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有村竜太朗（Vo）、長谷川 正（B）、ナカヤマ アキラ（G）、佐藤ケンケン（Dr）の4人組。攻撃的なギターロックからポップな楽曲まで多岐にわたり、ボーカル有村の特徴的な歌声とバンドの持つ独特な世界観で、唯一無二の存在として不動の地位を確立し、今年結成18年、メジャーデビュー13年を迎えるROCKバンド“Plastic Tree”。昨年はレコード会社を移籍し、2枚のシングルをリリース。3度目となる日本武道館公演、さらに秋の全国ツアー“月世界旅行”、そのアジア編としての香港、台湾公演も大成功に収めた彼らが、11枚目のアルバム『アンモナイト』をリリース!!
レコーディングは昨秋の“月世界旅行〜アジア編〜”公演後から進められていたが、12月にボーカルの有村竜太朗が、四肢に力が入らなくなる難病ギラン・バレー症候群を発症し緊急入院。回復した有村の退院後に作業を再開するも、担当医の指導の下にゆっくりとしたペースで進められ、ようやく完成に至った作品。
メンバーそれぞれがデモを持ち寄り制作されたという今作は、メンバー4人の作詞・作曲の組み合わせも様々。昨年の日本武道館公演のオープニングに使用されて話題になった、シューゲイザー直系の幻想的なサウンドの「Thirteenth Friday」、エモーショナルなメロディが印象的な「雪月花」、アコースティックギター1本でワンコーラスを歌うミディアム・ナンバー「さびしんぼう」など多彩な楽曲で一気に聴かせる。一方、歌詞では、有村が退院後に書いたという「さびしんぼう」、「ブルーバック」が圧巻。段階によっては呼吸停止もありうるという難病と向き合い、闘病を経た彼の心境が色濃く映し出された言葉が聴く者の胸を打つ。
昨年末オリコンウィークリーチャート初登場10位を記録した「みらいいろ」、移籍第一弾シングル「ムーンライト ――――。」、ライブでも既に高い人気を誇る「バンビ」の3曲はマスタリングや一部トラックを変えて“アンモナイト版”として収録。実にバラエティーに富んだアルバムは、ヴィジュアル系には食指が伸びなかったロックファンにも、是非聴いてもらいたい1枚だ。
初回限定盤の特典DVDには「Thirteenth Friday」Music Clipと“月世界旅行〜アジア編〜”のオフショット映像を収録。CDのみの通常盤には13曲目に「spooky」を収録。
現在は、春のツアー『Plastic Tree ライブハウスツアー2011「アンモナイト（小）」』を展開中。普段はあまり行わない比較的小規模の会場も含まれ、元気になった有村竜太朗とPlastic Treeを間近で体感できるライブの詳細はオフィシャルサイトまで。
