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HALCA(ハルカ)とYUCALI(ユカリ)の2人組HIPHOPユニット。2003年1月、シングル「タンデム」でデビューした際は、HALCAが14歳、YUCALIが15歳。女子中学生ユニットとして大きな話題を呼んだ2人も、共に20代に。当初からの持ち味であった元気で明るいポップなナンバーに、大人っぽいマイナーなサウンド感も加わり、その歌世界を大きく広げている。
2011年第1弾作品となるミニアルバム『TOKYO CONNECTION』は、そんなHALCALIの“いま”が凝縮されたコンセプト・アルバム。昨年5月、東京生まれ、東京育ちの2人が発信するTOKYO DANCE POPの最新形としてリリースされた2枚組アルバム『TOKYO GROOVE』の続編とも言える、HALCALI流TOKYO POPの最進化形。楽曲ごとに異なるプロデューサーを迎え、多彩なミュージシャンが参加。“CONNECTION”の名に相応しい陣営となった。
オープニングは、ソニー“Cyber-shot”CMソングとしてもお馴染みの「浪漫飛行」(2010年9月、シングルとしてもリリース)。米米CLUBの1990年の大ヒットナンバーを、YOUR SONG IS GOODが奏でるトロピカルなスカサウンドで大胆カヴァー。2曲目の「Girl!Girl!Girl!」は、野宮真貴が歌詞を提供。女の子同士の友情を歌った“女の子のテーマソング”!
「ギリチョコ」は、毎年、バレンタインデーの時期にライヴで披露。CD化が待ち望まれていた人気曲。ヨースケ@HOMEを招いての男女の掛け合いソングで、本命の男の子の前で“ギリチョコ”なんて言ってしまう恥ずかしがり屋の女の子が主人公。バレンタインデーにピッタリなキュートな告白ソングだ。
続く「SUPERSTITIONS」は、恋愛の途中で不安にかられる女の子を主人公にした、ちょっと切ないラヴソング。友達との別れを描いたアコースティックなスロー・ナンバー「Hey My Melody」は、卒業ソングとしてもおススメ。
更に、デビュー当時の人気曲「ストロベリーチップス」のセルフカヴァーも披露。SLY MONGOOSEなどで活躍する塚本功をプロデューサーに迎え、最先端のスカ・アレンジで新録音。ラストには、NISSAN“MARCH”新CMソング「マーチングマーチ(80KIDZ Remix)」を収録。既にオンエア中のCMでは、HALCALIがナレーションも担当している。
オリジナルの新曲、カヴァー曲、懐かしいナンバーのリメイクにリミックス…と、ミニアルバムながら、盛りだくさんの内容で聴き応え充分。なんとも心地よいグルーヴに包まれる1枚だ。