SO-TA、約2年半振りとなる2ndアルバム。リード曲は、シンガー舞花を迎え、別れてもなおまだ相手を想う気持ちを綴った号泣必至のラブソング「君がいないfeat.舞花」、LGYankees, Noaとの最強コラボで奏でる究極の失恋ソング「Lost Love feat. LGYankees, Noa」、レーベルメイトjyA-Meとの愛し合う二人のすれ違いを描いたデュエット曲「眠れない夜に…feat. jyA-Me」, 数々のメディアで話題のLGMonkeesを迎えた運命の人と巡り合えた喜びを唄った「世界で一番のキセキfeat. LGMonkees」, そして“今だから言える感謝”の気持ちを大切な両親へ贈る「おくりもの」他、新曲12曲にBonus Track(SO-TAの最新のOUT WORKS作品2曲)を収録した豪華14tracksを収録。さらにDISC2(DVD)には、リード曲「君がいないfeat.舞花」のMUSIC CLIPを収録。
──いよいよ待望の2ndアルバムがリリースです。これまでの活動を振り返って、今のお気持ちをお聞かせ下さい。
前作から約2年半ぶりのリリースということで、やっと…というのが、まず正直な気持ちです。そしてこの期間ずっと待ち続けてくれた皆さんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。僕なりではありますが、この長い期間で音楽面、そして人間としても新たな一歩を踏み出せたんじゃないかと思っています。『SO-TAの成長』も皆さんに感じて戴けたら嬉しいです。
──リード曲である「君がいないfeat.舞花」について、聴きどころをお聞かせ下さい。
レーベルメイトの大先輩であるLGYankeesの作品にもfeatで参加してくれた舞花さんを迎えたこの楽曲は、制作するに当たって大きなプレッシャーでした。その中で生まれたコンセプトは特別なことなんかじゃなく、着飾るわけでもなく、『ありふれた日常の中の切なさ』を描きたいというものでした。
1つの恋愛が終わりを迎えると、場所や言葉や香りなど…様々な思い出が残ると思います。でも一番辛いのは目に見える、残ってしまった「モノ」だと思うんです。だから今回は2人で過ごした部屋にテーマを絞り、ストーリーを描いてみました。
──その他の楽曲で、「SO-TAさん推し」の楽曲についてお聞かせ下さい。
どれも思い入れがあって絞りきれないのですが…「Yellow Tulip」は特に印象深いかもしれません。詞の内容は、実はデビューする遥か前の高校生の頃に出来ていまして…。今だから書けること、感じるものを付け足し完成に至りました。一番内容にもこだわる事が出来た楽曲に仕上がったんじゃないかと思います!
──ボーナス・トラックに収録の「Graduation〜未来への約束〜」は、時節柄ぴったりの卒業ソングですが、この歌に込めた思いをお聞かせ下さい。
僕には1歳の頃から付き合いのある幼なじみがいまして。未だに付き合いは続いていますが、お互い、今まで一度も素直に「ありがとう」を言えてない気がするんです。相手はどう思っているか、わかりませんが(笑)。まぁ男同士だと照れくさくて言えないことも多いかもしれませんが、せめて卒業という1つの別れの時ぐらい、素直に「ありがとう」と言えれば良かったなと。ある意味、後悔や願望を歌詞に載せてしまったのかもしれませんが、せめて曲を聴いてくださる皆さんには同じ想いはしてほしくないなと、この楽曲を制作しました。かけがえのない大切な友達なんですから!
──この春に卒業を迎えた皆さんにメッセージがありましたらお願い致します。
まず、ご卒業おめでとうございます!僕もつい去年まで学生だったので、皆さんの気持ちは理解出来る…つもりです(笑)。ただ僕は学生の頃からこのお仕事を始めさせてもらってましたし、震災の影響で16年に渡る学生生活、最後の卒業式を迎えることが出来なかったので。少し皆さんが羨ましかったりもします。振り返れば、学生の頃にしか感じられない思いや出来事が、たくさんあった気がします。どうか皆さん1日1日を大切に、そして忘れないでくださいね!
──今回のアルバムでは9曲の作詞を手がけていらっしゃいますが、作詞をする際に気を付けていることは何ですか?
自分が経験したことや感じたことをそのまま歌詞に載せる、いわゆる「リアル」はもちろん大切なことだと思います。でも僕たちの立場は時に、聴いてくれる方々の心情に立ち、気持ちを代弁することも大切だと考えています。書きたいこと・それに対して自分が思うことは当然ですが、「じゃぁ他の人だったら、どう考えるだろう?」と、たまに第三者の様な目線から歌詞を書くことも必要なんだ、と心掛けています。
──作詞家として、日頃心がげていること、あるいは作詞のコツのようなものがありましたらお聞かせ下さい?
同じ意味合いの言葉でも、この言い回しの方が…といった感じで、使う言葉は選んでいる気がします。あとは自分に合った言葉か、というのもあるかもしれません。普段から使ってないような言葉を選んでも、歌に慣れていない感が出ちゃう気がするんです。例えば無理に悪ぶってみたりとか(笑)。もちろん歌詞提供の場合は、その人に合った言葉を選ぶよう心掛けていますが…。会話をするとき自然に言葉が出てくる様に、なるべく自分に適した言葉選びをしています。
──PRINCESS PRINCESSの名曲「M」をカバーされていますが、「M」選曲に至るまでのエピソードがあったらお聞かせ下さい。
デビュー前から好きだった楽曲の1つで、友達とカラオケに行っては歌っていた曲でした。今回Albumで1曲カバーを歌わせて戴けることになり、迷わず選曲したのが「M」です。初めてのカバー曲で、敢えて女性アーティストの曲を歌わせてもらいたかったのも1つの理由です。
──ヴォーカリストとして、「M」の聴きどころをお聞かせ下さい。
女性目線の歌詞を歌うということで、最初はどう表現していいか迷いがありました。でも改めて歌詞を見たとき、男性の僕でも共感出来る内容だなって思ったんです。この「M」という曲がリリースされた当時、僕はまだ2歳ぐらいでしたが、未だに愛されているこの楽曲の素晴らしさを再確認しました。流れるメロディーラインに切ない歌詞がマッチしていて、凄く世界観に引き込まれる曲だと思います。