一瀬貴之(Gt):https://twitter.com/ichi_moshimo
宮原颯(Ba):https://twitter.com/SO_MOSHIMO 本多響平(Dr):https://twitter.com/KYOHEI_MOSHIMO |
<Profile> 女性の複雑な心情を独特の語感でカラフルに描く歌詞世界、吸引力抜群の純真可憐な歌声、中毒性のあるメロディーと緻密なサウンドで、若者に人気の新世代ギターロックバンド。 元CHEESE CAKEのVo&Gt:岩淵紗貴、Gt:一瀬貴之に、Ba:宮原颯、Dr:本多響平が加わり、2015年4月に福岡にて結成。 2016年5月にデビューシングル「猫かぶる」をリリース。 同年9月には1st mini album「命短し恋せよ乙女」をリリース。第一興商が今注目のアーティストを強力PUSHする「D-PUSH!」、さらには、全国5大都市のステーションが選ぶネクスト・ブレイク・アーティスト「JFL presents FOR THE NEXT」に選出。「命短し恋せよ乙女」のミュージックビデオは、若者のSNSを中心に日々拡散し、YouTubeにて150万再生を突破する。 2017年に入ると、日本テレビ系「バズリズム」の音楽関係者が選ぶネクスト・ブレイク・アーティスト「これはバズるぞ2017」を始め、GEOネクストブレイク2017、FM802「ROCK KIDS」など、各所でネクスト・ブレイク・アーティストに選出。 5月10日には、2nd mini album「触らぬキミに祟りなし」をリリース。これがタワーレコードのPUSHアイテム「タワレコメン」に選出される。その新作を引っさげ、渋谷WWWを含む4大都市ワンマンツアー2017夏「今宵もキミにこころあり」を開催。全公演早々にSOLD OUTとなった。 10月4日に1st EP「支配するのは君と恋の味」をリリース。SHIBUYA CLUB QUATTROを含む4大都市ワンマンツアー2017冬「恋の怪物は君のすぐそばに」を開催する。 |
MOSHIMO「支配するのは君と恋の味」MV(Full ver.)
岩淵紗貴(Vo&Gt)、一瀬貴之(Vo&Gt)、宮原颯(Ba)、本多響平(Dr)の4人から成る新世代ギターロックバンド、MOSHIMO。今年5月にリリースした2ndミニアルバム『触らぬキミに祟りなし』が話題を呼び、夏のワンマンツアーも大盛況に終え勢いに乗る彼らが、1st EP「支配するのは君と恋の味」をリリースする。MOSHIMOらしいメロディアスで疾走感溢れるロックナンバーはもちろん、言葉と音が胸に迫るミドルバラードや、今までに無いタイプのブギーロックなどカラフルなサウンドの4曲を収録。胸キュン必至のピュアな恋模様、なんだかんだで好きという複雑な女心、真夜中の心の葛藤をリアルに描く歌詞も、若い世代を中心に共感を呼びそうだ。ということで、『触らぬキミに祟りなし』に続き、今作のリリースに寄せてMOSHIMOからビデオ・メッセージが到着!収録4曲について熱く語ってくれたメール・インタビューと併せてお楽しみください。10月29日からは冬のワンマンツアーがスタート。夏のツアーは全公演早々に完売となっただけにチケットはお早めに!
──今年5月の2ndミニアルバム『触らぬキミに祟りなし』に続き、1st EP「支配するのは君と恋の味」をリリースされます。この間、リリースイベントに夏のワンマンツアーと多忙を極めていたように思いますが、今作は、いつ頃から制作をスタートされたのでしょうか?また、制作にあたって、特にこだわったのは、どのようなところですか?
岩淵紗貴(Vo&Gt/以下、岩淵t):制作は5月ぐらいからスタートしました。たった4曲されど4曲でしたね。春先から制作してたのに、なかなか納得がいくものができなくて、本番のレコーディングに入っても歌詞を前日まで考えたりしてました。
「ギャップ」というものを意識して作りました。曲調(サウンド)からは想像できない甘い歌詞(物語)を入れたり。EP全体を通しても違う表現をしている4曲が収録できたと思ってます。
後は聴いてて、世界が分かりやすくなるように言葉選びもよく考えました。その中で記号っぽいっというか、「えっ?何があったんだろう?」みたいな言葉を入れ込んだり。例えば、支配するのは君と恋の味のDメロ部分。「君のシャツの隙間から…」から始まる部分なんですが、これは私らしい表現ができて嬉しかったですね。相反する物って違和感があるんですが、その違和感が良い意味でクセになるんですよね。音楽って意味恋愛に似てる部分があるなと思ってて、ギャップや色気って、つい惹かれちゃいますよね。
EPになった理由はシングルじゃ物足りなかったので。ただの爽やかな良い子ちゃんバンドじゃないよ。って(笑)。
一瀬貴之(Gt/以下、一瀬):昨今の音楽シーンは、一曲毎にダウンロード出来る時代という事もあり、一曲が「商品として」ダイレクトに判断される時代だと考えています。そんな時代の中、EPとして出す意味を考えた時に、全曲しっかりメッセージのあるモノ、聴き手が飽きずに楽しんで貰えるアレンジを考え、制作しました。
僕自身、ロックからレゲエ、R&Bやアイドルまで、様々なジャンルの音楽を聴くので、多種多様なビート感やサウンド、おいしい所をアレンジに取り入れる事を意識しつつ楽しんでいます。
またワンマンツアーを経て、ライブでお客さんが楽しめる様にハンドクラップを入れられる場所を作ったり、掛け合いのパートを作ったり、耳以外でも楽しんで貰える仕掛けを作ることも意識しています。
──岩淵さんのキュートな歌声で幕を開け、2曲目はイントロから「えっ!?」と驚き、そして疾走感溢れるロックチューンに、最後は今まであまりなかったブギーロックと、耳が離せなくなる多彩なラインナップですが、レコーディングはいかがでしたか?
一瀬:全曲違うアプローチなので、特に音作りにはこだわってレコーディングしました。全曲ドラムセットを別のパターンで組み変えたり、アンプを吟味したりする事に時間をかけました。
「この音だ!」と、いい音が作れた時の現場の空気感はたまらなく好きですし、そういったサウンドの違いや空気感の違いが詰まったEPになっているので、その辺も注目して楽しんで欲しいです。
とくに表題曲の「支配するのは君と恋の味」は青春感、疾走感、感情の溢れる様を表現する為にあえて一発録りのテイクワンをベーシックトラックに採用しました。
岩淵:その曲、その曲にあった歌が歌えました。ディレクションも一緒にやらせてもらえたので、皆んなで話し合いながらできて、楽しかっですね。次でやってみたいことも出てきたりしました!
──また、資料を拝見した時に、まずジャケット写真に目が留まりました。これまでの作品はイラストでしたが、今回初めて岩淵さんがモデルの印象的なビジュアルです。制作はどのように進められたのでしょうか?
一瀬:今回は表題曲のみずみずしさを表現する為に動と静のコントラスト、瞬間を写真でキリトリたいと構想して臨みました。みずみずしくもあり、どこか物悲しさや、不安、叙情感を表現する為に写真はあえて、フィルムで撮影しています。さらに今回はイラストではなく、岩淵が出た事でバンドのフロントマンとしてのイメージがよりみなさんに伝わりやすくなったと思います。
岩淵:今までのジャケットは、「ある女の子の物語を客観的に歌ってる自分が欲しかった」という理由があって、イラストにしてました。でも今回は、私の中で変化もあって、これをきっかけに誰が歌っているのか。をきちんと知ってもらいたいというのもあって、写真にしました。撮影はびちょびちょに濡れました!(笑)
──それでは、収録曲についてお聞きします。タイトルナンバーの「支配するのは君と恋の味」は、「君の飲んでた炭酸ジュース」をキッカケに、片想い相手により一層恋心を募らせる女の子の心情を描いた胸キュンラブソングです。楽曲制作は、いつ頃、どのように進められたのでしょうか?
一瀬:ファーストインスピレーションは、真夏の晴天の真っ直ぐ続く道で、女の子がジュースを飲み干した後に、しゃがんでスニーカーの靴紐を結び直した光景を見て、「この後、この真っ直ぐな道を進んでいくんだろうな。」と、思った所から「最後の一滴を飲み干した後に 支配するのは君と恋の味」というフレーズが浮かびました。
少し未来に不安気な思いを抱えていたりする雰囲気もイメージし、そこから岩淵と片思いソングとして広げたいとディスカッションしながら制作に臨みました。また、ファーストインスピレーションを大事にする為、8ビートを軸にストレートだけど力強い曲に仕上げる事にこだわりを持ち制作しました。
岩淵:好きな人の事を思う女の子のワンシーンを切り取っていこうと思って作りました。キュンキュンしたかったので毎日何時間も青春恋愛マンガや、アニメを見てました(笑)。「どうしたらこの気持ちは伝わるのかな?伝える勇気もないんだな…。嫌いになれたら楽なのに、でも恋をすると毎日が輝いて楽しくて、ちょっとしたことがくすぐったい。」そんな気持ちをストレートに書いてみました。
──「支配するのは君と恋の味」のミュージックビデオは、どのような作品に仕上がりましたか?また、撮影はいかがでしたか?
一瀬:ストーリー仕立てなんだけど、歌詞にベタベタではない世界観を作りたく、監督さんと何度もディスカッションしました。
バンド演奏は自然体を意識し、バンドメンバーの他に客観性を出す為、現役学生世代の中井さんに出演して頂きました。
曲の世界観にピッタリの演技、それ以上のパフォーマンスで、本当にMVも含めて楽しんで頂ける作品になったんじゃないかと思います。恋をしている人、恋をしたい人の胸にズキズキ突き刺さるMVになったと思います。僕自身も何度も見ちゃっています(笑)。
岩淵:モデルの女の子がとにかくイメージにぴったりの女の子でした!水の抜かれたプールでの撮影だったんですが、その切なさと青春さの中での演奏だったので、物語の女の子と自分達がリンクできた映像になったと思います。
あと、今までで一番激しく動き回りました!(笑) ロックバンドとしても素敵な映像になったと思います!
──真夜中の心の葛藤を綴った2曲目のミドルバラード「悪魔のつくりかた」は、「おめでとう 君はそう 選ばれし者/この世の中の底辺」、「見つからない どれも本当の自分なのに」といったフレーズが印象的で、最後の1行の歌詞とアコースティックギターのアウトロの余韻が耳に残ります。アレンジはどのように進められたのでしょうか?
一瀬:岩淵から最初にAメロ(ようこそ僕は悪魔~)のフレーズを聴いたときに、正直バックトラックがなくても物凄くインパクトがあり、このポテンシャルの素材をアレンジするのはいい意味で大変な作業になると思いました。アレンジとは洋服だと僕は考えていて、どの洋服をこの曲に着てもらうか、とても時間がかかり悩みました。
真夜中の葛藤や少し内向的な世界観を表現する為には、ウォームなのに無機質な相反する音が必要だと考えました。アコースティックギターでウォーム感、ドラムとベースをあえてサスティンを抑え、無機質感を演出する事にしました。
また、テンポの隙間を作る事でより低音を出す余裕が生まれるので、しっかりと低音の聴いたR&Bにも近いサウンドメイクが出来たと思います。そういう相反する違和感の組み合わせ、バランスがハマりとても不思議な面白いアレンジになったと思います。
岩淵:最初はアコギで深夜にポロポロと作ってました。それから一瀬にアレンジしてもらったんです。歌詞をかなり優先して、ダークな鋭いワードが生かせるようにしてくれたと思います。足したり引いたりはかなり一瀬と話し合いながら進めました。
この曲も、本当の自分なんですよね。コンプレックスを埋める曲であり、コンプレックスを言ってしまった曲でもあります。
──3曲目の「96メモリー」は、恋人を想う複雑な乙女心を歌う疾走感溢れるロックチューンです。「96メモリー」というワードが歌詞にはありませんが、タイトルはどのように決められたのでしょうか?
岩淵:色んな意味が込められてます(笑) 内緒です♡ ちなみに、私の母は誕生日が9月6日なので自分の誕生日だと勘違いして喜んでいました。が、それは間違いです(笑)。
──ラストナンバーの「白い自転車」は、街の風景や主人公の心情の描写が印象的ですが、歌詞はどんなところから発想されたのでしょうか?
岩淵:欲のままに書いた曲です!(笑) 一瀬のプライベートスタジオに向かう時に、私は自転車に乗って向かうんですが、その行き帰りで、「今日は上手くいくかなー?!」と思いながら、自転車に乗って鼻歌からできた曲です。
刺激(インプット)するのもがないと中々浮かばないもので、それは突然やってきたり、拾いにいったり…。毎日、毎日もっともっと楽しい事が欲しい!貪欲に進みたいと思って作りました。
MOSHIMOでは今までにない曲調です。80~90年代の気だるいけどナウい感じ!(笑) 日々の気だるさとその中の輝きを雰囲気で感じる曲にしたかったので、それができたと思ってます。
──さらに、初回限定盤のDVDには、全公演早々に完売となった今夏のワンマンツアーより、東京・渋谷WWW 公演の5曲のライブ映像が収録されています。渋谷WWWライブはいかがでしたか?
岩淵:初めての映像作品だったのでどうなるか不安もあったんですが、CD音源とは違う臨場感が詰めこむ事ができました! ライブ感というか、攻撃的なところもヒリヒリしてて、その場の熱気が伝わってくる作品になりました。
一瀬:渋谷WWWでの公演で感じた事は、お客さん一人一人の僕らへ対する熱や愛情がオープニングから伝わってきた事です。みんなの表情が曲ごとに変わり、それを見た僕らも、「応えたい」と想いをぶつけられたライブだったと思います。5曲収録されていますが、曲ごとに違うバンドに見えるのもいい意味でのMOSHIMOの魅力だと思っています。
カット割りなど含めメンバー全員で試行錯誤し制作しました。ミックスでもあえて直し作業をほとんど行ってないので、当時の音をそのまま詰め込んだ映像になりました。ライブならではの臨場感を楽しんで頂ければと思います。
──その夏のワンマンツアーは大盛況で幕を閉じ、益々注目度が高まる中、10月28日より、MOSHIMO ワンマンツアー2017冬「恋の怪物は君のすぐそばに」がスタートします。今回のツアーに向けての抱負をお聞かせいただけますでしょうか?
岩淵:今回のライブツアーのコンセプトは「好き」 がテーマです。好きな人、物、事…に向かって進むのは楽しくてドキドキして日々を輝かせてくれますよね!? でも、自分の思い通りにいかなかったり、違う答えが返ってきたり…報われなかったり。上手くいかない分だけ、苦しんだ分だけ、強くなれるし、人に優しくなれると思うんです。
「好き」って感情は無限のパワーを感じるんです!! 私は「好き」があるから毎日が豊かになってる気がする!
MOSHIMOってわりと自分勝手で好き放題やってる人間の集まりなんですよ(笑)。だからみんなと一緒に好きな事に夢中になって、挫けながらも進めるライブにしたいと思ってます。その「好き」にもう一歩踏み込めるきっかけになるようなライブにしたいです。
一瀬:最近ライブをしていて感じている事は、ライブにエンターテイメント性を特に求められている時代だと感じています。そしてSNSの台頭も影響しているのかもしれませんが、お客さんとの「コミュニケーション」もライブの中でより一層求められていると思いますし、ただ曲をやるだけではなく、ライブでしか味わえない「体験」こそがひとつの価値になっていると考えています。
演出ももちろんですが、みんなでハンドクラップで遊んだり、ジャンプしたり、グループによっては振り付けがあったり、じゃんけんしたりと、、、音楽の枠を超え、部屋で一人で音源を聴いているだけでは味わえない体験をどう作っていくかを考えて、冬のワンマンツアーに活かしたいと考えています。
必ず来て楽しかった。感動した。と思ってもらえるようなライブを作りたいです。そしてなにより僕たちが楽しみます!(笑)
< LIVE / EVENT >
◯ MOSHIMO「支配するのは君と恋の味」発売記念ライブ&サイン会
10月15日(日) 13:00~&15:00~【福岡】タワーレコード福岡パルコ店
11月12日(日) 18:30~【愛知】名古屋パルコ西館1F
11月13日(月) 19:00~【東京】タワーレコード新宿店7F
12月02日(土) 14:00~【札幌】タワーレコード札幌ピヴォ店
◯ MOSHIMOワンマンツアー2017冬「恋の怪物は君のすぐそばに」
10月28日(土) 【大阪】梅田 Banana Hall
11月03日(金・祝) 【愛知】名古屋 ell.FITS ALL
11月05日(日) 【福岡】BEAT STATION
12月09日(土) 【東京】SHIBUYA CLUB QUATTRO
※各公演の詳細、最新のLIVE情報はOfficial HPをご確認下さい。
http://band-moshimo.net/