恋する女性の心模様を綴った歌詞で、多くの女性から共感を呼んでいるシンガーソングライターCHIHIRO。
今年3月。彼女が、2007年から2013年にリリースしてきた代表曲をコンパイルしたベストアルバムがリリースされ大きな話題となっている。
7月には、メジャー第一弾となるシングル「恋レター feat. TOC from Hilcrhyme」のリリースが決定している彼女の歌詞への思い入れや、恋愛観について聞いてみた。
──毎回アルバムのテーマを決め、作詞、作曲を、ご自身で手がけられているCHIHIROさんですが、リリースしたばかりのベストアルバム、仕上がりはいかがですか?
CHIHIRO:今回の作品は、ベストアルバムということもあって、デビューして6年間のリリース作品が詰まった、すごく内容の濃いアルバムになりました。
ただただ、人気曲をセレクトしたアルバムではなく、意味を持たせたアルバムにしたかったので、「幸せとは」と、「Liar」という新曲も2曲を収録して、一人の女の子が、色々な恋を経験して幸せになっていくストーリーになりました。
──女の子が幸せになっていく、ハッピーエンドなストーリーのアルバムなのですね!リリースされてきた曲のテーマは、圧倒的にラブ・ソングが多いですよね?そこには、なにか理由があるのですか?
CHIHIRO:女の子を主人公にして曲を作る事が多いので、女の子の想う気持ちを、よく考えてみたりするんですけど、きっと女の子の生活は、「恋」のシーンがすごく大切で重要なんじゃないかなと思うんです。だから自然とラブソングが増えてたのかもしれないですね。女の子は、恋をするとキレイになれるし、自分自身の内面も変われる。最後にたどりつきたい「愛」と「幸せ」。恋や愛は私の永遠のテーマです。
──女子の永遠のテーマは、やっぱり素敵な恋、愛ですよね!作詞をする上で、どのようなこだわりがあるのでしょうか?
CHIHIRO:やっぱり、リアルな恋愛観を書くことですね。幸せだった恋だけじゃなく、辛かったことや、悲しいことも包み隠さずに、自分が経験してきたこと全てを歌詞にぶつけて書いています。「辛くて流してしまった涙も、時間が経つと、きっとプラスの力に変わっていく」というメッセージを込めて作詞をしています。聴く人が、少しでも前を向ける曲になったらいいなって思いながら作ってるんです。
──今回の、ベストアルバムには、ハッピーなラブ・ソング、切ない曲、初恋の様なかわいい恋の歌から、ちょっぴり大人向けな曲まで様々な恋愛ストーリーがつまっていますよね。そんな曲の中には、CHIHIROさんのリアルな体験も詰まっていますか?
CHIHIRO:そうですね、色んな曲があるんですが、それぞれ体験や感じた事をいれています。「Love,Again」や「YES」は恋が愛に変わる瞬間を書いたすごくハッピーな曲で、こんな風に相手を思いながら結婚できたらいいなぁって想像しながら書きました。いつも、大好きになった人が最後の恋だったらいいなぁって思うし、出逢った奇跡と、二人の軌跡を、大切にできたらって思うんです。逆に「Bye-Bad-Bye」や「Liar」は、いわゆるダメな恋にはまってしまった女の子の曲。私も経験があるんですが、ダメな恋をしてるときは周りがみえなくなったり、はまってる自分を肯定してしまったり。友達のアドバイスも耳にはいらないくらいになってしまうんですね。でも本当は抜け出したくて、きっかけを探してる。そんな時にこの曲を聴いてそこから抜け出せる強さを持ってもらえたらなぁと思って書きました。「幸せとは」は、いつも応援してくれるファンのみなさん、そして私の周りにいる大切な人を想って書きました。たくさんの人への”幸せ”がつまった作品になったと思います。
──今後、書いてみたい曲はありますか?
CHIHIRO:「大きな愛」をテーマにした曲も挑戦してみたいですね。
──今後のリリースに付いても教えてください。
CHIHIRO:配信シングル『告白』が配信開始になりました。これはまさに告白をテーマに書いた曲へ好きな人へ思いを伝える瞬間を描いたラブソングです。大人になると臆病になって、言いたい一言を、なかなか伝えられなかったり、素直になるのが難しくなっちゃいますよね。でもその一言が伝えられたら、新しい世界がまっていたり、自分が変われたりするので、この曲をきっかけに皆が勇気を出して告白してくれたら嬉しいです。”私なんて・・・”っていう発想を卒業しましょう!それと、ヒルクライムのTOCさんを迎えての『恋レター』も7月に発売になります。この曲は、別れた二人がお互いに思いを手紙に込め綴る、そんな切ないラブソングになっています。楽しみにしててください!
──最後に、うたまっぷをご覧のみなさんにメッセージをお願いします。
CHIHIRO:恋をしている瞬間の気持ちを書いた曲がたくさんあるので歌詞にも注目して、じっくり聞いてみてください。