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UTAMAP review
FUNKY MONKEY BABYS 2年9ヶ月ぶりのオリジナル・アルバム『ファンキーモンキーベイビーズ4』リリース!この1枚で元気になれる。この1枚が笑顔をつくる。今日も明日も頑張れる愛と希望のうた満載!!
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『ファンキーモンキーベイビーズ4』
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収 録 曲
01.アワービート
02.八王子純愛物語 試聴
03.あとひとつ 試聴
04.ランウェイ☆ビート 試聴
05.愛の歌
06.未来の君へ
07.大切 試聴
08.LOVE SONG 試聴
09.真夏のマジック 〜Sun's Feelings〜
10.悲しみなんて笑い飛ばせ 試聴
11.それでも信じてる 試聴
12.
13.ラブレター 試聴
14.HAPPY BIRTHDAY
15.サヨナラの向こう側
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「未来の君へ」は、子供たちに捧げた歌。このままバトンタッチはできない。より良い未来を、僕らの世代がしっかりと築いていかないと。

──その後は、真摯な曲が続きますね。「未来の君へ」は、また新しいタイプの曲かと思うのですが、どんなキッカケから?
ファンキー加藤:これは、子供たちに捧げた歌です。もし、自分に子供がいたとしたら、どういうメッセージを伝えたいかなと思って。今までにはなかった視点という意味では新しいですね。
──そういう視点が出てきたというのは?
ファンキー加藤:僕らも大人になったということなんでしょうね。
──高らかに色々な楽器が鳴って、とても晴れがましい雰囲気ですね。まさに入学式の朝というイメージですが?
ファンキー加藤:ランドセル背負って元気いっぱいに出ていく子供の背中を「いってらっしゃい」と言いながら、その時に何を思うか。そんなイメージで書いていきました。子供たちを見ていると、やっぱり、心が暖かくなりますよね。
──♪幸せの種を 僕たちが植えておくから〜というフレーズが印象深かったのですが?
ファンキー加藤:イメージの中で生まれてきた言葉だったんですけど。今、日本はとても厳しい環境にありますけど、このまま次の世代にバトンタッチするのは申し訳ないような気がしたんですよね。まだまだ、バトンタッチするような年齢でもないんですけど、より良い未来を、僕らの世代がしっかりと築いていかないといけないと思ったんです。未来に対して何ができるのかを一生懸命に考える。それが、幸せの種になるんだと思います。
──子供たちに対しても、ただ優しくするだけでなく、♪いつか君だって たった一人で 歩いていく日がくるんだ〜とか、厳しいことも伝えていますよね?
ファンキー加藤:ほんとに希望だらけの歌というのも、エンターテインメントとしてはありだと思いますけど、やっぱり、厳しい現実というものがあるからこそ、希望というものがより輝くんじゃないかと思います。

「悲しみなんて笑い飛ばせ」は、言葉と勝負した曲。“越えられない壁”“眠れない夜”とか、マイナス・イメージの言葉を、歌詞の中で論破したかった!

──「悲しみなんて笑い飛ばせ」も、とても強いメッセージが感じられる曲ですね?
ファンキー加藤:今こそ、FUNKY MONKEY BABYSは、前向きでポジティブな歌を歌っていくべきだって、すごく思っているんです。生きていれば、目の前に困難が立ちはだかるという場面は必ずありますけど、でも、どんな逆風でも、発想の転換で追い風にすることはできると思うんです。
──これまでの楽曲でも、雨・壁・光という言葉が多く使われてきましたが、「悲しみなんて笑い飛ばせ」では、その捉え方が随分と変わったように感じました。例えば、♪延々と止まない雨は いっそびしょ濡れになって 涙をごまかせばいいさ・・・など特に印象深いのですが?
ファンキー加藤:サビの歌詞は僕が書いたんですけど、ちょっとね、言葉と勝負してみたくなったんですよ。
──言葉と勝負?
ファンキー加藤:“越えられない壁”“眠れない夜”“止まない雨”とか、マイナスのイメージで使われる言葉ですよね。それを論破したかった。発想の転換だったり、ちょっと視点を変えることで、こうしたらプラスになるでしょうって論破したかった。しかも、サビの短いフレーズの中でやってやろうって。自分なりにそういう勝負をしてたんです。絶望から希望への橋渡しとなってくれないかなという願いも込めて。
モン吉:僕も歌詞を書いてますけど、この曲に関しては、伝えたいことがハッキリしていたから全くブレなかったですね。
DJケミカル:すごく大きなエネルギーになる1曲だと思います。

北海道の森の中で作った「空」。プログレッシヴ・ハウスとJ-POPを混ぜた、このサウンドをずっと探してた!

FUNKY MONKEY BABYS──「空」は、これまでにないタイプの曲ですね?
モン吉:「空」は、僕のイチイシです!これまでずっとやりたかったことがようやく具現化できた感じです。『ファンキーモンキーベイビーズ2』(2007年12月)を出したあたりから、ずっと思っていたんですよね。僕らが普段聴いているようなジャンル…プログレッシヴ・ハウスをうまくJ-POPと混ぜられないかなって。でも、なかなか、そういうオケに巡り合う機会がなくて。今回は、時間的な余裕がけっこうあったので、いろいろ検討を重ね、プログレッシヴ・ハウスをベースにサウンド作りをやっている中村伸吾さんに初めてオケをお願いすることにしたんです。
ファンキー加藤:中村さんは札幌在住なんですよ。森の中にスタジオがあって、そこに3人で出かけていって、森の中で作った曲です。
──中村さんとは初対面?
ファンキー加藤:初対面です。最初は、東京と札幌でデータのやりとりをしながら作ってたんですけど、やっぱり言葉のニュアンスとか細かいところが伝わり切らなくて。
モン吉:例えば小節とかも、プログレッシヴ・ハウスというのは、ループするのが特徴だから長めになる。でも、逆に短めにキュッと締めるのがJ-POP。そういう所のすり合わせがうまく行かなくて。
ファンキー加藤:で、北海道に行こう!って。3人揃って二泊三日で行ってきました(笑)。
モン吉:実際会ったら、制作のスピードが全然違いましたね。すぐできちゃいました(笑)。
──“空”というテーマは、北海道に行ってから出てきたのですか?
ファンキー加藤:最初にオケを聴いた時から、空のイメージだったんです。やっぱり、それは、中村さんが普段見てる北海道の空を感じたということだったのかもしれないですけど。だから、空というテーマで最初から詞を書いていたんです。
──サウンド面での新しさに加えて、届かないものとして“空”を描いた歌詞も、これまでにない感じですよね?
モン吉:そうなんですよね、救わない感じがね。でも、それも現実だし。
──一方で、青い空の清々しさだけで気分が晴れたり、空というのは、希望にも繋がりますよね?
モン吉:そうですね。一つの光でもありますよね。

FUNKY MONKEY BABYS初のバースデーソング「HAPPY BIRTHDAY」は、中学時代に初めてバンドを組んだ古い友達と一緒に作った曲!

──「HAPPY BIRTHDAY」は、とってもハッピーな1曲ですが、共作している福本バンビさんというのは?
ファンキー加藤:僕の同級生なんですよ。僕が音楽をやるキッカケを作ってくれたのが彼で、中2の時、初めてバンドに誘ってくれたギタリストなんです。モン吉やケミカルとも仲が良くて、デビュー前は一緒に曲を作ったり、ギターを入れて貰ったりしてたんです。とにかくFUNKY MONKEY BABYSをすごく愛してくれている男で、ファンクラブ会員にもなっているんですけど(笑)。今はサラリーマンなんですが、埋もれさせるには惜しい才能だし、彼もまだ、チャンスを虎視眈々と狙ってるし(笑)。久しぶりに一緒にやろうかって、4人で一緒に作ったんですけど、ロックテイストのすっごく楽しい曲ができました。
──バースデーソングというのは初めて?
ファンキー加藤:初めてなんですよ。BABYS(ファン)達からも、バースデーソングをという要望は強かったし、どうせやるなら、むちゃくちゃハッピーな踊り出したくなるバースデーソングにしようって。
──毎日、必ず誰かの誕生日ですものね?
ファンキー加藤:そうなんですよね。だから、ライヴで歌えば、必ず誰か“今日が誕生日”という人がいるはずで、すっごく楽しみですね。

“希望のあるアルバム”にしたかった。2011年は、大変な1年だったけど、だからこそ、その年末にFUNKY MONKEY BABYSが出すアルバムというのは、そうあるべきだし、そうありたいなと思っていました。

──アルバムの中には、「大切」(2010年5月)以降のシングル曲も多数収録されていますが、改めて振り返ってみて、いかがですか?
ファンキー加藤:「ランウェイ☆ビート」は、特にもう一度スポットを当てたい曲ですね。このシングルは、今年の3月16日のリリースだったんです。東日本大震災直後の大混乱の中、リリース・タイミングが過ぎて行き、ちょっと埋もれちゃったシングルなんですよね。「ランウェイ☆ビート」も、c/wの「サヨナラの向こう側」も、僕自身がすごく好きな曲でもあるし、ここでもう一度、改めてみなさんに聴いてほしいなと思います。
モン吉:僕は、「真夏のマジック 〜Sun's Feelings〜」(2010年8月、「あとひとつ」のc/w曲)がアルバムに入って良かったなと思います。選曲の段階で、すごく迷ったんですけど、今回のアルバムは、明るい曲が意外と少なかったので、「真夏のマジック 〜Sun's Feelings〜」が入ったことで、すごくバランスが良くなったと思います。
DJケミカル:「あとひとつ」とか「大切」とか、少し時間が経った曲というのは、アルバムの流れの中で聴いていくと、また違った聴き方ができて、改めて、こういう曲があって良かったなと思いますね。
──アルバム全体が、すごく繋がっている感じがしますね?
ファンキー加藤:僕ら自身は、それほど繋がってるという意識はないんですけど、ただ、“希望のあるアルバム”にしたいと思っていました。月並みな言葉ですけど、元気が出るような、希望が持てるような1枚にしたいなって。2011年というのは、大変な1年だったけど、だからこそ、その年末にFUNKY MONKEY BABYSが出すアルバムというのは、そうあるべきだし、そうありたいなと思っていました。

年明けからの全国アリーナ・ツアーは、希望に満ち溢れたライヴにしたい!『ファンキーモンキーズベイビーズ4』を聴いて、ライヴに来てくれたら、より前向きな2012年になるんじゃないかと思います!

──リリース後は、アルバムを引っ提げての全国アリーナ・ツアーが始まりますね。初のアリーナ・ツアーですが?
ファンキー加藤:アリーナ自体は何度か経験しているので、イメージはできています。『ファンキーモンキーベイビーズ4』を引っ提げてのツアーとなるので、希望に満ち溢れたライヴにしたいなと思います。
──2012年に向けては、どんな抱負を?
ファンキー加藤:まずは、アリーナ・ツアーをしっかりと乗り切るという事ですね。アリーナ・ツアーまでは、まだ2011年の延長みたいな感覚なんですよ。5月の仙台でツアーが終わるんですけど、そこまで終えて初めて2011年を締めくくれるような。そこを乗り越えて初めて、次の事が考えられるかな。
DJケミカル:まずは、元気に健康に年を越して、それから、ゆっくり考えていきます。
モン吉:健康第一で、悔いのないようにね。
ファンキー加藤:まず、このアルバムを一人でも多くの方に聴いていただきたいというのがいま一番思うことで、きっとこれは、今の日本にしっかり響く、たくさんの人の不安を解消してくれる1枚だと僕は思ってます。だから、『ファンキーモンキーベイビーズ4』を聴いて、ライヴに来ていただければ、みんなの2012年が、より前向きなものになるんじゃないかと思います。みなさん、アルバムを聴いて、ぜひライヴに遊びに来てくださいね!

※左から、ファンキー加藤、DJケミカル、モン吉

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December 20, 2011
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