子供たちへの支援活動をしたいと思い続けていました。キッカケは、当時ニュースで遠い国の恵まれない子供たちの映像を見てショックを受けたことです。チャリティーソングのお話がきまったときに、その断片的な情景が浮かんできて…日本にはない過酷な現実ですよね。それをイメージして曲を作りました。 ──なぜ学校建設を支援するように?いろいろと資料を見たり、NGOの人のお話を聴いたりして、日本の裏側で起こっている遠い国の現実を学んでいく中で、教育が必要ということにたどり着いたんです。日本でもそうなんですけど、まず勉強をして、学んで、そうするといろんな職業に就けるわけじゃないですか。未来を作り持続するためには教育が必要なので、それで学校ですね。 ──どのような楽曲を作ろうと?やっぱり歌詞が重要ですよね。でも訴えかけると言うより、ささやかだけども力のあるような言葉を書きたくて。ただ、押し付けがましい言葉を使ってしまうとリスナーのみなさんが受け入れてくれないと思ったので、伝えたいメッセージを静かに語りかけるような曲を目指しました。 「カケラ」の詞は、遠い地で生きている“あの子”──貧しい国の子供たちではあるんですけど──と、今自分が生きている場所での“現実”との対比を描いていて、誰にでも置き換えることができる内容だと思います。自分が今生きている場所の主人公として考えてみて、そして遠い地で生きている“あの子”って誰だろうっていうふうに感じてもらえたらなぁって。色あせない詞だと思いますし、ずっとずっと歌っていけるような曲だと思います。 |
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September 3, 2008 |