1月20日にシングル「ベストフレンド」をリリースしたばかりのソナーポケットが勢いもそのままに、2月24日に6枚目となるアルバム『ソナポケイズムE 〜愛をこめて贈る歌〜』をリリースする。ドラマ主題歌となった「Song for you 〜明日へ架ける光〜」、アニメEDテーマで話題を呼んだヒットシングル「HERO/Good bye 大切な人。」、配信限定シングル「二人冬物語」に2016年第1弾シングル「ベストフレンド」などタイアップ曲を多数収録。1曲目のソナポケ真骨頂のラブソング「愛をこめて贈る歌」からグッと惹き込まれ、ストーリー性溢れる歌詞と多彩なサウンドのめくるめく展開に、彼らのライブさながら全く耳を離せなくなる。その一方で、今作にはアルバム恒例のko-dai、eyeronのソロ楽曲が無く、また、歌詞の内容もサウンドも新たなチャレンジに溢れているような印象もあった。そこで、その真意を聞くために今回はメール・インタビューをオファー。昨年のソナポケ史上最長となるツアーを経て制作された今回のアルバムは、よりライブを意識した選曲になったという。そしてソロ楽曲をお休みした理由や、「走れ!」のドラムにDragon Ashの桜井誠を迎えたエピソード、初めての設定で描いた「二人冬物語」「Dream Island」の作詞、さらに4月からスタートする全国ツアーの抱負までタップリ語った、話題満載のインタビューとなりました。
──6thアルバム『ソナポケイズムE 〜愛をこめて贈る歌〜』の制作は、いつ頃からスタートされたのでしょうか? また、「愛をこめて贈る歌」というサブタイトルと収録曲は、どのように決められたのでしょうか?
ko-dai(コーダイ / Vo):12月からアルバムの制作を始めました。いつもサブタイトルを決める際は話し合いをするのですが、今回はコレしかないだろ!と満場一致ですぐに決まりました。ライブを意識したアルバムなので、曲順もライブをイメージできる様にしました。前作との対比を考えてソロ曲は今回お休みしました。
eyeron(アイロン / Vo):本格的な制作は2015年の12月頃から、2015年は11月まで学園祭ツアーがあったので、必然的に12月頃からになりました。「愛をこめて贈る歌」はソナーポケットを象徴するようなラブソングだと思っています。ミンナが持っているソナーポケットのイメージをもう一度意識付けをしたくて、サブタイトルにこの楽曲のタイトルを起用しました。アルバム全体を通しても、沢山の愛を感じれる楽曲が詰まっているので、メンバー、スタッフを含め満場一致でした。ソロ楽曲がないのはソナーポケットとしての楽曲を多くの人達に聞いてほしかったし、ソロ楽曲も過去に三曲づつあるので今回はナシの方向にまとまった次第です。
matty(マティ / DJ):昨年ツアーをして、学園祭ツアーが終ったタイミングから制作がスタートしました(レコーディング etc)。
ソナポケ史上最長のツアーを経て、ライブ感がより感じられるアルバム選曲になりました。
──今作は、歌詞の内容もサウンドも、新たなチャレンジに溢れているような印象も受けました。制作にあたって、特にこだわったのは、どのようなところですか?
ko-dai:今回のアルバムは、初めてコラボする編曲のアレンジャーさんを何曲も迎えたので、新たなソナポケの一面も見れると思います。ライブを意識しているので、ジャンルレスな一枚に仕上げました。
eyeron:前回のアルバムからたった一年だったので、ガラッと変えることで前回のアルバムとの違いを出し、ソナーポケットの幅の広さやアーティストの成長をミンナに知ってほしかったからです。意識したポイントは、今までとは少し違う切り口からの歌詞です。
matty:サウンド感は今までのソナポケにないサウンドプロダクションを目指し、アレンジャーさんとの制作に着手しました!
──それでは、収録曲についてお聞きします。1曲目のタイトルナンバー「愛をこめて贈る歌」は、今年最初のシングル「ベストフレンド」のc/wで、真骨頂のバラードナンバーです。楽曲制作は、いつ頃、どのように進められたのでしょうか?
ko-dai:ジャングルポケット太田くんとその妻の近藤千尋ちゃん、この二人を出逢わせたキューピットが私ko-daiなので、この二人のために曲を創ろうと思い制作しました。ここ最近は情景描写をしたり、わりとビターな大人な恋愛ソングを書いていましたが、久々に感情的で真っ直ぐなラブソングを書きたいと思っていたので。
ウェディングソングの新定番になって欲しいです。
eyeron:「ベストフレンド」のこだわりポイントは勢いのあるイントロ!気持ち良いストリングスがお気に入り。「愛をこめて贈る歌」のこだわりポイントは真っ直ぐな歌詞と覚えやすいサビのメロディー!二曲ともソナーポケットの持ち味が出ている楽曲だと思います。カラオケで歌うもの良し、誰かにギフト出来る楽曲です。
matty:学園祭ツアー中にストレートな歌詞のラブソング(「100年先まで愛します。」)をセットリストに組み込んでライブをしていて、ソナポケはやっぱりストレートな歌詞のラブソングが似合うと感じたので作りました。
──初回限定盤のDVDには、「愛をこめて贈る歌」のミュージックビデオが収録されています。お笑いトリオのジャングルポケットのリーダー・太田博久さんと女性ファッション誌「S Cawaii!」の専属モデルとして活躍する近藤千尋さんの夫妻の出演が大きな話題を呼んでいますが、撮影はいかがでしたか?
ko-dai:もともと私ko-daiが二人のキューピットであり、二人のために曲を作ったので、MVに出て貰うのも二人しか居ないなと。二人の自然な表情や、最後の方にサプライズを仕掛けて驚いた照れ笑いなど、心が温まるMVに仕上がりました。
eyeron:今までにないくらい現場の雰囲気も良かったと思います。だからこそ二人の素の表情が飾らずに出ていたし、メンバーそれぞれも二人をお祝いする気持ちが出ていたと思います!メンバーの表情にも注目です!
matty:お二人の自然体な姿を映像に残せて良かったです。
──4曲目の「走れ!」は、ドラムにDragon Ashの桜井誠さんを迎えたロック・チューンです。桜井さんにドラムをお願いしたキッカケをお聞かせいただけますか?
ko-dai:この楽曲のアレンジはmattyに一任してha-jさんと進めてもらいました。
matty:元々、アレンジを担当してくれたha-j君の知り合いであったので、レコーディングに参加してもらいました。
レコーディング当日、私mattyと桜井さんの服装が全カブリしてしまうハプニングもあり、その場が和みました。
eyeron:mattyからドラムのレコーディング風景の映像を見せてもらったのですが、桜井さんのドラムテクニックに驚愕しました!(笑) もはや人間業ではなかったです。
──これまでも「X'masラブストーリー。」など冬のラブソングを発表されていますが、8曲目「二人冬物語」のゲレンデを舞台とした歌詞を書かれたのは初めてでしょうか? ちなみに、お三方はウィンタースポーツをなさいますか?
ko-dai:「X'masラブストーリー」と同じ時期に作っていた楽曲なのですが、ゲレンデをテーマにしたのは今作が初めてでした。昔eyeronと一緒にスノボーに行ったりしてました。今は、怪我してアーティスト活動に支障が出るのが怖いので控えてます(笑)。
eyeron:こんなピンポイントでゲレンデソングを書いたのは初です!だからこそイメージがスグに形になったと思います。本格的に音楽を始める前は毎年スノーボードに行っていましたが、今は全然です。いつかファンクラブの企画で行きたいなと考えてます!(笑)
──9曲目の「SPECIAL DAYS」は、ギターサウンドが印象的なハイスピードのロックナンバーで、歌い出しから言葉数の多さに度肝を抜かれますが、レコーディングはいかがでしたか?
ko-dai:この楽曲は6、7年前に作ってあった曲を、再度ブラッシュアップしたので、新鮮で楽しくノリノリでレコーディング出来ました。
eyeron:レコーディングはスムーズにはいかず、一回今のバージョンの半音下げでレコーディングし、その後に今のバージョンのレコーディングをしました。サビの抜け感を重視した感じです。今までにないイントロの壮大な感じがポイントです!ライブのオープニング楽曲を意識してmattyが考えました。
matty:レコーディング中にkeyを半音上げて録音する事になって、2mixのオケを無理矢理上げて、歌を全て録り切った後に再アレンジをかけ、作り直しました。
──続いて、10曲目の「Good bye 大切な人。」は、「脱ぎっぱなしのTシャツ 溜まる洗濯 増える外食 散らかっている生活」、「夜中のスウェットデート」など、具体的でリアルな描写が切ない気持ちを一層駆り立てますが、歌詞は実体験ですか?(笑)
matty:作詞に対してはウソのない、リアルなエピソード、体験をつづっています。
ko-dai:その歌詞はeyeronなので、どうなのでしょうか(笑)。
eyeron:実話や友達の話などを元に制作しました。ノンフィクションを描くことがソナーポケットの魅力なので、赤裸々に書いた歌詞は少し恥ずかしさもあります。やっぱり男は女々しい生き物なんだなと、改めて制作している時に感じたことを覚えてます(笑)。
──11曲目の「Dream Island」は、「ドンドンパッ!」のリズムとストリングスが耳に残りますが、楽曲制作は、どのように進められたのですか?
ko-dai:ワンループ感のある曲をやりたくて、mattyにトラックをお願いして、あっという間に作った一曲です。
僕らの音楽に乗せて、素敵な場所へ連れてくよ!というメッセージと、正月にハワイに行けなかったので、行った気になりたくて創りました(笑)。ライブで一緒に楽しめる一曲だと思います。
eyeron:サウンドに関してはmattyがドンドン進めていきました。結果今までにないサウンドや構成になったのが面白かったです。力の抜けた歌詞の世界観が今までにないので、書いていて楽しかったし、新たなソナーポケットを確立出来たと思います。
matty:サウンドに関しては、南国的なサウンドアプローチでありながら、Dメロでオンコード多用して世界観を引き立ててます。本サビとラスサビは若干コードを変えてます。
──そして、6thアルバム『ソナポケイズムE 〜愛をこめて贈る歌〜』を引っ提げ、4月2日より東京・名古屋・大阪・福岡でのアリーナ公演含む全国ツアー「ソナポケイズムJAPAN TOUR 〜7th Anniversary Special〜」がスタートします。今回のツアーに向けての抱負をお聞かせいただけますか? また、「うたまっぷ」において2016年最初のインタビューとなりますので、今年の抱負、目標もお聞かせいただけますでしょうか?
matty:2016年は制作、ライブ力など個人的にも色々レベルを上げていきたいと思います!
eyeron:今回のツアーはアリーナ & ホールなので今までとは少し変わったライブ演出や構成を考えてます。常に新しい挑戦をしてきたソナポケライブ!今までに感じたことのない高揚や興奮をお届けします!まだ詳しくは語れませんが楽しみに待っていて下さい!
個人的にライブの中でアクロバットをやってきましたが、今年はアクロバットに変わる新たなエンタメに挑戦するかも?? まだまだ進化し続けるeyeronにも注目して下さい!
個人的な目標は腹筋を8個に割ることです(笑)。
ko-dai:7周年を記念したツアーですので、最新アルバムは勿論のこと、今までの楽曲と併せてお届けします。色々と演出も考えてるので、目で見て耳で聴いて肌で感じて、一緒に歌って一緒に踊って、お客さん参加型のソナポケ流エンターテイメントをお見せしますので、是非とも遊びに来てください。
2016年も止まらずに走っていくので、これからもソナポケの応援を、どうぞ宜しくお願いします!!
<Live>
ソナポケイズムJAPAN TOUR 〜7th Anniversary Special
4月02日(土) 【愛知】日本ガイシホール
4月09日(土) 【大阪】大阪城ホール
4月16日(土) 【新潟】新潟テルサ
4月17日(日) 【新潟】新潟テルサ
4月23日(土) 【広島】広島文化学園HBGホール
4月24日(日) 【広島】広島文化学園HBGホール
4月28日(木) 【宮城】仙台サンプラザホール
5月01日(日) 【札幌】ニトリ文化ホール
5月07日(土) 【福岡】福岡国際センター
5月13日(金) 【香川】サンポートホール高松
5月14日(土) 【香川】サンポートホール高松
5月21日(土) 【埼玉】さいたまスーパーアリーナ
■チケット代
[アリーナチケット代] \6,800(税込) ※指定席(名古屋/大阪/福岡/さいたま) ※立見は会場により販売
[ホールチケット代] \5,800(税込) ※指定席(新潟/広島/仙台/札幌/高松) ※立見は会場により販売
■チケット一般発売日:2月27日(土)
■入場年齢制限:3歳未満入場不可、3歳以上チケット必要。
(年齢や座席の要不要を問わず、1名につき1枚のチケットが必要となります)
※各公演の詳細、最新情報はOfficial HPをご確認下さい。
http://www.sonapoke.jp/