やわらかく心の奥底に訴えかける低音と、抜けるような青空を想像させる心地よい高音を紡ぎ、圧倒的な歌声を届ける井手綾香。そんな彼女のセカンドアルバム『ワタシプラス』が4月16日に発売になった。
まずタイトルの「ワタシプラス」とは「私+新しい私」という意味と「私+支えてくれた人たち」という二つの意味を持ち、新しい事に思い切って挑戦したアルバムであることを含めて名付けられたという。「今回のアルバムはずばり、“変化”の一枚で、昨年春ごろに、ロングヘアーをばっさりと切ってショートにしたことで、性格も、もちろん音楽に関しても、もっと行動的になった気がするんです。セルフ・プロデュースをしようという気持ちで、色んな事に挑戦しながら制作したので、そんな新しい井手綾香も感じてもらえるといいな、と思っています」と本人が語る。
その中で注目曲といえば、まず、パンテーン2013春のCMソングになった「235」。この楽曲は彼女が生まれてから235ヶ月目、つまり19歳7ヶ月の意味で、自身がここで大きなターニングポイントを迎えたという。「2012年の夏頃からちょっと気持ちが落ち込んでしまっていたんです。私は、このルックスじゃないとダメだ、光の部分しか歌っちゃダメだ、影を歌ったって似合わない…って、自分で自分を縛っていました。そして19歳7ヶ月は、2013年の2月。年が明けたとたん、きっと厄が抜けたんでしょう(笑)、ぐしゃぐしゃに書きなぐっていたノートが、白紙になったような、そんな気持ちになって。その時にCMのお話を頂いたので、湧いてきたエネルギーをそのままに、素直に書けました。そして、もっと軽やかになりたい!と思って、長い髪をこの曲のミュージックビデオでバッサリと切りました」という本人いわくのバックストーリーがある。楽曲としては「編曲にシンガーソングライターの小林建樹さんを迎えて、きらっと希望の光る曲に仕上がりました。ただ、漠然と明るい曲にはしたくなかった自分がいたので、光があれば影ができるのと同じように、今まで無意識に隠していた悩みも込めました。この曲から、新しい井手綾香が始まったと言っても良い、私の大事な“はじまり”の曲です」という井手の思いが込められている。
一方NHKプレミアムよるドラマ『今夜は心だけ抱いて』の主題歌となった「飾らない愛」は、井手綾香史上最大のバラード。「ぜひカラオケでも歌って欲しい」という井手オススメの一曲だ。
因みに初回盤に同梱されるDVDには、2011年に行われた、井手綾香の生まれて初めてのワンマンライブの模様も収められており、「本当は恥ずかしくてたまらないです。観ないでほしいくらい(笑)」と本人が語るということは、つまりファン必見の見ものとなっている。
ロングセールスを記録しているファーストアルバム『atelier』から約2年の月日を経てつくりあげられた今作。全楽器を井手綾香本人が演奏する楽曲を始め、CDジャケットのデザインに至るまで、細部にわたって自身の想いを表現したセルフ・プロデュース作品となっている。
【LIVE情報】
井手綾香 2nd Album Live 2014 〜ワタシプラス〜
■6月7日(土) 大阪/心斎橋 JANUS
開場18:00/開演18:30
前売り\3,800(ドリンク代別)・当日\4,300(ドリンク代別)
お問い合わせ:GREENS 06-6882-1224
■6月13日 (金) 東京/ Shibuya duo MUSIC EXCHANGE
開場18:30/開演19:00
前売り\3,800(ドリンク代別)・当日\4,300(ドリンク代別)
お問い合わせ:ホットスタッフ・プロモーション 03-5720-9999
※一般チケット発売:4月19日(土)