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レディー・ガガやケシャを筆頭に、圧倒的な個性と美貌で魅了する女性シンガーたちが世界を席巻する中、ここ日本でも強烈な個性を放つ女性シンガーが登場。その名は、MAA（マア）。
妖しいほどになまめかしい、非日常的なサイバーな雰囲気。甘さと毒を持った低音ヴォーカル。エレクトロなサウンドに乗った、奔放でファンタジックな歌世界。突き放すような攻撃性と、寄り添うような親近感を併せ持つ、何とも不思議なオーラを放つ女性シンガーだ。
デビューは2010年9月。1stシングル「Ghost Enemy」、2ndシングル「バレリーナ・ブレインシステム」をレンタル＆配信限定というユニークなスタイトルでリリースした後、12月には、早くも1stミニ・アルバム『Monkey Kingdom』を発表。2011年は、2月に名古屋ドームで開催された“東京ガールズコレクション”のオープニング・アクトを務め、また、3月リリースのm-floトリビュート・アルバム『m-flo TRIBUTE 〜stitch the future and past〜』にも参加。多くの人が、様々な場面でMAAの名前を目にしているはずだ。
7月20日には、ニュー・シングル「OKay」をドロップ。通算3作目にして、初めての本格的なシングル・リリースとなる。
タイトル曲の「OKay」は、日本テレビ系“ハッピーMusic”7月エンディングテーマとして既にオンエア中のナンバー。エロクトロな雰囲気がやや薄まり、心地よいテンポで聴かせるラヴソング。もう会えなくなってしまった人に想いを馳せ、“もう泣かない、大丈夫”と自分自身に言い聞かせる、切なくて、だけど、力強いラヴソングだ。
失恋ソングでもあり、遠距離恋愛中の2人にも当てはまり、亡くなった人へ向けての言葉とも受け取れる。含みのあるMAA独特の歌詞は、聴く者の気持ち次第で、幾通りにもストーリーを広げていける。
一転してc/wの「F.B」は、毒を吐いたナンバー。低音ビートが怠惰な雰囲気を醸し出すサウンドに、♪あまりに醜い世界ならグウェン・ステファニーに舐めてもらうといいよ〜、♪ビートルズならリンゴ・スター〜・・・など、意味深な言葉が並ぶ。
3曲目の「Tommorow @Your Kingdom -THE LOWBROWS remix-」は、天国の入り口で会いたい人に向かって♪出てこれないかな？ ちょっと門のあたりに〜と呼びかけ、それが叶わぬと♪明日またくるよ〜と言い放つ、SFチックなストーリーを、独特のリズムに乗せた個性的なナンバー。
ルックス、ファッション、サウンド、ヴォーカルはもちろんのこと、是非、その歌詞にも注目してほしいアーティストだ。