女の子の本音を書き下ろした楽曲で、若い女性の心をつかんではなさないさめざめが、9月24日に1stフルアルバム「さめざめ白書」を発売した。事の始まりは2009年、「愛とか夢とか恋とかSEXとか」の誕生をきっかけに、笛田さおりのプロジェクトとして“さめざめ”の活動を開始。その独特の歌詞が、女の子の言えない本音を語っているとインターネット上で多くの反響を集め、特に10代〜20代前半の女性から支持を獲得した。そんなさめざめの1stフルアルバム「さめざめ白書」は、9月27日より公開となった吉木遼、谷村美月主演のラブ・ミステリー映画「幻肢」の主題歌となった「それでも生きなくちゃ」を含む全10曲を収録している。
因みにその歌詞世界をのぞいてみると「愛のあるセックスがしたいんだよ 好きすぎて指もあそこも燃えるような」(愛のあるセックスがしたいんだよ)、「だってみんなイヤらしいでしょ? だってみんな汚いでしょ? だってみんなチューがしたいでしょ? だってみんなぎゅっとされたいでしょ?」(We are メンヘラクソビッチ)、「やめて、キスが止まらない取り憑かれた獣のように」(ヤミツキッス)といったように斬りつけるようなストレートな言葉が語りかけてくる。ただこれらの言葉だけでイメージすると、絶叫するヴォーカル、唸るような情念のロック・サウンドを想像してしまうが、実際にはそうではなく、逆にサラリと頭に流し込んでくるような聴きやすいメロディーにのって歌われていくのだ。このいい意味で期待を裏切るのが、彼女の魅力の一つと言えそうだ。
またさめざめは9月25日に『誰にも言えない恋ばっか』という書籍も出版し、マルチな才能を開花させている。「この恋から抜け出せない。この恋から逃げられない。この恋を終わらせられない。その理由は、自分……。」というような思いを抱いている人に、さめざめが書き下ろした55 篇の「恋」を収めたという本。それは誰かの恋でもあるけれど、あなたの「恋」でもあるという。さめざめがおくる赤裸裸なことばと写真で送る、私たちのための恋の本、こちらも必見だ。
【関連情報】
<Profile>
2009年、「愛とか夢とか恋とかSEXとか」の誕生をきっかけに、笛田さおりのプロジェクトとして"さめざめ"の活動を開始。女の子の言えない本音を書き下ろした楽曲がインターネット上で多くの反響を集め、10代〜20代前半の女性から支持を獲得。これを受けて、2012年1月に初の全国流通盤『スカートの中は宇宙』をインディーズで発売したところ、全国CDショップ店頭でさらなる話題となり、ライブでもワンマンライブのチケットソールドアウトや、大型野外フェス出演など、多くの音楽ファンの注目を集めた。同年12月にはシングル『愛とか夢とか恋とかSEXとか』でビクターエンタテインメントよりメジャーデビュー。 iTunesやレコチョクの“注目の新人”に紹介され、5月15日には自身の問題作を集めた入門編ベストアルバム『さめざめ問題集』を発売した。
そして、2014年9月、女性の心の内側を赤裸々に描いた作品『さめざめ白書』をメジャー初のオリジナルアルバムとしてリリース。