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XICO(キシコ)、346(サンシロウ)の2ヴォーカルと、DJ カットーからなるヴォーカル・ユニット。3人揃って沖縄県うるま市出身の27歳。
結成は2000年。地元のライヴハウスを拠点に活動を開始。当時の対バンは、ほぼ同時期にライヴ活動を始めたORANGE RANGEやHY。共に沖縄の音楽シーンを牽引してきた。
その後も精力的にライヴ活動を続け、FM沖縄でレギュラー番組を持つなど、沖縄ではすっかり知られた存在に。が、2006年、全国区を目指して3人で上京。何のツテもない中、暮らし始めた新百合ヶ丘でストリート・ライヴを開始。翌年、インディーズからアルバム『PENGIN WALK』をリリース。その中に収録された「世界でひとりのシンデレラ」が注目を集め、SNSで公開されたプロモーション・ビデオにアクセスが殺到。現在、100万回アクセスを超えるに至っている。
2008年11月、シングル「オレポーズ〜俺なりのラブソング〜」でメジャー・デビュー。“沖縄から一番遅れてやってきた、3羽の飛びたいトリ”を自称する彼らだが、親しみやすいメロディー、家族・友達・故郷への愛に溢れた心の琴線に触れる歌詞、温かみのあるヴォーカルで人気上昇中。
ところで、ユニット名の“PENGIN”だが、本来のスペルは“PENGUIN”のはず。敢えて“U”が欠けているのは、“PENGINは、PENGUINとは違い未完成。U(あなた)がいて、PENGINは飛び立ちます。U(あなた)の隣にI(愛)がいつまでもありますように”と言う願いがこもっているから。
たくさんの“U”に支えられて、結成10周年を迎えた今年。ニュー・アルバム『PENGIN FAMILY』は、これまで支えてくれた多くの“U”への感謝の気持ちと、温かな“I”が溢れている。
東京での出発点となった“百合ケ丘”で生まれた清らかなラヴソング「百合の花咲く丘で」で始まり、シングル曲「オレポーズ 〜俺なりのラブソング〜」「春春春」「朝ANSWER」のアコースティック・ヴァージョンで締め括る全14曲。同郷の山田優をフィーチャーし、またプロモーション・ビデオにオードリーの春日俊彰が出演した事でも話題を呼んだ「世界に一人のシンデレラ feat. U」、初のカヴァー作品「あの紙ヒコーキ くもり空わって」、沖縄の伝統文化と魂を織り込んだ「沖縄音頭」、家族や友達そして沖縄への愛と感謝を綴った「FAMILY」など、どの曲からも、3人の人柄が伝わってくる。
手作り感のある歌詞カードも素敵だ。数百枚の写真のコラージュ。赤ちゃんからお爺ちゃん・お婆ちゃんまで、たくさんの笑顔。犬や猫などの動物達も混ざっている。そこに映っている全てが、PENGINにとってかけがえのない大切な“U”なのだろう。また、1曲ずつの歌詞ページには、その曲への想いを綴られた文章と、“この曲の一枚”と記された写真も添えられている。楽曲はもちろん、歌詞カードの隅から隅まで、“気持ち”がこめられたアルバムだ。
ライヴ情報
PENGIN LIVE TOUR“Family”〜スリサースリサーVol.2〜
■12/18(土) 大阪BIGCAT
■12/23(木・祝) 福岡DRUMSON
■12/24(金)渋谷Star lounge(CHELSEA HOTEL 1F)