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UTAMAP review
EXILE ATSUSHI 初の単独CDシングルが遂にリリース!! 「MELROSE 〜愛さない約束〜」
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「MELROSE 〜愛さない約束〜」
「MELROSE 〜愛さない約束〜」 シングル
発売:2012.12.05
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収 録 曲
01.MELROSE 〜愛さない約束〜
歌詞 試聴 PV視聴
02.Living in the moment
歌詞 試聴 PV視聴
03.My“SHERO”
歌詞 試聴 PV視聴
04.二人の未来
歌詞 試聴 PV視聴
05.MELROSE 〜愛さない約束〜(Instrumental)
06.Living in the moment(Instrumental)
07.My“SHERO”(Instrumental)
08.二人の未来(Instrumental)
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12月5日に、ソロEXILE ATSUSHIとしては初となるシングル「MELROSE 〜愛さない約束〜」がリリースされる。どこか懐かしさを感じさせる心地いいサウンドと、ATSUSHIの優しい歌声が絶妙に重なり合い、一度聴いただけで心を一気に掴まれる今作。それはまさに、“名曲”と言っても過言ではないだろう。初の単独シングルリリースに向けて、ATSUSHIが作品への想い、ソロとしての今後の展望を語ってくれた。

──12月5日に、EXILE ATSUSHIソロとしては初となるシングル「MELROSE 〜愛さない約束〜」が発売となります。リリースを控えた、現在の率直な心境を教えていただけますか?
EXILEとしてデビューし12年目に突入して、満を持してやっと単独シングルをリリースできるということで、確かにここまで来る道のりは長かったかもしれないですけれど、素直にうれしい気持ちでいっぱいです。

──「MELROSE 〜愛さない約束〜」には、どのようなストーリーが広がっているのでしょうか?
すごくせつないラヴバラードになっています。映画の世界観を彷彿させるようなラヴストーリーを作りたくて、歌詞を書かせていただきました。サブタイトルに“愛さない約束”とあるんですが、何かの事情があってお互い愛さない約束をしていたのに、そんな2人が運命的に出会ってしまって、どうすることもできずに惹かれ合っていってしまう……。お互いがどんな状況・環境にあってもそれが運命であるならば、愛する気持ちは止められない。そんな、少し大人な感じのラヴストーリーを表現してみました。

──地名がタイトルになっているのも、めずらしいなと感じました。
この曲のビートを聴いたときに、すごくロサンゼルスの光景が浮かんできたので、このタイトルにしました。

──すごく聴き心地のいいメロディですよね。
そうですね。ソロの曲は、僕がその曲のファンになって、歌詞を書きたくなって書くことが多いのかもしれない。この曲も、初めて聴いたときからすぐにメロディやビートの感じにいたるまで、すべてのファンになりました。情景が浮かんできて、季節感も感じ、ドラマチックな印象も受けました。ビートも、最近流行っている4つ打ちとはまったく違う、オーガニックな雰囲気と、往年のR&Bっぽさが自分的にとてもしっくりきて、すごく僕好みの曲でしたね。それで、この曲の歌詞を書きたいって思って書かせていただいて、1年半ほどずっと温め続けていた曲。なかなかソロで出すタイミングがなかったので、今回こうしてシングルとして形にでき、個人的にもうれしいですね。

──ロサンゼルスで撮影されたMVも印象的でした。
ロサンゼルスって都会なんだけれど、自然も多くてすごくキレイな場所がたくさんある。
楽曲の雰囲気からも、どこか自然を感じさせるので、ロサンゼルスで撮影して本当に理想的なMVに仕上がりました。広い空と、壮大な荒野の砂漠で歌ったとき、自分を包み込む大自然のなかに身を任せて、ナチュラルな表現ができました。今作は割と自分でプロデュースさせていただいた部分も多いんです。秋っぽい情景のなかでベージュのトレンチコートを着ていたり、ギターを弾いていたり……というイメージがこの曲にあったので、それを具現化することができてすごくうれしいですね。

──「MELROSE 〜愛さない約束〜」を、どのように聴いていただきたいですか?
この曲は、夕日や朝焼けといったシチュエーションがすごく似合う曲。そういうシチュエーションで、恋愛を感じながら聴いていただくのもいいですし、皆さんがこれまでの人生で経験してきた恋愛のストーリーに照らし合わせたり、各々の世界に入り込んで、恋愛に浸って聴いていただきたいですね。

──それでは、収録されているほか3曲のこともお聞かせ願いたいのですが、まず「Living in the moment」はどのような楽曲なのでしょうか?
この曲も、僕が曲のファンになって歌詞を書きたくなったことがキッカケです。「願い」や「Ooo Baby」「forever love」などを手がけていただいた、僕らのライヴツアーでも、パーカッションで活躍しているArno Lucasが作ってくれました。ブラックミュージックとポップスのバランスが絶妙ですし、個人的にもすごく彼との相性がいいんですよね。男心を歌っているせつない曲で、ドラマチックではあるんですけれど、サラッと一人で夜お酒を呑みながら聴きたくなるような、静かに聴ける曲だと思います。男心のなかにある、小さなストーリーを、とつとつと歌う感じで作ってみました。

──それでは、「My“SHERO”」はどのような曲なのでしょうか?
この曲も、まず曲のファンになったということがいちばん大きいですね。それと、尾崎豊さんの「シェリー」みたいに、架空の女性の名前を繰り返し叫ぶような曲をいつかやってみたいなと思っていて……。

──それは昔からですか?
そうですね。それで作家さんのアイデアで、男性のHEROに対して、女性を示すSHEに置き換えてSHEROにしてみたらどうかと。HEROから派生した造語なんですけれど、そのアイデアを活かし、今作で以前からやりたかったことを実現できてうれしいです。静かに男心を歌う「Living in the moment」とは真逆で、何度も同じ名前を叫んでいるような、どちらかというと激しい曲。歌いがい、叫びがいがあり、すごく気に入っています。こういう心の叫びのような歌を歌うヴォーカリストを目指している男の子や、ヴォーカリストの方にもぜひ聴いてみてほしい。ヴォーカリスト心をくすぐるタイプの曲だと思います。

──それでは、「二人の未来」に関しても教えていただけますか?
せつないんだけれど、明るい未来を目指した曲です。今からちょうど1年前くらいにこの曲と出会って、やっぱりまず曲のファンになりました。聴いたときに、若いころの純粋で真っすぐな恋愛観を思い出したんですよね。学生時代などに、夢と恋の両立がうまくできなかったり、うまくできないんだけれど、でもいつか……夢をかなえたあとだったら、絶対に両立できるっていう希望を持っていた時期ってあると思う。でも、その夢をかなえずして、恋愛だけ成就して幸せになれるかというと、そういうものでもなくて……。そんな男心を表現した曲になっています。学生の方が聴いて共感していただけたらうれしいですし、学生ではない方も、こんな時期があったなぁ……と懐かしい想いに浸って聴いていただけるとうれしいですね。

──ありがとうございます。今作は、恋愛ソングのみの1枚になっていますね。
そうですね。リリース時期も、恋愛ソングを聴きたくなる冬ですし、前作のソロアルバムに、ソロである“EXILE ATSUSHI”として伝えたいことや大切な想いはしっかり込められたと感じていて。それに、EXILEとしても、人生観や生き方、未来につなげたい想い、Love,Dream,Happinessといったものを歌っているので、前作できちんと名刺を出せたからこそ、あえてラヴソングのみに絞った作品に挑戦できたのかもしれないです。

──さまざまな恋愛の形が詰まっている今作。聴いていただく皆さんにとって、どのような1枚になってほしいですか?
今作には、4曲しか入っていないんですけれど、アルバムくらいのドラマが詰まっていると言えるくらいのボリュームになっています。4曲リピートで聴いていただいて、アルバムを聴いているくらい楽しんでいただきたいという願いも込めて……。ビートが心地よい「MELROSE 〜愛さない約束〜」、ピアノだけの「My“SHERO”」、静かに聴ける「Living in the moment」、若いころの純粋な恋愛に浸れる「二人の未来」……と、ラヴソングだけなのにすごくバラエティに富んでいるので、それぞれの曲ごとにきっと皆さんなりのドラマを感じていただけると思います。

──最後に、今後のソロとしてのEXILE ATSUSHIの展望を教えていただけますか?
先日、TBSさんの企画で僕のソロライヴがあったんですけれど、“命をうたう”というテーマで、「ふるさと」や「赤とんぼ」、東海テレビさんの番組「LIFE IS BEAUTIFUL 番外編〜もうひとつの小さないのちの詩〜」で中学生と一緒に作った「煌きの歌」などを歌わせていただきました。そんなソロライヴを経て感じたことは、これからは、「ふるさと」のような日本の心を感じさせる曲も歌っていきたいと思ったんです。今作を節目に、日本の心を感じさせるような、老若男女問わず日本中の方に愛していただけるような曲を作っていきたい。EXILE ATSUSHIとしてこれからやっていくべきこと、目標などが明確に見えてきたんです。もちろん、ソロとして今のスタイルが今作で最後ではないんだけれど、来年からまた新たなスタイルに挑戦し、新しいEXILE ATSUSHIをお見せできると思っていますので、そういう意味でも、今作はぜひ聴いていただきたいですね。

interview&edit_桜井麻美


December 7, 2012
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