橋口洋平(Vo/Gt)、小野裕基(Ba)、村中慧慈(Gt)、因幡 始(Key)、横山祐介(Dr)から成る「サテライト・ポップスの新星」5人組バンド、wacci(わっち)。笑って泣いて心も体も温まるライブには定評があり、ツアー毎に観客動員を伸ばし人気拡大中だ。
そんな彼らが、TBS系 木曜ドラマ劇場『37.5℃の涙』主題歌としてリリースした5枚目のシングル「大丈夫」は、メジャーデビュー以来「一緒に悲しんだり、笑ったりしてくれるバンド」を標榜するwacciならではの「頑張るあなたへの応援歌」。張り詰めた気持ちをそっと癒し、優しく寄り添ってくれるような歌詞が人気を集め、「うたまっぷ新曲歌詞アクセスランキング」では連日TOP10にランクイン。YouTubeにアップされているミュージックビデオも100万再生を突破し、今なお勢いは加速している。
「大丈夫」のロングヒットで幅広い世代に認知が広がり、さらなるブレイクが期待されるwacciからコメント動画が到着!! 併せて、モバイルサイト「うたまっぷ♪歌詞DX」に掲載したメール・インタビューをあらためてお届けします。いきものがかりの編曲、プロデュースを手掛ける本間昭光氏をアレンジャーに迎え、歌詞と絶妙にマッチしたサウンドがどのように生まれたのか?メンバーが語る本間氏とのレコーディング・エピソードも必見です。
──5thシングル「大丈夫」は、昨年12月のシングル「キラメキ」以来8ヶ月ぶり、2015年最初のリリース作品となりますが、この間、昨年11月〜12月そして今年3月〜4月に行った2度の全国ワンマンツアーを経て、ご自身のお気持ち・意識の変化や、5thシングル「大丈夫」の楽曲制作、レコーディングに反映されたことなどは、ありますか?
橋口洋平(Vo/Gt):TVアニメ「四月は君の嘘」のエンディングテーマだった「キラメキ」をきっかけに、これまでよりたくさんの人にwacciを知ってもらえたのは嬉しかったし、そこで出会った人たちが、昨年冬、今年春のツアーを観に来て、「こういうバンドだね」と感想を残して帰ってくれた事が、すごく良かったです。意識の変化というよりは、これまでの長所を、より良いものにしていこうという気持ちが強くなった上での、今回の「大丈夫」だと思います。
──5thシングル「大丈夫」は、どのような楽曲に仕上がりましたか?
橋口:聞く人の「背中を押す」というよりは、隣で寄り添っているような「一人じゃない」と思ってもらえるような、そんな曲になったんじゃないかと思います。「大丈夫」という言葉は、一歩間違えればリスクを伴う言葉で、軽はずみに使ってはいけないと思うんですが、考えてみれば僕自身「根拠のない大丈夫」に何度も救われてきた気がして。
みんなそれぞれに色んな悩みや不安、問題を抱えて生きてると思いますが、僕らが歌として「大丈夫」だということをただ信じて歌うことで、誰かの気持ちが救われればいいなと思って書きました。
──「大丈夫」は、TBS系 木曜ドラマ劇場『37.5℃の涙』主題歌ですが、楽曲制作は、どのように進められたのですか?
橋口:今回はドラマの原作である漫画を読み、さらにドラマの台本も読ませて頂いて、書き下ろしという形で書かせて頂きました。
訪問型の病児保育を行っている会社で奮闘する主人公の桃子の気持ち、病気の子供を残して仕事に行かなければならない親御さんの気持ち、病気だけど一人でいい子に過ごさなきゃと頑張る子供の気持ちなど、色んな立場の色んな気持ちが錯綜するお話で、主題歌を書くに当たって、共通する感情ってなんだろうと思った時に、それぞれの心の共通点ではなく、それぞれの心に投げかけたい「大丈夫」という言葉でした。
僕らのカラーに沿ったテーマだったので、優しいアレンジにして、歌詞がよりすっと入っていくような曲に出来ればと思っていました。wacciならではの曲に仕上がったと思います。
──「大丈夫」のレコーディングは、いかがでしたか? 編曲を本間昭光さんが担当されていますが、お仕事をご一緒されて、いかがでしたか?
橋口:楽曲全体のイメージがすごくはっきりしていて、それを実現するために何が必要か全てわかっていらっしゃるので、作業も早く、どんどん曲に色がついていくのがわかってとても刺激になりました。優しさの中に明るさ、切なさ、力強さまであって、僕らとしても自信を持って出せる楽曲になったと思います。
小野裕基(Ba):聴きなれた和音の使い方や、各楽器の入れ方、音色等々、とても耳馴染みはいいのに、よくよく聴いてみるといくつも発見のある素晴らしいアレンジで、たった一曲ながら一線で活躍し続けるプロの技を垣間見た気がしました。
村中慧慈(Gt):「エレキギターとはこういう物!」という固定観念を持たない方がいいと思っても中々出来なかったりしたのですが、曲全体を見渡して必要な音色を探す本間さんのアレンジは「こんな使い方がエレキギターにもあったんだ」と教わった気がしました。
横山祐介(Dr):「とにかくオープンで明るい音」という本間さんのイメージがあったので、ほぼミュートの類を外した状態でドラムをレコーディング。すごく気持ちよかったです。本間さんのイメージが目の前で積みあがっていく様はとても刺激的で、頭の中にはっきりと音が鳴っているからこそできることだと感じました。
因幡 始(Key):WurlitzerとOrganを弾いたのですが、本間さんはちょっと弾いただけで僕が持っている悪いクセをすぐに見抜き、的確かつ分かりやすくアドバイスしてくださいました。そのクセが直るまで徹底的に録り直しをしてくださったおかげで、すごくいいテイクが録れたと思ってます。現場ではオンとオフの切り替えの早さがすごくて、音楽以外の話も含めていろんな話が出来ました。本間さんと一緒に制作をする事が出来て本当によかったと思ってます。
──「大丈夫」のミュージックビデオは、どのような作品に仕上がりましたか?
橋口:幼稚園で、募集した30人のお客さんと、子供たちと、ダンサーの伊藤結花さんと共に撮影しました。
サビに振り付けをつけて、炎天下の中皆で踊ったのですが、暑すぎてテイクを重ねられない空気だったので、歌詞を間違えないかプレッシャーでした(笑)。
雨バンドと呼ばれる僕らですが、逆にこの日は「こんなに晴れなくても・・・」というくらい快晴で。
でもそんな努力の甲斐あってか、wacciらしい、すごくいいミュージックビデオになっています。
子供たちの活躍が光っているので、是非ご覧ください(笑)。
──続いて、c/wの「便り」は、どのような楽曲に仕上がりましたか?
橋口:横浜を舞台にした曲で、僕らwacciがデビュー前から得意としていたサウンドが全面に出た楽曲になっています。
聴いてくれる人それぞれの「横浜」をイメージして聞いてもらえたら嬉しいです。
──「便り」の詞曲は、いつ頃、どのように制作されたのですか?
橋口:FMヨコハマでレギュラー番組をやっているのですが、FMヨコハマのジングルを担当させて頂くことになり、サビにある「あなたの街まで潮風に乗せて」というフレーズで19秒くらいのジングルを作りました。これが好評で、丸々一曲作ってみようということになり、出来た曲です。
横浜の思い出を持つ人は本当にたくさんいると思うし、その中身は言うまでもなくそれぞれだと思いますが、その中の一つの物語を書いたつもりです。少し切ない気持ちにも、横浜の景色は優しく寄り添ってくれるように思います。
──5thシングル「大丈夫」を通して、リスナーにどのような想いを伝えたいですか? もしくは、どのようなところに注目して聴いてもらいたいですか?
橋口:出来てみて思うのは、wacciの今の魅力が満載のシングルになったなと思います。
5枚目のこのタイミングで、それが出せるのは嬉しいです。
これをきっかけにして、もっとたくさんの人にwacciを知ってもらえるように、しっかり届けていきたいと思います。
──2度の全国ワンマンツアーを開催するなど、5thシングル「大丈夫」のリリースまで、ライブ中心に活動されてきましたが、最後に、2015年後半戦に向けての抱負をお聞かせいただけますか?
橋口:また今年の冬にも全国ワンマンツアー「あっち、こっち、そっち、わっちツアー 2015 冬 〜涙を流した君にしか 浮かべられない笑顔がある〜」が決定しています。
ツアーのたびに、良いものになっているという実感があるので、さらに上を目指して頑張りたいと思います。
シングル「大丈夫」と同じように、自分たちの強みを活かして、自信を持っていきたいです。
<Live>
ワンマンツアー
「あっち、こっち、そっち、わっちツアー 2015 冬
〜涙を流した君にしか 浮かべられない笑顔がある〜」
11月15日(日) 横浜 PREMIERE HALL
11月21日(土) 福岡 BEAT STATION
11月22日(日) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
12月06日(日) 仙台 enn 2nd
12月13日(日) 名古屋 CLUB QUATTRO
12月23日(水・祝) 梅田 CLUB QUATTRO
12月26日(土) 恵比寿 ザ・ガーデンホール
※各公演の詳細はwacci Official HPをご確認下さい。
http://wacci.jp/
<サポーターズクラブ>
入会費、年会費無料のサポーターズクラブ「wacci荘」。
『ご入居』(登録)受付中!
※詳細、登録受付は「wacci荘」公式サイトをご確認ください。
https://fannect.jp/wacci/