7月23日に発売となった清木場俊介のニューシングル「ROCK★STAR」。一言で言うなら、さわやかなロックと重いフォークという両極端の二曲が収められた一枚だ。
まずタイトル曲の「ROCK★STAR」は「サラッとした曲調のなかに、メセージを盛り込む、今の僕の好きなスタイルです」と本人が言うように、ゆったりと走りだすバイクのエンジン音を追いかけるように立ち上がってくるイントロから、さわやかなロックナンバーに仕上がっている。そしてその歌詞の中に唄われているのは、清木場自らが憧れているというロックスター、矢沢永吉への思いだ。その部分を清木場は「30代のロッカーというか、30代のソロのロックシンガーがいないので、その空席を埋めるは自分しかいないって自負もあるんですね。だから、そうなるためにも自然と矢沢永吉さんという存在を見ているんだと思います」と語る。ただ同時にこの曲は「10年間ライブで唄い続けるための曲」でもあるという。一見メッセージ性の薄い、さわやかな曲であるけれども、10年間唄い続けたときに、この曲の持っている本当のメッセージに気づいてもらえるのではないかという思いがあるのだ。だから「何かに一生懸命だったり、何かに悩んでいる人には、必ずどこかワンフレーズだけでも響くはず」だとも言える。そんな「ROCK★STAR」は、これからの清木場と一緒に歩き続けていく息の長いスケールの大きな楽曲なのだ。
一方c/wは、唄とアコースティックギター1本とブルースハープだけの構成で聴かせる「私よ…深く泳ぎなさい」。本人も「一回唄うと、精神的に重くなる」という、まさに「ROCK★STAR」とは好対照な重く、フォークな楽曲となっている。因みにバックでギターを弾いているのは作曲者であり清木場の良き相棒でもある川根来音。「あいつが弾かないと、どうしても唄と合わなかった」というだけあって、しっかりと清木場の唄を受け止めている。
【LIVE情報】
「清木場俊介 ROCK&SOUL 2014」
■ライブスケジュール
10/11(土)よこすか芸術劇場
10/13(月・祝)松戸 森のホール21 大ホール
10/19(日)Zepp Fukuoka
10/26(日)愛知県芸術劇場 大ホール
11/3(月・祝)倉敷市民会館
11/8(土)大宮ソニックシティ 大ホール
11/27(木)Zepp Sapporo
11/29(土)仙台市民会館 大ホール
12/6(土)グランキューブ大阪
12/7(日)グランキューブ大阪
12/13(土)東京国際フォーラム ホールA
12/14(日)東京国際フォーラム ホールA
※詳細はツアー特設ページ
⇒ http://rockandsoul.jp/