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フジテレビ系ドラマ“絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜”メインテーマ「It's You」を8月10日にリリースするLOVE PSYCHEDELICO。
昨年4〜6月に放映されていたシリーズ第1弾“絶対零度〜未解決事件特命捜査〜”では、2002年に発表した2ndアルバム『LOVE PSYCHEDELIC ORCHESTRA』収録曲「Dry Town」をセリフ・リメイク、「Dry Town 〜Theme of Zero〜」のタイトルでメインテーマとして提供。セカンドシーズンとなる今年は、新曲「It's You」を書き下ろし。2006年の「Aha!(All We Want)」以来、実に5年ぶりの書き下ろしニュー・シングルとなった。
KUMI:音楽家に対するリスペクトを払ってくださる番組プロデューサーの成河(広明)さんとのやり取りのなかで、“映像、音楽を通じて元気を与えたい”という話になったの。自分達もそういう思いが強かったから、何曲か作っていた曲の中から“よりシンプルなこの曲はどうですか?”と、こちらから提案させて頂きました。だから、今回のシングルはタイアップというより、コラボレーションなんですよ。
NAOKI:みんなに響く歌を作るということじゃなく、まずは音楽を鳴らそうっていう一番シンプルなこと。そんな中で生まれた「It's You」のサウンドもホントにシンプルだよね。ギターのコード・ストローク、そして、歌があって、ドラムとベースがある。必要な抑揚は全部ストリングスに集約したよ。仕上がりは、人間そのもの、人肌のぬくもりが感じられるものになったと思う。
ドラマは、時効直前の未解決事件を検証し直す“未解決事件特命捜査対策室”から、潜入捜査を専門とする“特殊犯罪捜査対策室”に舞台を移し、主人公の新人刑事・泉(上戸彩)の奮闘、葛藤や苦悩を描いていくが、♪君でなきゃ救えない everyday その向こう love and dream〜という一節や、繰り返される“It's You”のフレーズは、ドラマの主人公・泉へのエールのようでもあり、いまの日本全体への励ましのようでもある。
震災後、スタジオに籠り、制作に没頭したという今作。震災を経て“自分たちに出来るのは音楽しかないと改めて思った”という2人は、この曲にこめた想いをこう語る。
KUMI:今回、私にとって重要なのは、この曲にメッセージ性を持たせたこと。この作品では“音楽で何かしなきゃ、伝えなきゃ”っていう思いがまず先にあったんだよね。
NAOKI:悲しみもあり、励ましもあり、孤独に哲学を極めること、繋がり……色んな思いが渦巻いていて、1曲で今の思い全てを伝えるのは無理だよね。だから、この曲には震災の被害者の方に限定せず、もっと大きな意味でシンプルに“元気になってもらいたい”という思いを込めたよ。
c/wでは、エリック・クラプトンの「Lay Down Sally」をカヴァー。初回限定盤には、3曲目に昨年のドラマ・メインテーマ「Dry Town〜Theme of Zero〜」が、4曲目には、今年も引き続きオープニング・テーマに起用された「Shadow behind」が収録される。