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UTAMAP review
岸野里香が結成した本格派バンドの2ndシングル!時に優しく時に強く背中を押してくれる応援歌「ビバ無我夢中」8月30日リリース!!
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「ビバ無我夢中」
「ビバ無我夢中」 [初回盤A CD+DVD]
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シングル
発売:2017.08.30
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発売:2017.08.30
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DREAMUSIC・
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収 録 曲
〈CD〉
01.ビバ無我夢中
歌詞 試聴 PV視聴
02.Youthful Days
歌詞 試聴 PV視聴
03.サヨナラには負けない
歌詞 試聴 PV視聴
04.ビバ無我夢中(instrumental)
05.Youthful Days(instrumental)
06.サヨナラには負けない(instrumental)

〈初回盤A DVD〉
・初ワンマンライブ「Over The Top First Live 2017 ~Together to the TOP~」 2017年7月6日(木) Shibuya WWW Xの模様を収録

〈初回盤B DVD〉
・「ビバ無我夢中」Music Video+メイキング
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<Profile>
2016年10月15日にシンガー転身を目指し、NMB48を卒業(1期生として約6年活動)した岸野里香が本格派バンド“Over The Top(読み:オーバー・ザ・トップ)”を結成し、アーティスト活動をスタートさせることを発表。
2017年5月31日にはDREAMUSIC・から「僕らの旗」でメジャーデビュー。8月30日には2ndシングル「ビバ無我夢中」をリリースする。
“Over The Top”には“限界を超えて”という意味があり、バンド名を体現すべく、ヴォーカル岸野里香を支えるバンドメンバーには元チリヌルヲワカのギター坂本夏樹 、universeのベース永見和也、元the Lampsのドラム田中裕基と、バンドの経験値の高い実力派メンバーを揃え、本格的なバンドサウンドを演出する。

Vo.岸野里香(きしの りか)
1994年6月4日生まれ。
元NMB48のメンバーで、一期生として2010年にNMB48加入。
一期生の中でも周りから頼りにされ、後輩からもよく相談を受ける姉御肌なタイプ。
2016年のAKB48選抜総選挙では66位にランクイン。
2016年10月15日、シンガーへの転身を目指し、NMB48を卒業。

Gt.坂本夏樹(さかもと なつき)
1985年8月28日生まれ。
元チリヌルヲワカのギタリスト。

Ba.永見和也(ながみ かずや)
1986年5月11日生まれ。
バンド「universe」のベーシストとして2010年メジャーデビュー。

Dr.&DJ 田中裕基(たなか ゆうき)
1987年2月7日生まれ。
元the Lampsのドラマー。

【Over The Top】ビバ無我夢中(8/30発売!)-

シンガー転身を目指しNMB48を卒業した岸野里香が、元チリヌルヲワカの坂本夏樹(Gt)、universeの永見和也(Ba)、元the Lampsの田中裕基という凄腕メンバーと結成した本格派バンド、Over The Top(オーバー・ザ・トップ)。今年5月にシングル「僕らの旗」でメジャーデビューを飾り、7月に東京・渋谷WWW Xで行った初のワンマンライブも大盛況に終えた4人が、早くも2ndシングル「ビバ無我夢中」をリリースした。「無我夢中にガムシャラに頑張ったっていい!」そんな想いが込められた歌詞が、時に優しく、時に強く背中を押してくれるOver The Top流の応援歌。TBS「トコトン掘り下げ隊! 生き物にサンキュー!!」エンディングテーマ、テレビ埼玉「高校野球ダイジェスト」テーマソングとして発売前から話題を呼んでいるナンバーだ。リリースに寄せてOver The Topからビデオ・メッセージが到着!岸野が語る歌詞のオススメポイントとは!?さらに、バンド結成の経緯から「ビバ無我夢中」の楽曲制作やDVD収録の初ワンマンライブについても語ってくれたメール・インタビューと併せてお楽しみください。

──シンガー転身を目指していた岸野里香さんが結成されたOver The Topさんですが、バンド結成のキッカケ、経緯をお聞かせ頂けますか?何故ソロシンガーとしてではなく、バンドを結成されたのでしょうか?
岸野里香(Vo | 以下、岸野):歌が昔から大好きで、NMB48に入って沢山お仕事をいただく中で、やっぱり歌を極めたいと思い卒業を決意しボイトレを開始しました。NMB48のときに生バンドを初めて観て聴いて1から音楽を作るってかっこいいなと感動しました。バンドメンバー3人と出会ったのは、もっと後で、ボーカルをやってみない?と声をかけて頂きました!
田中裕基(Dr & DJ | 以下、田中):元々、男メンバーはそれぞれ別でバンドをやってたりサポートの仕事をしてたりだったんですが、それぞれの活動がストップするタイミングがほぼ同じで、僕らで新しくバンドやろうよ、って話になって。
坂本夏樹(Gt | 以下、坂本):なんかやるなら女性ボーカルが良いなと。
田中:誰もボーカルが取れないので、ボーカル探そうってなった時に、知り合いのスタッフの方から「いい人いるよ」って紹介してもらったのが里香ちゃんで。実際に会って、里香ちゃんの歌を聴いたら、「きた!これだ!」っていう感覚があって。
永見和也(Ba | 以下、永見):よし、やるか!みたいにバンドが始まりました。

──ちなみに、岸野さんはアーティストとしてデビューする前は、どのような音楽を聴いていたのでしょうか?
岸野:オールジャンルで聞きますが、Mr.Childrenさんが1番好きです!BLACKPINKさんもよく聞きます!

──5月のメジャーデビューシングル「僕らの旗」に続き、早くも2ndシングル「ビバ無我夢中」がリリースとなります。収録3曲全てがタイトルナンバーに成り得るクオリティですが、どのような経緯で「ビバ無我夢中」がタイトルナンバーに決定したのでしょうか?
田中:Over The Topは1stシングル制作時からずっと、「すべての曲がリード曲になり得るクオリティ」を目指しているので、そう感じていただけたのはすごく嬉しいです。
岸野:歌詞を書いてくださったzoppさんが決めてくれました!とてもお気に入りです。もともと違う歌詞で、ライブでは歌っていて、テンポやメロディ等、メンバー4人がとても気に入っていて、今回表題曲になりました!
坂本:かなり初期の頃からやってたし、なにより一番好きだったから。
田中:「ビバ無我夢中」は、実はかなり前から原形が出来上がっていた曲で、スタジオで初めて合わせた時からメンバー全員「この曲、ズバ抜けてめちゃくちゃいいね」って話していたんですよ。他の曲も全部もちろんいいんですけど(笑)。
永見:シングルをリリースするにあたって収録する曲はどれもA面になれる曲にしようという風に作っていて、その上で今に一番ふさわしいものであったり、メッセージであったりを考えて最終的に『ビバ無我夢中』になったんですが、M2の『Youthful Days』とギリギリまでどっちのが良いのか考えていました。ただ『ビバ無我夢中』はバンドが始まってすぐに作っていたデモの中にあった一曲で、その時からメンバー全員「これ、いいね!」ってなってましたし、レコーディング前からライブでやっていて手応えも感じていた曲でした。”カッコつける感じ”というより”楽しい感じ”のOver The Topらしさが出ている一曲だと思うので、これがタイトルナンバーになって良かったです。バンドの空気感も感じてもらえると思います!

──作詞は修二と彰さんの「青春アミーゴ」を手掛けたzoppさん、作曲はベースの永見和也さんですが、楽曲制作はどのように進められたのでしょうか?
永見: 僕が作る曲は全てメロディー先行で作るのでこれも曲から先に出来ました。結成当初からあったデモの中の一曲です。学生時代からGreen Dayが好きで、軽快にハネるリズムの曲を作りたくて、一番最初はサビから出来ました。楽しさの中にも切なさがある部分も入ったメロディーが出来たな、と思って、それに対してAメロ、Bメロ、イントロと、まずは1コーラスの土台を作って、ナッキーさん(坂本夏樹)とユッキー(田中裕基)にギターとドラムを考えてもらいました。ライブが決まっていたので、そこでやるためにフルコーラスにして、自分達で歌詞をつけて披露しました。手応えはあったんですが、やってみて一旦俯瞰で見たときにもっと展開をドラマチックにしたいなと思ってその後に大サビ(ギターソロ後)を作りました。この部分は曲で一番言いたいことを言う部分になるな、と思ったので力強さのあるメロディーを目指しました。ここは拘りたかったので、4回ぐらい作り直してやっと満足いくものが出来ました。
全体が出来てからは、何度も来るサビの中での歌メロに変化を付けようと思いました。同じものを繰り返すより後半にかけて盛り上がっていきたいので。ラストサビだけメロディーがシンコペーションしている箇所があったり、一部のメロディーに変化をつけてもっと感情が伝わるようなものにしました。
他に拘ったところだと、デビューシングル「僕らの旗」収録の3曲に関しては、自分のそれまでの活動の中で培ったバンドのノウハウだけでやっていたのですが、Over The Topとしてもっと踏み込んだ所に行けないかなと思った時に、その要素は何だろう、と色々考えて、3ピースのサウンドで拘れるものといったらコードだと思ったんです。今まで作ってきたものは基本的なトライアドコードで成り立たせていて、それはそれでシンプルでかっこいいんだけど。でも「ビバ無我夢中」ではもっとメロディーに細かく寄り添って、よりメロディーを活かせるようなコードにしたくて。試しにメロディーだけの譜面をオーケストラの知識のあるピアニストの方に渡したらどんなコード進行になるのだろうと思ってやって頂いたら、僕の解釈とはまた違ったものが帰ってきて。元々曲は完成していたのですが、レコーディング数日前にそのコードを踏まえて僕なりにコードを全て組み直しました。そうした結果オンコードやメジャー7thやaugのコードが結構入ってきて、結果的に切なさが加えられたり曲の展開が広がりました。コードが1小節の中でも何度も変わるとこもあって複雑なので、Gtのナッキーさんはきっと大変だったと思うのですが(笑)、やって良かったです。
今のがコードに拘りたいと思った一つ目で、あと二つ目は、例えばアルバムやライブで色んな曲をやったときにトライアドだけだと正直飽きてしまうなと思っていて。響きの要素が色々加わることで曲にもライブにもバリエーションを持たせられるなと思いました。
あとナッキーさんのGtソロが曲のフックになっていて、僕はハズしたモノを作るのはそんなに得意ではないので大きく展開を変えてくれました。
歌詞に関しては、一旦自分達で書いたものの、表現の幅をこの2ndのタイミングで広げてみたい、というのがあり、今回zoppさんにお願いさせて頂きました。元々のテーマの根本やバンドの空気感も汲み取って下さって、良さの中にも面白みがある歌詞に仕上げて頂いてすごく気に入ってます。自分達の書いた歌詞だと1音だったところに2文字の言葉が入っていたり、歌詞でスピード感が出ている部分もあって、自分じゃその発想は出てこなかったので勉強にもなってます。

──「ビバ無我夢中」の歌詞で、ご自身がお気に入り(オススメ)のフレーズと、その理由をお聞かせ頂けますか?
岸野:「諦めたり誰かのせいにするのは 簡単だけどもうやめにしよう/君にしかない 未来へ行こう!」
曲調、場所的には1番盛り上がるのですが、実は冷静にさせてくれる歌詞であり、自分らしさを取り戻せる部分だと思います。
坂本:「ビバ無我夢中」
こんなに耳に違和感を残すのに普通に聴ける造語なかなかないと思います。
永見:たくさんあるんですが、最後サビの「みんなガムシャラ 迷子になったっていいよ」のところです。曲をたくさん作ってると良く迷子になるので響きます(笑)。それでも作り続けないといけないし、続けていれば良いものに辿り着けると信じてはいるけど、どうしても弱気になってしまう瞬間はあるので。それと、この部分の歌がすごく良くって。特に最後の「いいよ」はすごく力強い。より歌詞がズシー、と来ます。
田中:里香ちゃんと同じで「諦めたり誰かのせいにするのは 簡単だけどもうやめにしよう/君にしかない 未来へ行こう!」です。夢を追ったり目標に向かっていると悔しい事とか苦しい事とか山ほどあるけど、そこで逃げてしまったら夢は夢のまま。全部受け入れて、自分を信じて進んで行こうという、勇気をもらえる歌詞で、好きです。

──岸野さんの真っ直ぐな歌声と特徴的なリズムが印象的ですが、レコーディングはいかがでしたか?
岸野:とにかく歌詞が伝わりやすいように一生懸命歌いました!楽しかった思い出です!
坂本:とにかく音色。ギターの音はむちゃくちゃ良く録れてると思います。
永見:今回はスケジュールの関係で仕方なく歌を先にレコーディングして、その後に演奏を録ったんですが、逆にそれが良い作用を生んだ気がします。歌のテイクが単純にすごく良くて。1stの「僕らの旗」の時から格段に進化していて、より力強く、語弊を恐れずに言うならばバンドっぽくなっていました。その歌に合わせることでよりライブに近いテンション感でレコーディング出来ましたし、良い意味でリズムの揺れ、波が作れたと思います。具体的に言うならば、歌に対してのドラム、ベースのリズムの捉え方っていうのがそれぞれ違っていて、ドラムは歌に寄り添い、ベースは歌に寄り添いつつも少し後ろにいる。箇所によってはベースがドラムよりとんでもなく後ろにいて、下手したらズレてるんじゃないかっていうぐらいなんですけど、これが4人合わさると心地良いグルーヴ感になっていて、バンドって面白いな、って改めて思えました!
田中:里香ちゃんの歌の表現力が1stシングルよりも格段に増していて、その歌に引っ張られていい演奏が出来たと思います。演奏隊はワンマンライヴの翌日にレコーディングだったりスケジュール的にかなりタイトだったんですが、ドラムは全曲ほぼ1テイクで決められました。今回のシングルはレコーディングよりも前にライヴでやってたりスタジオで合わせたりしていた曲達なので、1stシングルの時よりもよりいいグルーヴで録れていると思います。『ビバ無我夢中』のDメロから大サビに向かって少しずつ熱量を帯びていくようなドラムプレイに注目して聴いて欲しいですね。

──初回限定盤BのDVDに収録されているミュージックビデオは、どのような作品に仕上がりましたか?また、撮影はいかがでしたか?
岸野:とにかく男性3人ががんばってくれました!シュールでもあり一生懸命な姿に注目してください!とにかく晴れて暑かったですが、気持ちいい撮影でした!
坂本:走る、と聞いてたので1ヶ月ほどしっかり自主トレーニングを積んだけど、それでも年齢的にきつかった。もう若くない。
永見:バンドマンとは思えないぐらい全力でスポーツしてます。普通のMVのバンド演奏シーンを取るだけでそれなりにハードなイメージがあったのですが、今回の撮影は何倍もハードだったと思います(笑)。一日の流れ的には、陸上→バンド演奏→水泳の順番でした。バンド演奏のときは既に足が限界だったので死にそうになりながら演奏してます。僕とナッキーさんは中学のときにやっていた陸上の種目が同じだったので、その種目で対決してます。ナッキーさんが速すぎて置いてかれてますけど(笑)、途中の僕のコケるシーンは是非見て欲しいです。結構なスピードで転がっているんで。
田中:かなり面白いMVに仕上がりました。バンドのMVでメンバー自身が走ったり泳いだりしてるMVって他にないんじゃないかと(笑)。まさかバンドのMVでシャワーシーンを披露する事になるとは思わなかったです(笑)。快晴の空の下、陸上トラックの真ん中でドローンを使ったりしながら演奏シーンを撮影したのが、すごく気持ちよくて楽しかったですね。MV監督の石井さんにも感謝です。

──一方、初回限定盤AのDVDには、東京・渋谷WWW Xで7月6日に開催されたばかりの初ワンマンライブの模様が収録されています。初のワンマンライブはいかがでしたか?
田中:直前まで試行錯誤して挑んだワンマンだったし、バンドの初のワンマンだったのでどういう形になるのか未知でしたが、とにかくやったれ!精神で挑みました。結果的に色んな発見がありましたし、僕らのスタート地点になったライヴだと思います。
岸野:本能のままに動いたなと思います!パワーは感じてもらえたんじゃないかと思いますが、バンドとして、1つになる。これが次の課題だとおもいます!お客さんが温かかったです!
永見:初めてのワンマンライブは、まずそこに辿り着くまでが本当に大変でした。CD一枚、3曲しか世に出てない上に、そもそも曲が無かったのでデビューの5月から急ピッチで曲を作って、アレンジして、歌詞上げてというのをキャンペーンやインストアライブの合間をぬってやっていました。他の仕事もしなければいけないので、精神的には元気でしたが本当に死ぬかと思いました。それを経て迎えたワンマンライブは反省こそたくさんありましたが、あっという間で本当に楽しい時間でした!とにかく来てくれた人が温かくて、ステージとホールで声を出し合うことが出来て最高だったけど、やっぱり支えられてる感は強かったと思います。もっと凄い景色を見せられるバンドになっていきたいと思ったし、こんな曲あったら良いなとか、もっとこうしたら良いとかも沢山思えたので忘れられない一日になりました。ライブ映像観て欲しいです!!

──カップリングは「ビバ無我夢中」とはまた違った魅力を放ち、コチラも永見さん作曲の疾走感溢れる2曲を収録しています。2曲目の「Youthful Days」は、“頑張る君に「頑張れ!」なんて言わない”というサビのフレーズが印象的です。岡嶋かな多さんの作詞ですが、作詞をお願いした経緯をお聞かせいただけますか?
岸野:曲調歌詞共にとても気に入っていて、表題曲に負けない1曲だと思います。
永見:これも曲が先に出来ていて、サビが最初に2パターン出来ました。それで、良かった方をサビにしてAメロをとりあえず作ろうと思ったのですが、中々良いのが浮かばず、ふと思いついたのがサビの2パターン目をAメロに出来ないか思って。ただそれだと繋ぎの部分が難しいからAとサビの間のリフを作ってやってみたら、すごく良いじゃん!と思って嬉しかったです。間のリフの部分も気に入ったので曲の最初に入れたら良いんじゃないかと思って入れて、それに対してイントロをつけて、という流れで作りました。この曲もDメロ~ギターソロの部分は思いつくまでに時間がかかりました。Dメロの演奏は少し暗い感じなんですが、歌詞は希望に溢れていて、ギターソロでサウンドが明るくなった時にそれが爆発する感じになったのが気に入っています。拘りポイントとしては、ラストサビで尺を延ばしてドラマチックな展開になるようにしたところです。歌詞でいうと「生き抜いていこうよ最高のYouthful Days」の部分です。最後のYouthful Daysのメロディーを変えているところは特に気に入ってます。
歌詞の話をすると、これも『ビバ無我夢中』と同じく自分達で書いた歌詞があったのですが、表現の幅を広げたくて岡嶋かな多さんにお願いしました。岡嶋かな多さんの書く歌詞は語りかけるような口調の歌詞を書かれるイメージがあって、この曲は疾走感はあるけれどメロディーの優しさはあると思っていたので、良いものが出来るんじゃないか、とワクワクしていました。寄り添うように語りかけてくれる歌詞に仕上げて頂いて、イメージにぴったりだし気に入っています。「神ってる人にはなれない」っていう歌詞は自分じゃ絶対浮かばないし書けないって思いました。

──3曲目の「サヨナラには負けない」は、Over The Topさんの作詞ですが、制作はどのように進められたのでしょうか?
岸野:4人がそれぞれのサヨナラを経験しているからこそ出来た1曲だと思います。
サヨナラは次のステップ。悲しい言葉じゃなくて、次に踏み出す橋みたいなものだと思います。
私自身それをとても実感しています。
坂本:とにかく耳に引っかかる言葉を選びました。
永見:デモの1コーラスを作った時点で『サヨナラには負けない』というタイトルで作っていました。4人ともグループで活動していた過去があって、卒業であったり脱退であったり、活動が止まってしまったりした経験があるからこそ歌える歌があるんじゃないかと思っています。言葉や発想は里香ちゃんから生まれたものも多くて、それを整理したり新たに言葉を入れたりして、歌詞のアドバイザーの方もいたのでその人にも言葉の案をもらいながら作っていきました。
Aメロの最初に出てくる『解散』という言葉は、色んなことを考えると思います。音楽の世界だけじゃなく世の中で解散するグループって沢山いるし誰もがハッとする言葉だと思うのでここで入れました。そういうものの理由は本当にそれぞれだと思うし、世に出てる理由も本当じゃないかもしれないし、色んな事情がある中で別れという選択肢を選んでいるはずです。その時は辛いこともたくさんあると思うけど、だけどそれだけじゃなくて同時にたくさんの希望や道も生まれているはずで。僕はuniverseという15年続けたバンドが去年活動休止になり、メンバーと疎遠になってしまうのかとも思いましたが、家族より一緒にいる時間が長い人達とそんなことで関係が変わる訳もなく、良く連絡も取るし音楽の話や相談もするし、何よりそれぞれの道で頑張っているのをお互い認め合える関係になれてます。なんか、そうなれたのってOver The Topというバンドを始めて、精一杯打ちこめるものに出会えたからこそなのかなって思えていて。だからこれから別れがあって不安を感じている人がいたら、今まで築いてきた関係はきっとそんなに脆くないし、前を向いてお互い頑張っていることを分かり合えたらもっと絆は強いものになると思うから、そういうことを伝えたい曲です。気に入っている部分は最後の「夢を狩りにいこう」です。普通だったら「夢を掴む」とかだと思うんだけど、世の中って理不尽なこととか自分じゃどうしようもないこともたくさんある。けどそういうのを知りながらもその状況がなるべく楽しくなるように、少し斜めからモノを見ながらもちゃんと戦っていくようなイメージで「狩り」という言葉はピッタリかなと思うので気に入ってます。
田中:メンバー全員それぞれ今まで色んな活動をして来て、色んな「さよなら」を越えて今に繋がっています。そんな僕らだからこそ書ける歌詞を書こうという想いで、メンバー全員で言葉を持ち寄って作り上げていきました。
出だしから「解散」という言葉をあえて使ったり、聴く人をハッとさせる言葉選びにもこだわりました。

──群雄割拠のバンドシーンにおいて今後益々の活躍が期待されますが、メンバーの皆さんが考える「Over The Topらしさ」とは?さらに、今後の抱負、目標をお聞かせ頂けますでしょうか?
岸野:とにかく楽しいステージ!いつも笑顔が絶えない私達が、ライブに来てくれたみんなを巻き込んで行きたいと思います!
とにかく沢山対バンをして、経験を積んで行きたいです!
坂本:横一線みんな仲良し、も良いけど、各々キャリアもあるのではっきりと格の違いを見せつけて行きたいです。
永見:ライブしていて、自分達自身がとにかく楽しいんです。どのバンドもそうじゃん?って言われそうだなとかも思うんですけど、多分、他に類を見ないぐらい楽しさが半端じゃなくて。そこが一番Over The Topらしさなのかなと思っていて、そういう楽しさが観ている人にも伝染して、どんどん輪の中に入ってきてもらって、みたいなことをこれから沢山やっていくライブで積み重ねていけたらと思ってます。その輪がどんどん大きくなって、バンドマンとしてどうやっても憧れる「日本武道館」のステージでこのバンドで単独公演を出来たら最高です。それが今の大きな目標です。
田中:Over The Topは「アイドル出身の岸野里香を中心に誰かに作り上げられたバンド」じゃない、って事をこれからの活動で見せていけたらと思いますね。僕らは仲が良いので(笑)、メンバー間でワイワイやってるそれが、強みになるんじゃないかなと。僕も、私もあのワイワイ騒いでる仲に入りたい!って思ってもらえるようなバンドになっていきたいですね。
目標は、日本武道館ワンマンです。

August 30, 2017
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