<モデル莉子 MV初主演!> H!dE「メゾン」MV
YouTubeのミュージックビデオ総再生回数は2,000万回を超えるなど、飾らない真摯な言葉で紡いだ「うたものがたり」と呼ぶラブソングが人気を集めるシンガーソングライター、H!dE(ヒデ)。昨年ベストアルバム『うたものがたりコレクション』をリリースし、精力的にライブを重ねてきた彼が、自身初となるオリジナルフルアルバム『STORIES』をリリースする。今作では新たな魅力を発信すべくChara等のプロデュースでも知られる浅田祐介氏らをプロデューサーに迎え、多彩な作家陣との共作によるバラエティに富んだ11曲を収録。切なさ満点のラブソングから優しさ溢れる応援歌、さらに今までに無い大人の恋物語まで、H!dEらしさと新たな挑戦が見事に融合し、本人も「今までのH!dEの色に新たな色が加わって、化学反応起きたんじゃないかな」と語る1枚だ。そんな注目作『STORIES』について、H!dEにメール・インタビューで話を聞いた。リリースに寄せて届けられたビデオ・メッセージと併せてお楽しみください。
──1stアルバム『STORIES』は、ご自身も「今までのH!dEの色に新たな色が加わって、化学反応起きたんじゃないかな」とツイートしている通り、H!dEさんらしさと新たな挑戦が見事に融合した1枚のように思います。浅田祐介さんを始めとするプロデューサーや詞曲も作家陣を迎えてアルバム制作をされたキッカケ、理由をお聞かせ頂けますか?
昨年「うたものがたりベスト」というベストアルバムをリリースさせて頂いたのですが、そこにいままでのH!dEの色は詰め込ませてもらいました。そこから新たな作品を作るにあたって、H!dEらしさとは何かを考えつつも、新らしいH!dEを表現していくことが必要だなと感じました。そこで今までにない色を取り入れるためにも共作という形で、アレンジ、詞、曲共に様々な作家の方たちとタッグを組んで悩みながら、化学反応を追い求めました。前作のような「H!dEらしさ」、または共作などで「全く違ったもの」を作るのはそう難しくはないと思いますが、その2つを上手く融合させるのは、簡単ではありませんでした。その結果、化学反応が起きた良い作品たち、良いアルバムになったと思います。
──飾らないご自身の真摯な言葉で「うたものがたり」と呼ばれる数々のラブストーリーを紡いでいるH!dEさんですが、今作では狩原庸輔さん、etsucoさん、小田駿之介さんと歌詞を共作されていかがでしたか?
これまで作詞に関しては全てH!dE自身で書いてきたのですが、やはり自分からは生み出せない言葉、展開、考え方、を求めて、共作にチャレンジしました。実際共作をしてみて、言葉の選び方、どういう事を考えて歌詞を書いてるか?またメロディーにのせてるか?などとても勉強になりました。今後のH!dEの作詞にも必ず活きてくると思います。
──『STORIES』というアルバムタイトルは、制作中のどんなタイミングで、どのように決められたのですか?
うたものがたり1、2、3、そしてベストとリリースしてきて、「うたものがたり4」というのも自然な流れかなとも思いました。ただ、サウンド、詩、曲共に「新たなH!dE」を追求して制作を進めており、ここから新たなものがたりをスタートさせるという意を込めて「STORIES」と英語表記にしました。様々なものがたりがこの1枚詰め込まれてます。
──それでは収録曲についてお聞きします。幕開けを飾る「最後のキス」は、Charaさん等のプロデュースでも知られる浅田祐介さんが作曲とアレンジを手掛けています。楽曲制作はどのように進められたのでしょうか?
昨年ベストアルバム「うたものがたりコレクション」の制作の際、リード曲のバラード「アイコトバ〜Pinky Ringの誓い〜」を共作させていただいたのですが、その際にH!dEの新たな魅力を引き出してもらいました。今作の制作をするにあって今度はアップな曲、ミドルな曲を浅田さんと一緒に作りたいと思い、プロデュースのお願いをしました。快く引き受けてくださって、再び新しいH!dEの魅力を引き出すために尽力してくださいました。すごく明るい人柄もそうですが、音楽を本当に楽しんでる姿に、本来あるべき姿に気付かせて頂きました。僕ももっと自分の音楽を楽しみながら、届けていこうと思います。
──2曲目の「メゾン」は、共同生活の中で近すぎて踏み出せない、そんな揺れ動く想いを歌っています。歌詞の設定やストーリーは、どんなところから発想されたのでしょうか?
最近よく共同生活の中で恋愛をしていく番組を目にしますが、あくまで恋愛前提であって、もし実際に共同生活の中で恋をしたらどう行動するか?想いを伝えられるのか?その考えをそのままテーマにして歌詞を作家の方と共作させて頂きました。H!dEの楽曲はどちらかというとハッピーエンドな曲が多いので、最後の1行は確かに意外な展開かもしれないです。ただ、僕がもし主人公と同じ境遇だとしたら同じ選択をすると思いますね。そのあとも共同生活が続いてく事とか、他の同居人との関係とか気にしてしまって…(笑)。
──etsucoさんと歌詞を共作している「君らしく」は、そっと背中を押してくれる応援歌でもあり、H!dEさんのファンの皆さんに対する想いを綴っているようにも感じられました。etsucoさんとはどのように作詞を進められたのでしょうか?
etsucoさんとはよくLIVEで共演をしていたのですが、作家としての代表作・西野カナさんの「トリセツ」はもちろんetsucoさん自身の曲もすごくメロディーがキャッチーで繊細で、一緒に何か作れたらなと思ってました。今回のアルバム制作にあたってお願いをしたところ快く受け入れてくれました。最初は女性目線の恋愛ソングをミドルテンポで作ってもらおうと思ってたのですが、etsucoさんから「H!dEの恋愛ソングのイメージを良い意味で壊したい」との提案がありいつも支えてくれてる仲間やファンのみんなへ向けた等身大の想いを描くことになりました。
──また、「星の相合傘」では、今までには無いような大人の恋を描いています。どのようなキッカケから作詞をされたのでしょうか?
今までは純愛な曲が多かったのですが、少し大人な曲があってもいいんじゃないかと思い、略奪愛をテーマに作家さんと共作させて頂きました。メロディーがすごくキャッチーなので、最初はうっすらと略奪愛なのかな?ぐらいの歌詞だったのですが、話し合いの中でもっとわかりやすくしようと、「左の指輪を今夜だけ外してきなよ」のキラーワードが生まれました。この言葉1つで、ものがたりや主人公の想いががより鮮明に表れて、少し大人なH!dEワールドが完成しました。
──「ハッピーエンド」のサビの歌詞には「ハッピーエンドの映画のような」というフレーズがあります。作詞中に思い浮かべていた映画はありましたでしょうか?
この曲を作るキッカケは、聴いてくれた方が少しでも笑顔になってもらえたら良いなと思い恋愛映画のよくあるものがたりをコミカルに面白おかしく歌詞に詰め込もうと思い立ちました。恋愛映画や恋愛ドラマを思い出したり、見たりしながらよくあるものがたりを引っ張り出しました。「花より団子」の雨が降っても待ち続ける待ち合わせシーンや、「好きな人がいること」の主演の2人が最初は意地の張り合いをしてるのに途中から惹かれ合ってるストーリーなど参考にさせてもらいました。是非照らし合わせて聴いてみてください。
──続く「Ai」は、「『おかえり』たったひとことで/こころにすーっと色が芽吹く」というサビのフレーズに心がほっこりする物語ですが、ラストの展開に驚きました。歌詞はどのようなところから発想されたのでしょうか?
最初のデモ段階では高嶺の花だった想いを寄せる同級生と、久々に再会で忘れられない想いを伝える?伝えない?そんなものがたりだったのですが、他の曲とのバランスも考えながら作家さんと共作する中でほっこりするような温かい歌にしようとガラリと内容が変わっていきました。更に途中までは家族やペット、恋人を想いながら聴いてもらえると思うのですが…この辺にしときます。1度目と2度目で聴こえ方が変わってくるかもしれないですね。
──ラストナンバーの「この先のものがたり」は、桑村拓朗さんが作詞、近藤芳樹さんが作曲を手掛けたラブバラードです。「詞曲とも、人に書いてもらった曲を歌うのは初めて」だそうですが、どのような経緯から楽曲提供をお願いしたのでしょうか?
アルバムの11曲の中で最後に完成した楽曲なんですが、今までのH!dEにないラブバラードを作ろうということで、詞曲共に提供のお願いをしました。初めての完全提供曲ということもあり、まずはその曲、歌詞、想いをしっかり読み解くところから始まりました。この曲に関してはボーカリストとして、この曲が最大限活きるようにレコーディングで息を吹き込ませてもらいました。これから作家さんの想いも乗せて届けていきたいです。
──そして今作を引っ提げ、3月30日よりワンマンツアーがスタートします。さらに、7月には地元・岡山県倉敷市の倉敷市芸文館でのワンマンライブも決定しています。それぞれのライブに向けての抱負をお聞かせ頂けますでしょうか?
今作「STORIES」をリリースして初のツアーということで、新曲盛りだくさんのツアーになりますし、福岡から札幌まで全国の応援してくれるみんなに直接歌を届けに行けるということで楽しみで仕方ないです。
いつも支えてくれてるみんなにはもちろん、このアルバムを手にとってくれて、初めてLIVEに足を運んでくれる方にも、楽しんでもらえるそんなLIVE空間にしたいです。そして、7/27には地元倉敷でのホールワンマンが控えてるのですが、このLIVEは西日本豪雨を受けて、倉敷を元気付けたいという一心で決めた僕にとって大きな挑戦です。全国から倉敷へたくさんの方が集まることで、また音楽の力で盛り上げる事で、育った街倉敷に恩返しできたらと思ってます。また倉敷ふるさと大使として、たくさんの方にこのLIVEを通して倉敷を知ってもらえたら嬉しいです。是非アルバム「STORIES」をしっかり聴き込んでLIVE会場へ直接歌や想いを受け取りに来てください。
取材・構成:岡村直明
< LIVE / EVENT >
【インストアイベント】
・1月26日(土) 13:00〜【福岡】キャナルシティ博多 B1Fサンプラザステージ
・1月27日(日) 13:00〜【岡山】アリオ倉敷 屋外イベントステージ
・1月27日(日) 17:00〜【岡山】イオンモール岡山 5F ハレマチガーデン
・1月28日(月) 19:00〜【大阪】ヴィレッジヴァンガードアメリカ村店
・2月01日(金) 19:00〜【東京】HMVエソラ池袋店
・2月02日(土) 13:00〜【東京】タワーレコードグランツリー武蔵小杉店
・2月03日(日) 13:00〜【東京】タワーレコード町田店
【スペシャルライブイベント(アウトストアイベント)】
・2月16日(土) OPEN12:00/START12:30 東京 赤坂AKASAKA CLUB TENJIKU
※チケット配布対象店舗等詳細はオフィシャルHPもしくはレーベルHPでご確認ください。
H!dE ONEMAN TOUR 2019 「STORIES」
3月30日(土) 【岡山】IMAGE
4月06日(土) 【宮城】仙台spaceZero
4月13日(土) 【愛知】名古屋ell.SIZE
4月21日(日) 【北海道】札幌CrazyMonkey
4月29日(月・祝) 【福岡】INSA
5月05日(日) 【大阪】FANJ twice
5月11日(土) 【東京】六本木morph-tokyo
時間:OPEN 17:00 / START 17:30
チケット:3,500円(消費税込/ドリンク代別)
H!dE ONEMAN LIVE 2019〜With KURASHIKI〜
7月27日(土) 【岡山】倉敷市芸文館
時間:OPEN 15:00 / START 16:00
チケット:S席4,500円/A席3,500円/B席(2階席)2,500円(各消費税込)
FC先行、一般発売の日程は近日発表予定。
詳しくはオフィシャルHPをチェック!
※各公演の詳細、最新のLIVE情報はオフィシャルサイト、レーベルサイトをチェック!
■オフィシャルサイト: https://hidetanakake.com/
■レーベルサイト: http://www.tkma.co.jp/jpop_top/HidE.html