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UTAMAP review
Aqua Timez ロングインタビューアルバム・リード曲「カルぺ・ディエム」が、 今のAqua Timezのド真ん中! この楽曲が持つ力を5人とも信じている!4thアルバム『カルペ・ディエム』リリース!
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『カルペ・ディエム』
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収 録 曲
01.百年の樹
02.最後まで
03.プルメリア 〜花唄〜
04.真夜中のオーケストラ
05.カルペ・ディエム
06.刻 〜Interlude〜
07.メメント・モリ
08.風に吹かれて
09.MILKY BLUES
10.Let Loose
11.GRAVITY Ø
12.絵はがきの春
13.銀河鉄道の夜
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Aqua Timez official site
「プルメリア 〜花唄〜」は、2009年7月のシングル曲。「真夜中のオーケストラ」は最新シングル。声も、バンドの音も、大きく変化。転がり続けているんだという事を改めて実感しました。

──続く「プルメリア 〜花唄〜」は、2009年7月のシングル。アルバム収録曲の中では、一番古い曲ですね。その後に続く「真夜中のオーケストラ」は最新シングル曲ですが?
太志:「真夜中のオーケストラ」は、アニメ“NARUTO-ナルト- 疾風伝”エンディングテーマ。アニメ主題歌という点は意識しながら、その中でいかにオリジナルティーを出すか、そこがポイントとなりましたね。「プルメリア 〜花唄〜」は、けっこう古い曲なので、アルバム全体を通して聴いた時には、すごく変化を感じましたよね。声も、バンドの音も。
──そうした変化についてはどんな風に?
太志:この間、佐野元春さんとご一緒させていただく機会があって、その時に“ミュージシャンとしてやっておいた方が良い事って何ですか?”って質問したんですよね。そしたら“30歳の時には30歳でしか書けない曲がある。50になったら50でしか書けない曲がある。だから、今でしか作れない曲を、たくさん曲を作っておきなさい”って。その言葉がすごく響きましたね。僕ら自身も前に進んでいるんだなって。昔がダメだったとかそういう事ではなくて、転がり続けているんだという事を改めて実感しました。

「カルペ・ディエム」と「メメント・モリ」がアルバムの中心に。「カルペ・ディエム」が核となり、他の曲達が惑星のようにその周りを回っている。結果的に、そんなイメージのアルバムになったと思います。

──そして「カルペ・ディエム」へと続くわけですが、この曲は、アルバムの中の色んな曲に繋がっているように思えるのですが?
太志:特に意識していたわけではなかったんですけど、この曲が中心となって、他の曲達が惑星のようにグルグル回っている…そんなイメージのアルバムになりました。結果的にそうなったのは、本当に素敵な偶然だなと思いますね。
──その後に「刻 〜Interlude〜」を挟んで、「メメント・モリ」へと繋がっていくわけですが。
TASSHI:アルバム制作の中盤あたりで、「カルぺ・ディエム」と「メメント・モリ」を中心に持ってきて、その2曲を繋げるというアイデアが出たんですよね。この2曲が歌っている世界観は、“時”であったり“今”というものを意識させるものだったので、時を刻む音や心臓の鼓動を入れたインタールード「刻 〜Interlude〜」を作りました。
──心臓の鼓動から、「メメント・モリ」の激しいイントロへの展開には驚かされました。
TASSHI:その意外性と言うか、聴く人を驚かせかったというのはありましたね(笑)。
──1曲の中での起伏という点では、この曲が一番凹凸が激しいのではないですか?安らぎと叫びとか連鎖しているようなサウンドの流れですが。
mayuko:ゆったりした部分だけで1曲作ったデモもあったんです。でも、太志が歌を乗せる時に、サビをもうちょっと激しい感じにしたらどうだろうっていうアイデアが出て、どんどん変化していったんですけど。これがなかなか一筋縄ではいかなくて、アレンジ的に一番時間がかかった曲ですね。イントロと間奏は、“情熱的で激しく”というイメージはあるんだけど、それをどう表現したらよいか。試行錯誤を繰り返した曲です。

未来の事はわからない。だから“叶う”“叶わない”に分けなくてもいい「風に吹かれて」「MILKY BLUES」で目指したのはファミコンみたいな音!(笑)新たな制作期間に入っての第1弾「GRAVITY Ø」は、新たな意気ごみに満ちた曲!

──「風に吹かれて」は、第90回全国高等学校ラグビーフットボール大会テーマソングでしたが?
太志:教訓めいたメッセージ・ソングにするより、自分達の事を書いた方がいいかなと思って。大人だからと言って完璧なわけじゃないし、何か憧れみたいなものへ向かっていくというのは、大人も子供も同じなんだよっていう事を、シンプルに音楽にしようと。
──♪だけど 叶うとか 叶わないとかじゃなくて これが僕の生き方なんだよ〜というフレーズが、強く印象に残りました。
太志:どうなるかわからないうちから“叶う”“叶わない”の2つに分けなくてもいいと思うんですよね。未来の事なんてわからないんだから。音楽とスポーツ。僕らと彼らのステージは違いますけど、前に進むというのは同じだし、そこがリンクしてくれたらいいなと思います。
──続く「MILKY BLUES」は、軽快なナンバーですね。
太志:「カルテ・ディアム」や「メメント・モリ」とは全く別方向の、肩の力が抜けた曲ですね。音も言葉も、はしゃいでる感じがイイでしょう。キーボードはファミコンみたいな音を目指したんだよね(笑)。
──「GRAVITY Ø」もアニメ主題歌(MBS・TBS系“STAR DRIVER 輝きのタクト”オープニングテーマ)ですね?
TASSHI:アルバム制作前からの大きなスパンの中で見ると、「GRAVITY Ø」が新たな制作期間に入っての第1弾だったんですよね。だから、今振り返ってみると、それまでとは違う所を見せたい、これが新しい僕達ですよという気持ちがすごく強く出た曲になっていたんだなと感じますね。

シングルで聴くのとは、言葉の意味が全然違って感じられる「絵はがきの春」。「銀河鉄道の夜」は、「百年の樹」から始まった物語のエピローグ。

──「絵はがきの春」は、ちょうど1年前のシングル曲ですね。シングルで聴いた時と最も印象が異なる曲だと感じましたが。
太志:やっぱり、アルバムというのは、1曲1曲が連鎖していくんだなって、僕もすごく感じました。この1曲だけを聴くのと、アルバムの中で聴くのとでは、言葉の意味が全然変わってきますね。
──そして、ラストの「銀河鉄道の夜」へと続くわけですが。
太志:僕は「銀河鉄道の夜」という言葉の響きがすごく好きで、「銀河鉄道の夜」を僕らなりにどう描くかっていうのは、すっごく面白いチャレンジだったんですよね。僕らにとって、毎回、アルバムの最後の曲というのはとても意味深いものなので、大切に作っていった1曲ですね。
──「百年の樹」の主人公は、こういう旅に出ていたのかと、最後に教えて貰ったような。
太志:そうですね。プロローグとエピローグになってますよね。
──そしてまた1曲目に戻ると、主人公はずっと旅をしているんだなと感じたり。
太志:「カルペ・ディエム」を中心に、惑星達は、ずーっと回っているんですよね、永遠に。
──聴く側は、自分の中に勝手に物語を作って聴くわけですが、本当に、1曲1曲が少しずつ色々な所で繋がって、アルバム全体で大きな1つの物語になっている。そんな風に感じましたが?
太志:それは、僕らにとって一番うれしい事ですね。こう聴いて欲しいとか、こう感じてほしいというのは僕らにはあまりなくて、作品というのは、作った以上は、もう聴き手のものなんですよね。だから、その感じ方も人それぞれであってほしいと思います。

決め事は作らずに無意識で書いていく・・・それが太志の作詞に対する信条。
書いてから、今の自分の意識に改めて気付くという感じですね。

──“うたまっぷ”には、自作歌詞の投稿コーナーもあるのですが、アドバイスとして、太志さんが歌詞を書かれる時に、信条とされている事があったら教えていただけますか?
太志:ある意味、そういう信条というものを外して書くという事かな。何かを決めてしまったり、テーマを絞ってしまうと、自分というものがなくなる可能性があるので、やっぱり、無意識に自分の内側から剥がれてくるものを言葉にするのが一番だと思います。無意識に感じた事をどんどん言葉にしていく、それが作詞に繋がると思いますね。僕らの場合は、バンドだから、音に一番相応しい言葉を探すというのはありますけど。
──今回のアルバムでは、“旅”や“空”という言葉が多いような印象を受けたのですが?
太志:決め事は作らずに書いているので無意識なんですけど。そう指摘されると確かにそうで、今の自分の意識に改めて気付くという感じですね。改めて、振り返ってみると、男女の恋愛というのを、最近あんまり書いてないですね。次は、ラヴソング書こうかなぁ(笑)。

書かれたストーリーの背景にどんな絵を描くか。あるいは、描かれた絵にどんなストーリーを乗せるか。両方あるから、バンドは楽しい!

Aqua Timez “Carpe diem tour 2011”

6/04(土) 埼玉県:サンシティ越谷市民ホール
6/08(水) 兵庫県:神戸国際会館こくさいホール
6/09(木) 広島県:広島ALSOKホール
6/11(土) 島根県:島根県民会館
6/18(土) 山梨県:東京エレクトロン韮崎文化ホール
6/23(木) 宮城県:仙台サンプラザホール
6/24(金) 岩手県:盛岡市民文化ホール・大ホール
6/26(日) 山形県:山形県県民会館
7/02(土) 福井県:福井フェニックスプラ
7/03(日) 富山県:富山オーバード・ホール
7/08(金) 岡山県:倉敷市民会館
7/10(日) 静岡県:静岡市民文化会館 大ホール
7/13(水) 大分県:大分文化会館
7/15(金) 福岡県:福岡サンパレス
7/17(日) 長野県:まつもと市民芸術館・主ホール
7/18(月・祝) 新潟県:長岡市立劇場
7/22(金) 北海道:札幌市民ホール
7/24(日) 愛知県:名古屋国際会議場センチュリーホール
7/26(火) 京都府:京都会館第一ホール
7/31(日) 群馬県:伊勢崎市文化会館・大ホール
8/02(火) 香川県:サンポートホール高松・大ホール
8/03(水) 高知県:高知県立県民文化ホール・オレンジ
8/05(金) 長崎県:長崎ブリックホール
8/07(日) 宮崎県:宮崎市民文化ホール
8/09(火) 大阪府:大阪国際会議場メインホール
8/13(土) 福島県:いわき芸術文化交流館アリオス・大ホール
8/24(水) 東京都:日本武道館

──サウンド面を作られている皆さんからすると、歌詞というのは、どういう存在ですか?
mayuko:例えば、絵本のストーリーを太志が書いたとしたら、その背景にどんな絵を描いて、どんな色をつけていくかが私達の仕事というイメージです。逆に、私達が先に絵を描いて、太志がそこに物語を書いていくという場合もあるから、両方あって、バンドって本当に面白いなと思いますね。
──アルバム・リリース後のご予定は?
太志:6月から8月まで全国ツアーです。僕ら自身もすっごく楽しみだし、でも、不安な気持ちもあるし、色んな感情が湧きあがってくるんですけど、ツアーは僕らの人生そのものだと思っているので、1本1本大事に回っていきたいと思います。
──ツアー・ファイナルは、初の日本武道館ですね?
やっぱり、武道館というのは夢だったので、そこで堂々と演奏できるように、とにかく練習を何度も何度も重ねて、みんなに届く音楽を鳴らしたいですね。そこに向けて努力するのみです。

※左から、OKP-STAR(B)、TASSHI(Dr)、太志(Vo)、mayuko(Key)、大介(G)。
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February 16, 2011
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