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3rdアルバム「Cruising」のリリースから7ヶ月を経てリリースされるMAY'Sのニュー・シングル「BONDS」。今回はそのタイトル通り、人とのつながりや絆、友情といったテーマを、ヴォーカルである片桐舞子が鮮やかに、そしてカラッとした空気感で描き出し、トラック・メイカーのNAUGHTY
BO-Zはダンサブルなトラックでその世界観を構築する。ともすればディープになりがちなテーマを、軽やかに歌い上げた片桐舞子をインタビューに迎え、「BONDS」への想いを語ってもらった。
──今作のリード曲“BONDS”の、友情や絆といったテーマはどこから?
「今回は昼ドラ(フジテレビ系で9月5日スタートの「毒姫とわたし」)の主題歌のお話を頂いて、そのドラマの内容から浮かんだイメージが原点でしたね。ドラマが女の子同士の友情みたいな部分がテーマなので、そこを足がかりにというか。その上で、なんだかんだいっても、みんな誰かを支えてるし、支えられて生きてるんだって事を押しつけがましくなく描ければなって。そういう意味では、ポジティヴなメッセージをMAY’Sらしく表現出来ればって思ったし、私たちとしても『新しい事が出来そうだな』と感じたテーマでしたね」
──そこから今回の「BONDS」というキーワードも浮かんだんですね。
「『BONDS』って言葉が、今作を作る上で最初に出てきたキーワードでしたね。友情や絆って色んな言葉で表現出来ると思うんですけど、それを幅の広い形で表現出来て、多くの人が受け取りやすいメッセージになるのはこの言葉かなって」
──友情を描くとなると、ちょっと大きな話になっちゃったりしそうな所を、“BONDS”はミニマムで身近な形で描かれてますね。
「わりと友情ソングってスゴく大きかったり暖かいメッセージになりがちな所を、カラッとした、今までにないアプローチで表現したかったんですよね。だから、女性同士の友情がメインなんですけど、ガールズ・トーク的な『私たち女の子だよね』的な感じにはしたくなかったんですよ。女の子同士の会話ではあるんだけど、一緒に泣いたり慰め合ったりで終わりじゃなくて、女同士でも『ダメな所はダメ』ってスパッと言ってくれる仲間だったり、ダメな部分を見せても叱ってくれるし、許してくれるような、もっと深い友情を書きたいなって。だから冒頭がああいうリリックになったんですよ」
──冒頭の「キミにはもううんざりです」ってリリックですね。友情の歌なのにズバッと相手を切るような内容から始まるのは面白いし、でも、本当に信頼してる仲間だから言える言葉だなって思いました。
「あんまりこういう始まり方の友情ソングは無いですよね(笑)。でも、このフレーズは早い段階で生まれてましたね。メロディと一緒にふっと浮かんできた言葉が今回は多くて、そのハマりも良く出来たなって」
──舞子さん自身もそういうお話しをお友達とされますか?
「高校の時からずっと仲の良い友達がそうですね。しょっちゅう連絡しなくても、深い部分で繋がってるというか。そういう友情はありがたいですよね」
──メロディの部分で伺うと、今回は特にループ感が強いトラック構成になってますね。
「元々クラブをベースに活動してきたんで、クラブ・ミュージックの持つ独特のループの美学や魅力を形にしたいと思うし、そういう面白さも気付いてもらえると嬉しいなって」
──メロディの展開やサウンド自体は派手にだったりしますけど、ドラムはほぼ同じ展開だったり、シングル曲としてはかなり攻めてるなって
「今までに無い音色だったり、トラック・センスをNAUGHTY BO-Zが提示してきてくれたんで、相方ながら『やるねえー!』って(笑)」
──冒頭のシンセ・リフもちょっとファミコンっぽい音色だったりして、遊びが効いてますね。
「あそこは私もスゴく好きだし『音楽を遊べるようになったな、MAY’S』って思いましたね。今年の7月でデビュー3周年を迎えたんですけど、4年目の幕開けとなるこのシングルで、自分たちでも新しい事が出来てるなって思いましたね。自分たちの思う『MAY’Sらしい』って固定観念が外れて自由度がどんどん増してるし、それでも軸はぶれない音楽が作れるようになったなって。“BONDS”もメイズのイメージを良い意味で裏切るような、今までのMAY’Sのカラーと真裏なんだけどかけ離れてはいないアプローチがシングルで出来たかなって」
──舞子さんのヴォーカル・ワークもちょっとウェットな感じもあって、今までと違う提示になってますね。
「曲はキャッチーでポップなんですけど、歌い方はちょっとロックなテイストのアプローチになりましたね。曲やリリックからそういうイメージを受けたんで、そこを削がずに感じたまま歌ってみようって。そうやってまた今までに無い部分が出せましたね」
──“BONDS”のPVはどのような感じに?
「今回はスゴく元気な感じのPVになりましたね。メッセージがしっかり伝わるように、あまりギミックを使わないで歌ってる部分がメインの、ストレートなミュージック・ビデオになってますね」
──カップリングの“I Remember You”は、“BONDS”とはかなり感触の違う、R&Bテイストのしっかりした切ないラヴ・ソングになっていますね。
「大人が聴ける切ない曲が作りたいなって思ってたんですよね。そこで『もし昔付き合ってた彼と偶然出会ったら』ってシチュエーションが思いついて、そこから構成を進めていったんですけど、そんな内容にはオーセンティックなR&Bマナーに沿った作品にするのが一番伝わるかなって」
──女性側の視点で書かれた曲ですが、NAUGHTY BO-Zさんの反応はどうでしたか?
「『今カノと一緒にいる時に元カノに声かけられたらスゲー焦るよな』って言ってました(笑)」
──でも、自分だったらどうするかなってちょっと考えてしまう歌詞ですよね。
「誰しも『もう一回会えたらいいな』って思う人が心の中にひとりふたりいるかと思うんですけど、そういう人に、もし偶然会えたらっていう甘酸っぱいイメージと、でも声をかけるだけでそれ以上は進まない大人の選択っていう『大人心』を噛みしめながら聴いて欲しいなって(笑)」
──確かに、ハッピー・エンドでもバッド・エンドでもない不思議なバランスなんだけど、そこにリアリティがありますね。
「偶然出会った運命的な出会いからまた恋が叶うっていうのが物語としては正しいだろうし、リスナーもそう願うのかも知れないけど、現実を考えるとそれはリアルに感じないし、そういう方向には行きたくなくて。そして、叶わなかったからこそ綺麗な思い出のままでいられるっていう感情も落とし込みたかったんですよね。だからそれをどう表現するかは難しかったですね。『これ以上近づきすぎたら<誰にも汚されたくない誰かを好きな気持ち>が壊れるのが分かってるから踏み込まない』っていう胸キュンをどう書けばいいのかなって。だからサビは本当に悩みました。そういう意味では10代の子とかには分かりづらいのかなとも思うんですが、10年後とかに『そういう事だったんだ』って分かって貰えても嬉しいなって」
──“ONE LOVE ~幾千の星降る夜をこえて~ feat. FALCO & SHINO”は、“ONE LOVE
~100万回のKISSでアイシテル~”のセルフ・リミックス的な曲でもあり、客演のFALCO&SHINOからの回答という感じでもありますね。
「アンサー・ソングっぽく仕上がりましたね。元々、FALCO&SHINOがオリジナル・ヴァージョンをスゴく好きで、いつも『このトラックをサンプリングしたら絶対格好良いと思うんですよ』っていつも言ってくれてたんで、『じゃあやってみるよ』ってNAUGHTY BO-Zがトラックを組んだのがきっかけで。そういうスタートだったんで、サンプリング感が強いトラックになったから、そこにはFALCO&SHINOをラップに迎えればより映えるなって。自分たちの曲を自分たちでサンプリングしたり、元曲にあった言葉を引用してみたりって、二度美味しい楽しみ方が出来る曲に出来ましたね」
──元曲が愛について抽象的な表現をするとしたら、この曲の特にFALCO&SHINOのパートは物語性の高い、具象的なアプローチになってますね。
「ラッパーとしても男性としてもこれから経験を積んでいく若い二人だから、あんまり愛についての大きな話よりも『自分だったら一番大事な彼女をどう精一杯エスコートして、一生懸命好きって表現できるか』っていう、男性の情熱的な部分を書いて貰った方が一番リアリティがあるなって思ったんですよね。そこをしっかり二人とも書いてくれたから、自分たちでもスゴく新鮮でしたね」
──“My Love Is All For You (Remix of "君に届け...")”は、元曲の英語バージョンということに加えて、アレンジも少し変えられてますね。
「アニメ(「君に届け」)が海外で放映されていたおかげで、今までのMAY'Sの曲で一番海外の人が聴いてくれている曲になったので、その意味でも英語で表現できればもっと世界中の人に曲の内容が伝わってくれるかなって。このシングルは久しぶりのリリースなので、楽しみに待っててくれた人にはお待たせしましたというのと、今までにシングルでは表現してこなかった、MAY'Sのパワフルな部分も感じてもらえると思うので、ぜひ楽しんで貰えると嬉しいですね。もうすぐ始まるツアーでも、2月にリリースした『Cruising』の曲も、そしてシングル『BONDS』の曲も一緒に楽しんでもらえるツアーに出来たらって思ってますね」
MAY'S LIVE TOUR 2011 "Cruising" with Aya na ture
●9月4日(日)【群馬】エテルナ高崎 supported by エテルナ高崎
(開場18:00 開演19:00) ※4月23日公演振替
Pコード:138-287/Lコード:76989
エテルナ高崎公演チケットSOLD OUT!!
お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION TEL:03-5720-9999
●9月7日(水)【大阪】BIG CAT supported by ベルクラシックグループ
(開場18:00 開演19:00) ※5月29日公演振替
Pコード:137-646/Lコード:56742
お問い合わせ:サウンドクリエーター TEL:06-6357-4400
●9月9日(金)【岡山】CRAZYMAMA KINGDOM
(開場18:00 開演19:00) ※5月13日公演振替
Pコード:137−501/Lコード:64186
お問い合わせ:YUMEBANCHI夢番地(岡山) TEL:086-231-3531
●9月10日(土)【福岡】DRUM LOGOS supported by ロイヤルチェスター福岡
(開場17:00 開演18:00) ※6月12日公演振替
Pコード:138-491/Lコード:88248
お問い合わせ : キョードー西日本 TEL:092-714-0159
●9月14日(水)【北海道】札幌cube garden supported by ベルクラシックグループ
(開場18:30 開演19:00) ※5月15日公演振替
Pコード:137-511/Lコード:14576
お問い合わせ:WESS TEL:011-614-9999
●9月16日(金)【宮城】仙台Rensa supported by アール・ベル・アンジェ仙台
(開場18:00 開演19:00) ※6月4日公演振替
Pコード:124-431/Lコード:29087
お問い合わせ:GIP TEL:022-222-9999
●9月19日(月祝)【新潟】LOTS supported by ハミングプラザVIP
(開場17:00 開演18:00) ※4月29日公演振替
Pコード:137-857/Lコード:76508
お問い合わせ:サウンドソニック TEL:076-291-7800
●9月24日(土)【石川】金沢EIGHT HALL
(開場17:00 開演18:00) ※4月30日公演振替
Pコード:137-857/Lコード:57474
お問い合わせ:サウンドソニック TEL:076-291-7800
●9月25日(日)【愛知】名古屋OZON supported by アール・ベル・アンジェ三重
(開場17:00 開演18:00) ※5月28日公演振替
Pコード:138-022/Lコード:47862
名古屋OZON公演チケットSOLD OUT!!
お問い合わせ:サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100
●9月30日(金)【東京】STUDIO COAST supported by ホテルベルクラシック東京
(開場18:00 開演19:00) ※6月18日公演振替
Pコード:138-287/Lコード:76996
お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION TEL:03-5720-9999
※ドリンク代別(新潟公演は除く)
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