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“7!!”と書いて“セブンウップス”と読む。NANAE（Vo）、MAIKO（Dr）、MICHIRU（G）、KEITA（B） から成る4ピースバンド。全員が沖縄出身の23歳。結成は2004年。現在も沖縄在住の同級生バンドだ。
ギター、ベース、ドラムと最小限のバンド構成で、親しみやすいポップなサウンドを展開。あどけなさを残したNANAEの個性的なヴォーカルも印象的。情景描写に富んだストーリー性の高い詞世界も大きな魅力だ。
映画“高校デビュー”主題歌となったデビュー・シングル「フォーリン・ラブ」は、昨日、失恋したばかりの女の子が主人公。落ち込んだまま下を向いて歩いていたら、コンビニの自動ドアで誰かと肩がぶつかった。まさか、そんなキッカケで新しい恋が始まるなんて!?偶然の出会いから、一瞬にして恋に落ちた女の子の心の揺れを、ポップな言葉で綴ったキュートなナンバー。
c/wの「初恋の坂道」は、幼なじみの少年と少女が互いの想いを確認、“友達”と“恋人”の堺を越えていくストーリー。二人乗りで駈け下りていく海へと続く坂道。大きくなった彼の背中に、改めて異性を感じる瞬間。胸がキュンとする、甘酸っぱい青春ソングだ。
2曲とも女の子目線で描かれ、ヴォーカルNANAEの雰囲気にピッタリなナンバーだが、意外な事に作詞・作曲は男性陣によるもの。「フォーリン・ラブ」はベースのKEITAが、「初恋の坂道」はギターのMICHIRUが手掛けた。メンバー全員が作詞・作曲をこなす7!!。そのストーリーテラーとしての才能にも注目したい。
映画“高校デビュー”では、主題歌に加えて、挿入歌「愛のしるし」（PUFFYのカヴァー）も担当。こちらは、4/1から着うた®配信中。また、リリース日は未定だが、早くも新曲「ラヴァーズ」が、人気アニメ“NARUTO−ナルト−疾風伝”の新オープニングテーマに決定。4月からオンエアが始まっている。今年、最も注目したいニュー・バンドだ。
