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名古屋発の2MC+1DJの3人組HIPHOPユニット。1988年に結成。2004年5月に、ミニアルバム『Oooh! 家〜!』でメジャー・デビューした後も、拠点を名古屋に置き、“家族フェス”と銘打った大型野外フェスを主催するなど、HIPHOPの領域に留まらず東海地区の音楽シーンをリードし続けているHOME MADE 家族。
MICRO(153cm)、KURO(178cm)、U-ICHI(190)と高低差約40cmの大・中・小トリオとしても有名。その歌詞の中にも、♪大・中・小がいれば大丈夫しょ?(「HOME PARTY」)、♪大・中・小 いざ行かん!!(「家族宣言」)など、“大・中・小”という言葉がしばしば用いられている。
今年は、3月にリリースした5thアルバム『CIRCLE』で“輪(サークル)”というテーマを掲げ、4月にはフィーチャリング・アーティストとして関わった作品をまとめたアルバム『FAMILY TREE 〜Side Works Collection Vol.1〜』を発表。様々な人との繋がりや関わりを大事に活動してきたHOME MADE 家族だが、今回のニュー・シングル「ぬくもり」では、そのテーマを更に深化。繋いだ手と手のぬくもりをテーマに、愛しい人との繋がりが、どれだけ人を勇気づけるかを歌ったハートウォーミングなナンバーを披露。
哀感を帯びたアコースティック・ギターの音色に重ねて、MICROの伸びやかなヴォーカルからスタート。♪繋いだ君の手の平から 伝わるぬくもりが僕に〜という出だしから胸がキュンとなる。続いて、胸の鼓動と呼応する低音ビートに乗せたトラックに展開。KUROが情景を描写し、MICROが心情をさらけ出す、低音・高音ラップのリレーに続き、切なく温かい2ヴォーカルのHOOKへ。恋人、家族、友達・・・自分を想ってくれる人の存在、その繋がりが、どれだけ大きな勇気になるか。どれだけ感謝してもしきれない気持ちを綴った感動的なナンバーだ。歌詞の中にも出てくる“36度5分のぬくもり”=ひと肌のぬくもり、それがとても大切に思えてくる。
一転して、c/wの「未来オーライ」は、ドキドキ感のあるスリリングなトラックに乗せて、未来への希望を歌ったナンバー。将来への希望が持ちにくい時代と言われてる今の日本。未来への不安ばかりが語られがちだが、そんな風潮を吹き飛ばす1曲だ。
未来がどうなるかなんて誰にもわからない。だけど、わからないからって不安になる事ないんじゃない?わからないから面白いんでしょ!?何を夢見るのも自由だし、失敗したってまたやり直せばいいんだし・・・MICRO&KUROのマイク・リレーで、心強いメッセージが次々飛び出す、HOME MADE 家族ならではのポジティブな応援歌だ。
「ぬくもり」のプロモーション・ビデオには、「YOU 〜あなたがそばにいる幸せ〜」に続いて、木下優樹菜が登場。生まれてすぐに感じた母の手のぬくもり、幼い頃、一緒に横断歩道を渡ってくれた上級生のお姉さんの手、辛い事があった時、何も言わず手をさしのべてくれた家族・・・一人の女性が、思い出の中の様々な“ひと肌のぬくもり”を振り返る、そんなストーリー。
初回生産限定盤は、プロモーション・ビデオ収録のDVD付き。更に、このDVDには、DJ U-ICHIが自らカメラを手に撮影、自身で編集したという映像作品“ぬくもりドキュメンタリー”も収録。こちらも楽しみだ。