今年3月から7月にかけて「サクラミツツキ」「虹」「現状ディストラクション」の3枚のシングル、8月には3rdアルバム『MILLION』と精力的にリリースを続ける、愛知県出身の4人組ロックバンド、SPYAIR。オリコンウィークリーチャートにおいても、シングル「現状ディストラクション」が6位、3rdアルバム『MILLION』が自身最高位の2位という好成績を記録。さらに11月から開催される初のホールツアーが全公演完売するなど、メジャーデビューから3年、今や確固たる人気を誇る彼らが、今年4枚目となるニューシングル「JUST ONE LIFE」を11月13日にリリースする。メンバーのMOMIKENいわく“ストレートなロックサウンドに、バカみたいに熱く夢を描きつづけようぜ!って叫ぶ痛快ロックナンバー”。10月からオンエア中のテレビアニメ“サムライフラメンコ”オープニング・テーマとして書き下ろしたという今作について、IKE (Vo)、UZ (Gt/Programming)、MOMIKEN (Ba)、KENTA (Dr)のメンバー4人にインタビュー。
──ニューシングル「JUST ONE LIFE」は、どのような楽曲に仕上がりましたでしょうか?
IKE(Vo):アルバムで掲げた“100万人のライブをやる”という自分の夢を忘れないでいさせてくれる曲になりました。今後も聴き続けるだろうし、LIVEでも歌い続けたい最高の曲になりましたね。
──「JUST ONE LIFE」は、3rdアルバム『MILLION』リリース後初のシングルとなりますが、『MILLION』の制作や、『MILLION』完全再現フリーライブ、対バン3連発“真夏の3番勝負”などのライブ活動を経て、ご自身のお気持ち・意識の変化や、ニューシングル「JUST ONE LIFE」の制作に反映されたことなどは、ありますでしょうか?
UZ(Gt/Programming):この曲はアルバム『MILLION』のレコーディング時期に創ったので、直接ライブの経験は関係ないですが、自分の中では第二章の始まりの曲として新しい一歩を踏む為に創った曲です。
MOMIKEN(Ba):歌詞に関しては、『MILLION』を出した事での変化はあります。
このアルバムに、その時点で自分の持っている力と経験の全て、バンドのメッセージを詰め込んだ事でSPYAIRってコレですよってモノをひとつ作れたので、それ以降はもっと自由でもいいんじゃないか?って自分に素直に言えるようになりました。
──「JUST ONE LIFE」は、フジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送中のテレビアニメ“サムライフラメンコ”のオープニングテーマとして書き下ろしたそうですが、詞曲の制作は、どのように進められたのですか?
UZ:アニメのタイアップですが、曲作りは普段通り自分の創りたいものを創らせてもらったので大変感謝しています。
MOMIKEN:前の質問で答えたように、これからはもっと自由で良いと思ったので、よりSPYAIRらしいメッセージ、力強い背中を押すような言葉を歌詞に込めました。
制作をする際に自分なりにタイトルやメッセージにテーマがあって、“なんかデカい”“ちょっとダサい”“だけど、胸が熱くなる”それを軸において表現をしました。
──「JUST ONE LIFE」では、新たにagehasprings・玉井健二さんをプロデューサーに迎えていますが、レコーディングは、いかがでしたか?
UZ:アニメの総合音楽監督という事で玉井さんとやらせてもらえたのですが、かなり自由に自分のやりたいようにやらせてもらえました。
──「JUST ONE LIFE」のミュージックビデオは、どんな仕上がりに?
IKE:炎のエネルギーを感じる仕上がりになったなと思っています。「JUST ONE LIFE」の“スタジアムROCK”というコンセプトから紐解いた自分たちのルーツ、アメリカンロックへの憧れやバンドの原風景と未来の創造が映像になりました。
KENTA(Dr):一言で言えば“派手”。
今までSPYAIRが作ってきたどの作品にもない派手さがあり、ギャグとしてクスっと笑ってもらえるような作品になっていると思います。爆発シーンは、分かっていても体が硬直するくらい爆発音が凄まじくて、本番でメンバー全員緊張しまくってました(笑)。
──「JUST ONE LIFE」を通して、リスナーにどのような想いを伝えたいですか?
MOMIKEN:サビの最後の一行。“起死回生 JUST ONE LIFE”には、たった一回の人生だし、つまづいてクヨクヨしつづけて生きていくより、転んだって立ち上がって苦しかった事さえ起死回生して笑顔になろうぜ!というメッセージを込めています。
負けないで!とか、逃げないで!とか、このバカみたいに無理矢理に背中を押すようなメッセージが絶対に支えになる人がいると思う。そんな想いで書いたので力に変えてくれたら嬉しいです。
KENTA:ストレートなサウンドをストレートに感じてほしいです。
──続いて、c/w「Radio」は、どのような楽曲に仕上がりましたでしょうか?
IKE: この楽曲は俺たちの大好きなラジオを通して感じた気持ちが詰まっています。
──「Radio」は、どのように楽曲を作り上げていったのですか?
UZ:地元のラジオ局に対しての感謝や愛を込め、バンドの方向性とかは一切考えずにラジオから流れてきて気持ちいい曲。それだけを考えて創りました。
MOMIKEN:これはZIP-FMというラジオ局の20周年ソングとして制作したんです。
愛知県の田舎育ちの俺らは車社会で育って、ドライブには欠かさずZIP-FMを聴いてたから、都心住まいの人のラジオの聴き方とは多分、違った聴き方をしてきたと思う。
ZIP-FMは流してる曲のテンポや喋りもドライブ向きなイメージで、どこまでもラジオと一緒に出かけられる気がすんですよ。
昔の仕事でもラジオと一緒にいるうちに仕事の憂鬱も少し楽になって、週の感覚もココで手にしてるから金曜の夕方くらいからどこに出かけようとかラジオ聴きながらワクワクしたり。
そんな、俺らの想いや思い出を歌詞には取り入れたりしていて、この感覚が分かる人にはじんわり心にくる楽曲になったと思います。
──「JUST ONE LIFE」リリース直前の11月9日(土)より、自身初のホールツアー、SPYAIR TOUR 2013 “MILLION”がスタートしますが、最後に、ホールツアーに向けての抱負をお聞かせいただけますか?
IKE:ホールツアーはスタジアムROCKに繋がる道だと信じています。完璧にやりきって次へ進みたい、派手に!
KENTA:毎回全力でぶつかっているのですが、今回のLIVEではホールでしかできないような演出、LIVEハウスとは少しちがう事をやって、来る人みんなと一緒に楽しみたいですね!
【LIVE情報】
SPYAIR TOUR 2013 “MILLION”
11/9(sat)パルテノン多摩
11/16(sat)TOKYO DOME CITY HALL
11/29(fri)日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)シアターホール
12/1(sun)サッポロファクトリーホール
12/8(sun)福岡国際会議場メインホール
12/14(sat)ユープラザうたづ(香川県)
12/15(sun)広島アステールプラザ大ホール
12/20(fri)名古屋センチュリーホール
12/21(sat)オリックス劇場
※全公演SOLD OUT!!!
<追加公演決定!!>
12/26(thu)渋谷公会堂
12/27(fri)渋谷公会堂
※チケット発売日:12/1(sun)