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斎藤宏介(Vo/Gt)、田淵智也(Ba)、鈴木貴雄(Dr)からなるスリーピース・バンド。結成は2004年。ライヴで着実に人気・知名度を上げ、2008年7月、インディーズ時代の代表曲「センチメンタルピリオド」でメジャーデビュー。
クセのある高音ヴォーカルが強い印象を残す。透明感のある真っすぐな声に、真綿に包まれたような柔らかさ、攻撃的なシャウトも加わり、変幻自在に表情を変えていく。ギター、ベース、ドラムとシンプルな構成ながら、多彩なサウンドを生み出すバンドの個性も強烈だ。
これまでの楽曲は、田淵智也が作詞・作曲してきたが、4thシングルとなる「スカースデイル」では、初めて、ヴォーカルの斎藤宏介が作詞・作曲したナンバーを披露。“壮大な自然が見えるような広がりのある曲を作りたかった”と本人が言うように、聴く者の空想力を刺激する、ドラマチックで幻想的なナンバーだ。
好きな女の子への愛の告白ソングとも受け取れるが、少女が森の中で不思議な生き物と出会う、おとぎ話のようなプロモーション・ビデオが、曲のイメージをより膨らませてくれる。あの不思議な生き物は、♪君を笑わせるためなら 魔法使いかなんかにもなれるんだよなあ〜と歌う“僕”なのかもしれない。
2曲目には、インディーズ時代からライヴで演奏、人気の高かったナンバー「神に背く」を「カウンターアイデンティティ」と改題しCD初収録。テレビ東京系アニメ“ソウルイーター リピートショー”オープニングテーマとしてもオンエア中。
シングルながら全8曲収録。3〜8曲目には、今年4月にリリースされた2ndフル・アルバム『JET CD』を引っ提げての全国ツアーの最後にシークレットで行われた「"JET CO." TOUR 2010 〜 an extended session 〜」から、6月20日の新代田FEVER公演のライヴ音源を収録。ギターが前面に出たギター・ポップ調もあれば、ベース中心の重厚なサウンドも聴かせ、ドラムが攻撃的なリズムを刻むナンバーも。1曲ごとにフレーズごとに主演が入れ替わるかのように、それぞれの楽器が個性を放つ。そこに繊細な歌詞と巧みなヴォーカルが加わって生まれる、ロックとポップの隙間を縫うような独特な歌世界。ライヴバンドとしての真髄発揮の6曲だ。
現在は、meet the autumn tour 2010の真っ最中。11月は対バン・ツアー、12月の3公演はワンマン・ライヴとなる。
ライヴ情報
“meet the autumn tour 2010”ワンマン・ライヴ
12/02(木) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO
12/04(土) 神奈川・川崎BLITZ
12/12(日) 大阪・大阪BIG CAT