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イトヲカシ3週連続ボイス・メッセージ公開&インタビューTwitter合算フォロワー数55万人以上!路上ライブ動員数は計3万人以上!ワンマンLIVE ツアーは即完売!話題のユニットが遂にメジャーデビュー「スターダスト / 宿り星」9月21日リリース!!
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「スターダスト / 宿り星」

※初回封入特典:「双星の陰陽師スペシャルステッカー」

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収 録 曲
〈CD〉
01.スターダスト
歌詞 試聴 PV視聴
02.宿り星
歌詞 試聴 PV視聴
03.スターダスト(instrumental)
04.宿り星(instrumental)

〈DVD〉
01.「スターダスト」Music Video
02.「宿り星」Anime Music Video
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伊東歌詞太郎(Vo)
宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key)
※イトヲカシオフィシャルTwitter始動予定
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伊東歌詞太郎(Vo):
<Profile>
伊東歌詞太郎(Vo)と宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key)による、2人組ユニット。日本語を大事にした歌詞・メロディセンス・力強い歌声が織りなす琴線に触れる楽曲を、他者とは一線を画す展開で発信する2010 年代型アーティスト。
2012 年より動画サイト・SNS・路上ライブを中心に活動を開始。並行して、様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースワーク、サポートミュージシャンなどの活動をそれぞれが個々で行う。特に動画サイトにおいてその歌声とメロディセンスが大きな話題を呼び、投稿動画総再生数は2,500万回、twitter フォロワー数は合わせて55万人以上と異例な存在となった。
4年間の準備期間を経て、3回の全国路上ライブツアーにて計3万人以上を集める規模感にまで成長した事を受け、2016年5月11日に初の全国流通盤ミニアルバム『捲土重来(けんどちょうらい)』をリリース。オリコンウィークリー5位を獲得し、5月14日~6月11日 にこちらも自身初の全国ライブハウスツアー「イトヲカシ first one-man tour『捲土重来』」を開催。チケットは全会場即完売となった。同年夏にはかねてよりの夢であったROCK IN JAPAN FES.2016にも出演を果たす。
9月21日に満を持してエイベックス・トラックスよりメジャーデビュー!!

イトヲカシ ボイス・メッセージ

第3回 「宿り星」について

第2回 「スターダスト」について

第1回 イトヲカシについて

伊東歌詞太郎(Vo)と宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key)による2人組ユニット“イトヲカシ”。2012年より動画サイト、SNS、路上ライブを中心に活動を展開。特に動画サイトにおいてその歌声とメロディセンスが大きな話題を呼び、投稿動画総再生数は2,500万回、twitterフォロワー数は合わせて55万人以上と人気が拡大。さらに、今年5月にリリースしたインディーズ盤ミニアルバム『捲土重来』はオリコンウィークリー5位を獲得し、初の全国ライブハウスツアーも全会場即完するなど、その勢いはますます加速している。そして、いよいよ9月21日に両A面シングル「スターダスト / 宿り星」でメジャーデビューを果たすということで、イトヲカシの2人に直撃インタビュー。「路上ライブとネット配信は同じぐらいの重さがある」と言う彼らは、4年間で3回の全国路上ライブツアーを重ね、計3万人以上を集めるまでに至ったという。その路上ライブに対する想いから、「スターダスト」「宿り星」の制作について、そして今後の抱負までタップリ語っていただきました。

路上ライブとネット配信は同じぐらいの重さがある

──今年6月に東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEで行われた『捲土重来』ツアーのファイナル公演を拝見しました。伊東さんの特徴的な耳に残る声、宮田さんの躍動感溢れるベースプレイが印象的でした。今回のツアーはいかがでしたか?
伊東歌詞太郎(Vo):路上ライブツアーは何度も周っていますけど、ライブハウス・ツアーは今回が初めてでした。僕は路上もライブハウスも、どちらのライブも同じぐらいイトヲカシの大きな柱だと思っています。それぞれ違った魅力がありますが、ライブハウスは単純に音響が良い(笑)。大きな音を出せるし照明もあるし、路上ライブとはまた異なる楽曲の魅力を引き出すことが出来るから、今回のツアーでそれを届けられた事が僕は一番嬉しかったですね。
宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key):僕は路上ライブではピアノとアコースティックギター、バンドでライブをやる時は基本的にベースをプレイしています。そもそも人と会うのが好きなので、アンサンブルがすごく楽しいんです。今回のツアーを周って、あらためて自分は複数の人とセッションするのが好きなんだって実感しましたね。ライブを重ねるごとにその経験がインプットされて、バンド形式のライブでも戦えるんではないかという手応えもありました。
──そのツアーファイナルでメジャーデビューを発表した時は、超満員の会場が歓喜の渦に包まれました。
宮田:ステージから見たあの光景は、今思い出しても胸が熱くなります。
伊東:僕もすごく驚きました。メジャーデビューから新しいステージに行く感覚は、以前に比べたら薄れてきているような気がしていたんです。ですが、あのライブでメジャーデビューを発表した途端、皆が驚いて、さらに泣いている子まで居て。自分の事のようにお客さんが喜んでいる光景を目の当たりにして、僕たちは今ファンの皆さんに愛されている事を痛感しました。本当に幸せな瞬間でしたね。
──また、MCでは、告知もせず正体も明かさず路上ライブをすることがあると話していて驚きました。今回のツアーは全会場即完、さらにメジャーデビューも決定している中で、あえて素性を隠して路上ライブをするのは何故ですか?
伊東:やっぱり原点なんです。そもそも路上ライブは、以前バンドを組んでいた時に、ライブハウスの動員を増やす目的で始めたんです。当時は川崎駅で1回3~4時間を週5回、月20回ぐらい歌っていましたが、足を止めて聴いてくれる人はほとんど居ませんでしたね(笑)。当時は、僕の音楽、僕の歌の力が弱くて人を立ち止まらせることが出来なかったんではないかと思っていました。でも、何年もライブ経験を積んだ今ならお客さんを立ち止まらせることが出来るかもしれない。もし立ち止まってくれなかったとしても、路上ライブを始めた時の気持ちを思い出せるだろうと思って、告知もせず名前も明かさず、昔と同じ川崎駅で路上ライブをやりたかったんです。結果、延べ100人ぐらい立ち止まってくれました。「自分の音楽で人の心を動かしたい!」と音楽を始めた初期衝動が蘇ってきて最高でした。
宮田:イトヲカシを全く知らない人の前で路上ライブをやるのは、いわばアウェーゲームだと思うんです。確かに曲に対する反応はシビアですよね。でも、それを経験するからこそ、事前に告知をしてファンの皆さんが路上ライブに集まってくれる今が当たり前ではない事や、ファンの皆さんへの感謝の気持ちを忘れないと思います。それに、僕たちの音楽を知らない人に聴いて貰うには、やっぱり路上ライブが一番的確だと思っているんです。
伊東:僕たちはそう思っています。ただ、路上ライブは労力を使うし、移動に時間も掛かるし、人手も掛かる。だから、様々な人から「そんな非効率な方法は止めて、同じ手間を掛けるならインターネット上に楽曲をアップしてより多くの人に聴いて貰ったほうが良いのでは?」とよく言われるんですよね。それでも僕は路上ライブとネット配信は同じぐらいの重さがあると思っています。どちらが優れているということではなく、それぞれに意味がある全くの別物なんです。ファンの皆さんに直接会って「ありがとう」と感謝の言葉を伝えたい。ライブハウスに来られない人にも僕たちの生の歌声を届けたい。だから、路上ライブは出来る限り、これからも続けて行きたいと思っています。

流れ星にお願いをするくらいなら自分に願いを掛けようぜ!

──「スターダスト / 宿り星」の2曲は、メジャーデビューが決まってから書き下ろしたんですか?
伊東:そうですね。アニメ『双星の陰陽師』のエンディングテーマのお話があって、まず「宿り星」を書かせて貰ったんです。それで、「宿り星」をデビューシングルに収録することになったのですが、イトヲカシの楽曲には「宿り星」のようなバラードもあればアップテンポなナンバーもあります。だから、僕らの音楽性をより理解して貰うためには疾走感のある楽曲も聴いてもらったほうが良いのではと考えて、「スターダスト」を書き下ろしたんです。
──資料では、伊東さんが音楽のルーツになった曲として「When you wish upon a star(星に願いを)」を挙げていて、今回の2曲のタイトルも「星」が関係しています。メジャーデビューシングルは「星」をテーマに制作されたんですか?
伊東:そう思いますよね。実は全然違うんです(笑)。僕らは星が大好きで、放っておいたら星の曲ばかり出来てしまうんです(笑)。「When you wish upon a star」は、昔それこそカセットテープが擦り切れるまで聴きましたが、星好きになったキッカケはまた別のところにあります。「スターダスト」「宿り星」というタイトルなので「星」をテーマに統一しているように見えますが、これは偶然ですね。
──ここまでのお話や資料を踏まえて、特に「スターダスト」は、伊東さん、宮田さんの音楽体験やキャリアが集約されている楽曲のように思います。「スターダスト」は、「夢を未来に変えられるのは 誰かじゃなくていまの自分」「流れ星に願いを込めても 何も降って来やしない」という現実を見つめたイトヲカシさん流の応援歌です。まず、歌詞はどんなところから発想されたんですか?
伊東:最初に「晴れたらいいな 願い事なんて それくらいがちょうどいい」というサビの歌詞とメロディが一緒に出て来たんです。僕は星が好きだから、夜空を見上げて流れ星を見たいという気持ちが常にあります。それで「願い事」と思った時に、昔から「流れ星が消えるまでに3回願い事を言うと叶う」とかよく聞きますけど、一瞬で消えるから物理的に絶対無理じゃないですか(笑)。そう考えると流れ星に願いを込めるのはナンセンスに思えたんです。例えば「音楽で大成功する」とか「多くの人に愛される楽曲を書く」とか、それは自分自身が頑張ってこそ可能性が生まれる訳で、「努力もせずに流れ星に願ってどうすんの?」って。流れ星に願ったから叶うなんて虫のいい話は無いから「流れ星にお願いをするくらいなら自分に願いを掛けようぜ!自分にお願いされたからこそ頑張るぞ!」と努力したほうが、絶対に願いは叶うのではないかと思ったんです。そのテーマが出来上がったら一気に歌詞が書けましたね。
──サビの歌詞は、路上ライブなど自身で道を切り開く努力をしてきたからこそ生まれたフレーズのように思いました。
伊東:嬉しいです。僕にとってクリエイティヴィティは、生まれた瞬間から今に至るまでの生き様が飛び出すものだと思っています。僕はまだ狙って歌詞を書くことが出来ないんです。例えば年齢層などターゲットを絞って、その人たちに向けて歌詞を書くとかですね。現段階では本当に自分の心の中にある言葉しか歌詞に書くことが出来ない。だから、「スターダスト」の歌詞は、間違いなく僕の考えている事や、これまで生きてきた想いがビシッ!と出ているのではないかと思います。
──一方で、「つまらない大人にはすぐになれるんだなぁ」と言う歌詞が気になりました。伊東さん自身にそう思うような出来事があったんですか?
伊東:これは昔のバンド時代に思っていたことが言葉に表れたんだと思います。その当時、周りの人たちから「運が良ければ売れるよ」「運が一番大事だよ」とすごく言われて、気持ちが少しだけ捻じ曲がってしまった時期がありました。「運の良し悪しで将来が決まるなら、一生懸命に努力を続ける事がバカらしくなる」って。でも、一生懸命やることを諦めたら、それこそ魅力も何も無い「つまらない大人」になってしまうよなと思い直したんですよね。夢を見るのはすごく良い事ですけど、やっぱり僕はプロセスを考えないで結果だけ求めてしまうのは良くないと思うんです。
──ご自身の経験から出て来たフレーズなんですね。
宮田:僕たちは、他の人より沢山失敗してきたように思います。だけど、沢山失敗をしたからこそ成功するすべを導き出せるのではないかと思うんです。今に至るまでバンドが解散したりメンバーが抜けたりと挫折を味わってきた中で、二度と同じ失敗は繰り返さないようにしたい。そういう想いが無意識のうちに言葉を選び取ったのかもしれないですね。
──サウンド面では、ピアノが奏でる美しいイントロからグッと耳を奪われます。宮田さんが人生で再生回数№1という、ヴァネッサ・カールトンの「A Thousand Miles」を彷彿とさせます。
宮田:「A Thousand Miles」のようにイントロが綺麗で耳に残る曲がすごく好きで、アレンジャーとしては常にそういうモノを追い求めたいと思っています。「スターダスト」はメロディと歌詞の世界観がある程度定まった瞬間に、導き出されるようにこのフレーズが出て来ました。曲の世界観に印象的なフレーズが上手く落とし込めたかなと思います。ライブを想定して「これを皆で歌ったら良い景色になるんじゃないか」と想像しながら全セクションを作りましたね。ライブを続けてきて、よりリアルな会場の雰囲気を感じ取れるようになりました。シンガロングのパートなどに、その経験を生かせたと思います。
僕たちが目指したいテーマは「王道であること」なんです。その1つの定義として「奇をてらわない音楽」が重要だと思っています。だから、「スターダスト」のアレンジを作るにあたっては、極めてベーシックなメロディとアレンジを意識しました。僕は、織田哲郎さん、ポールマッカートニー、亀田誠治さん、小林武史さんに憧れています。そういう方々の王道の音楽を聴いて育って来たから、意識するというよりかは自然にそういう方向に持って行くカタチになりましたね。

「お茶の間にイトヲカシの音楽が流れる」という夢が叶いました

──『双星の陰陽師』のエンディングとなった「宿り星」は、どのように制作を進められたのですか?
伊東:アニメの最後に流れる曲ですから、「アニメの世界観に花を添えるものでありたい」と考えました。『双星の陰陽師』の世界観とイトヲカシらしさを理解した上で、両方がバランスよく立つ場所が絶対あると信じて曲作りを進めました。どちらか一方に寄り過ぎないように、そのバランスを悩みに悩んだ末に「やっと見つけた!」ってメロディと歌詞が出来上がった曲です。完成した時点では、まだエンディングに採用されるか決まっていなかったのですが、『双星の陰陽師』の制作陣に楽曲を聴いていただいて、監督さんが「宿り星」を選んでくれたんです。
宮田:僕らの音楽を選び取っていただいた事は本当に光栄でしたね。「お茶の間にイトヲカシの音楽が流れる」という僕らの夢が1つ叶いました。
伊東:初回のオンエアは「何年ぶりにテレビを付けたんだ!?」って思うぐらい心待ちにしていましたね(笑)。
宮田:僕はスタジオワークを全て中断して観ました (笑)。スタジオに居るスタッフ全員に集まってもらって上映会をしたかったぐらいです(笑)。昔バンドをやっていた時に「決まった」と言われた仕事が流れまくっていたんですよね(笑)。だから、オンエアを見るまでは安心できなかったんです(笑)。
伊東:初回の放送を観てやっとタイアップを実感できました(笑)。エンディングが始まった瞬間は本当に嬉しかったです。
──「宿り星」というタイトルは、どのように決めたのですか?
伊東:恋愛に限らず、友達になる人や自分の元に来るペットとかは、人生において一番良い結果になるタイミングでめぐり合い一緒になるような気がします。つまり、しかるべき時に出会うべくして出会う「宿命」ではないかと。『双星の陰陽師』は、主人公の少年・焔魔堂ろくろ(えんまどうろくろ)と陰陽師の少女・化野紅緒(あだしのべにお)が子供を作らないと最強の陰陽師が生まれないという設定があります。それで、人の運命に宿る星と星がめぐり合うという世界観で歌詞を書き上げました。歌詞が完成してからタイトルを考えて、「宿命の星」「定め星」とか候補は沢山ありましたが、語感が良かったので「宿り星」に決めました。
宮田:一番シックリくるタイトルになって良かったです。ズバリ「宿命」とか「定め」も演歌っぽくていいなと思ったんですけどね(笑)。
伊東:漢字だと固いから平仮名で「さだめ」とかね(笑)。「宿星」(しゅくせい)という候補もありましたけど、音で聴くと「粛正」とか別の言葉と誤解されるかもしれないし、見た感じが占いの言葉みたいだったので止めました(笑)。
──「宿り星」はストリングスが耳に心地よく響きます。ストリングスはデモから大きく変貌を遂げたそうですが?
宮田:ストリングスのアレンジは、アルバム『捲土重来』の収録曲「たましいのゆくえ」でもやっている「Miz」というバイオリニストと一緒に進めました。まず、僕がラフスケッチのストリングスラインと、ガイドラインとしてトラックのデータで送ります。後は彼女のクリエイティヴィティを発揮してもらえればと思い、曲の世界観に沿って自由にやってとお任せします。そうするとMizが、カルテットの全パートを一人で弾いてダビングした音源を送って来てくれるんです。それを聴いてから打ち合わせを重ねて何度も微調整をして貰ったり、さらにレコーディング現場でマイナーチェンジしたところもありました。やっぱり自分一人で出来ることには限界があると思います。他の人のエッセンスが加わる事によって楽曲が良くなっていく手応えを感じることが出来たレコーディングでしたね。「宿り星」は生のストリングスを入れる事によって、楽曲の世界観により奥行きが出たように思います。
──今後も、様々な方と組んで音を作って行くのが楽しみですか?
宮田:人と人が繋がって作品を作ることに、僕はすごく音楽的好奇心を掻き立てられます。歌詞太郎と二人で作業する時も正にそうなんです。僕には無い歌詞太郎の発想がすごく面白いし、それに対して僕がアレンジのアプローチだったりをどうアンサーしようと考えたり。そうやって、お互いに切磋琢磨しながら作品を作って行ける事は嬉しいし、日々楽しいなって思います。

僕たちの音楽で夢のバトンを繋ぎたい

──「スターダスト」のようにアップテンポの曲でも、「宿り星」のようなバラードでも、イトヲカシさんの楽曲は、言葉を詰め込み過ぎず、歌詞を聴き取れるように意識して作っているような気がします。
伊東:言葉を詰め込み過ぎず、間延びせず、歌詞とメロディに一番絶妙なバランスが僕はあると思っています。サビのフレーズは、言葉を詰め込み過ぎると聴き取りづらくなり、逆にリズムに対して音を少なく当てて行くとサビ感が減衰してしまうように思えてならない。だから、リズムに合致したところを取って行くと、必然的に歌詞が聴き取りやすいところに落ち着くのではないかと考えていますね。そういう意味では、時々、英語が羨ましいと思う事もあります。例えば「Just like it」と言っただけでリズムが出るんですよ。また、「I love you」なら2音ぐらいで歌えるかもしれませんが、日本語では「アイシテル」と5音も使います。そこが日本語の難しいところですね。
──それでも日本語にこだわるのは何故ですか?
伊東:僕は歌モノにこだわりたい。ライブでも歌詞をシッカリ聴かせたい。歌モノにとって歌詞が聴こえる事がすごく大切です。その歌詞を聴き取れる、心に感じ取れる言葉は、日本に居る以上、絶対日本語だと思います。だからこそ、日本語で歌い続けたいです。
宮田:僕は日本語のリズム感でしか出せない音楽、メロディがあると思うし、それが日本人としてのオリジンだと思います。僕たちが洋楽のリズム感に憧れるように、逆に日本語でそういうリズム感を生みだせたらベストですね。そして、日本のJ-POP、僕らの音楽がもっともっと世界に認知される日が来れば良いなって思います。
──そんなイトヲカシさんも来年は結成5周年を迎えます。メジャーという新たなステージで益々の活躍が期待されますが、今後の目標をお聞かせいただけますか?
伊東:メジャーデビューが決まってから僕たちに携わってくれている多くの方々も、以前からずっと応援し続けてくれているファンの皆さんも、これからの僕たちに期待をしてくれていると思います。メジャーデビューは1つの通過点ですが、通過した先はその皆さんの期待に応えて、夢を叶えて行きたいと思っています。それでふと気が付いた時に、景色がステップアップしていたら良いですね。
宮田:僕は中学生の頃に、先輩たちや好きなアーティストのライブを観て、人生を大きく動かされました。それらのライブがすごく煌びやかで夢があって、「あのステージに立ちたい!」という気持ちが芽生えたんです。音楽にここまでのめり込むキッカケになったと言っても過言では無いです。だから僕は、特にティーンエイジャーの皆さんにその夢のバトンを繋ぎたい気持ちがすごくあります。「まだまだ音楽で夢が見られるんだぜ!」「音楽は素晴らしいものなんだ!」という事を、僕たちの音楽やライブから感じ取って貰えたら嬉しいです。そうやって、新しい世代に夢の系譜を引き継ぐ事が出来るようなアーティストになりたいですね。

<LIVE>

10月09日(日) MINAMI WHEEL 2016
10月28日(金) ミソッカス「ミソパニッククーデター 最後の聖戦」@仙台enn 2nd
10月30日(日) Brian the Sun TOUR 2016 「Maybe」 @大阪BIG CAT
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September 26, 2016
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