現役高校生のシンガーソングライター、足立佳奈。母親が歌手になる夢を諦めさせるために応募した2014年開催の「LINE×SONY MUSICオーディション」で、12万5094人の中からグランプリを獲得。今年9月に両A面シングル「笑顔の作り方〜キムチ〜 / ココロハレテ」でデビューを飾り、自身の夢を実現したシンデレラガールだ。そんな彼女が早くも2ndシングル「フレーフレーわたし」をリリースする。YouTubeで人気のマルチクリエイター、kobasoloとのタッグで贈る今作は、現役高校生の足立ならではの想いがこもった歌詞と耳に残る真っ直ぐな歌声が、くじけそうな心を優しく励ましてくれる応援歌だ。目標に向けて頑張る人にオススメの1曲ということで、足立佳奈にメール・インタビュー今作について話を聞いた。「LINEバイト」のCMのヒロインやフジテレビ『新しい波24』のMCに起用されるなどマルチに活躍する彼女の動向から、今後も目が離せなくなりそうだ。
──8月リリースのデビューシングル「笑顔の作り方〜キムチ〜 / ココロハレテ」でデビューに続き、早くも2ndシングル「フレーフレーわたし」がリリースとなります。「うたまっぷ」初登場ということで、まずプロフィールからお聞きします。そもそもデビューのキッカケは、母親が足立さんの歌手になる夢を諦めさせるために、2014年開催の「LINE×SONY MUSICオーディション」に応募した事だそうですが、そのオーディションで12万5094人の中からグランプリを獲得した時はどんなお気持ちでしたか?
応募の話を聞いた時は、勝手に動画を送った母親に怒っていました。
オーディション当日は、初めてステージに立ったので緊張して逃げ出したくなりましたが、みんなの声援が聞こえて頑張ろうと思いました。
グランプリを獲得した時は信じられなくて夢かと思いました。
──グランプリ獲得後は学業を中心に歌やダンスのレッスンに専念していたそうですが、満を持して今年8月30日に両A面シングル「笑顔の作り方〜キムチ〜 / ココロハレテ」でデビューを飾り、ご自身の夢を実現されました。歌手デビューが決まってからここまでの活動を振り返っていかがですか?また、思い出に残っている出来事なども、お聞かせいただけますでしょうか?
グランプリを獲ってからの3年間はあっという間でした。
ついにデビューが決まった時は不安な気持ちもありましたが、この3年間で培った経験を活かして頑張ろうと思いました。
初めてのLINEバイトのCM撮影ではテレビでいつも見ている松重豊さんとの共演ということもあり、とても緊張していたことを覚えています。
特に思い出に残っていることはお仕事で東京に来た時にモスバーガーを初めて食べたことです!
──ちなみに、「歌手になりたい」という夢を抱いていた頃は、どのようなアーティストに憧れ、どんな音楽を聴いていたのでしょうか?
音楽が好きになったきっかけはアンジェラ・アキさんの「手紙」を聴いた時です。
初めて音楽で心を動かされました。
──そして11月22日に、2ndシングル「フレーフレーわたし」をリリースされます。目標に向けて頑張る人への応援歌で、作詞、作曲は、YouTubeで人気のマルチクリエイター、kobasoloとのタッグですが、楽曲制作はどのように進められたのでしょうか?
この曲はツイッターで期末テストの勉強中に自分を励ます曲としてアップした15秒ソングをもとにコバソロさんと制作させて頂きました。
作詞の際に聴く方みなさんが共感できるような応援歌になるようこだわりました。
──現役高校生の足立さんならではの想いがこもった歌詞と、優しく励ましてくれるような歌声が耳に残りますが、レコーディングはいかがでしたか?
もちろんサビの「フレーフレーわたし」のフレーズはお気に入りですが、落ちサビの「言えないことだってあるよ、悔しかったよ、それでも来たよ」の歌詞は特に気持ちを込めて歌いました。
──初回生産限定盤のBlu-rayには「フレーフレーわたし」のビデオクリップが収録されています。どのような作品に仕上がりましたか?また、撮影はいかがでしたか?
ビデオクリップにはコナミスポーツ体操競技部の選手のみなさんにも出演して頂きました。
アスリートの方も私たち学生にも人には言えない辛いことや悔しいことがあります。
でも自分を信じて進み続ければ必ずいい結果が待っているというメッセージが伝わる作品になっています。
──さらに、初回生産限定盤、通常盤ともに初回プレス分には、ハンガリーの首都ブダペストで撮影されたデジタルフォトブックのダウンロードIDチラシが封入されています。YouTubeには「フレーフレーわたし」Web CM ブタペスト編も公開されていますが、ブダペストでの撮影はいかがでしたか?
初めての海外でのお仕事だったので決まった時から楽しみにしていました。
ブタペストには歴史的な建造物がたくさんあり街並みがとても素敵でした。
写真にもありますが、市場で食べた伝統焼菓子の「クルトシュ」がおいしかったです!
──2曲目の「君とクリスマス」は、カントリー調の心躍る軽快なポップチューンです。クリスマスの過ごし方に思いを巡らす歌詞が印象的ですが、歌詞はどのようなところから発想されたのでしょうか?
友だちと過ごすクリスマスはもちろん楽しいけど、いつか好きな人と過ごすクリスマスに憧れているという、同世代の子たちにも共感できるような歌詞にしました。
──そして、3曲目の「いいね!」は、SNSをモチーフに恋心を描いた歌詞が同世代の共感を呼びそうです。主人公のモチーフは足立さんご自身ですか?
主人公は自分自身ではなく、自分が考える理想の女の子を想像して作りました。
──同世代からの絶大な支持を得て更なる活躍が期待されますが、今後の抱負、目標をお聞かせ頂けますでしょうか?
今はまだ共作という形で曲作りをしていますが、もっと勉強して経験を積んでゆくゆくは私一人の作詞、作曲の曲をリリース出来るようになりたいです。