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岡本真夜、古内東子書き下ろしの新曲も収録。 待望の1stアルバム『Message for you』リリース!
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『Message for you』
CDタイトル名など

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アルバム
発売:2010.05.12
日本クラウン
CRCP-40272
\3,000(税込)
収 録 曲
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01.Prelude
02.Love is… with KG PV視聴
03.さよならをキミに... feat. Spontania PV視聴
04.My best friend
05.君がふたり
06.Tell me
07.It's my way
08.Lifestyle
09.誰より好きなのに PV視聴
10.Precious Love
11.好きでいさせて
12.キミがおしえてくれた事 feat. SEAMO PV視聴
13.虹を描けば
14.Postlude
Official Web Site

「Love is… with KG」が、レコチョク着うた®で初登場1位を記録するなど、配信世代を中心に支持を集めているTiaraが、注目の1stアルバム『Message for you』をリリース。
デビュー曲「さよならをキミに... feat.Spontania」、2nd「キミがおしえてくれた事 feat. SEAMO」、配信限定「誰より好きなのに」と、シングルでは“セツナ系ソング”が続き、そのウィスパー・ヴォイスから“癒し系歌姫”の異名をとるTiaraだが、アルバムでは、敬愛する大先輩、岡本真夜、古内東子からの楽曲提供も得て、アップテンポなポップ・チューンも多数披露。シングルでは表現し切れなかったTiaraのヴォーカルの魅力が余す所なく発揮されたアルバムとなった。
歌詞を書く時は、街の中に身を置き、その歌世界に入り込むというTiara。その独特な作詞方法も含め、初めてのアルバムに対する熱い想いをたっぷりじっくりインタビュー!

私のルーツはコーラス。アルバムをリリースする時には、私のコーラス・ワークだけでオープニングを飾りたいという夢があったんです。

Tiara──1stアルバム『Message for you』がリリースとなりましたね。まずは、率直に今、どんなお気持ちですか?
デビューから約半年で、アルバムをリリースできるなんて思ってもみなかった事で、もう、本当にうれしいの一言です。制作はあわただしい面もあったのですが、アルバム曲は、今年に入ってから作った曲ばかりで、私の“いま”をリアルタイムで伝える事ができるアルバムになったと思います。いま出せる力は全て出し切りました。

──『Message for you』というアルバム・タイトルはどんな所から?
最初からコンセプトを決めて楽曲作りに臨んだわけではなかったのですが、全曲を通して“メッセージ”というキーワードが浮かんで来たんですよね。切ない恋愛ソングも、ポジティヴな応援ソングも、全ての曲が、私から聴いてくださる方へのメッセージなので、『Message for you』というアルバム・タイトルをつけました。

──オープニングの「Prelude」と、ラストの「Postlude」は、Tiaraさんの声だけで多重録音されたコーラス・ナンバーですが、こうしたアイデアはTiaraさんご自身から?
以前から、アルバムをリリースする時には、私のコーラス・ワークだけでオープニングを飾りたいという夢があったんです。私のルーツはコーラスですし、コーラス・シンガーとしてやって来た経験があるこそ、今の自分があると常に思っているんです。これまでの感謝の気持ちと、これから始まるよという決意。両方の想いをコーラス曲に込めたました。

──Tiaraさん自身が書かれた曲と、他アーティストさんからの提供曲とが半々くらいの構成となりましたが。
私自身は、歌詞もメロディーも、まだまだ荒削りだと感じているし未熟です。なので、今回は、先輩方に色々教えていただきたいと思い、敢えて半分は、楽曲提供をお願いする形にしました。中でも、憧れの大先輩である岡本真夜さん、古内東子さんに、新曲を書き下ろしていただいた事は、大きな刺激となりました。岡本さんの曲も、古内さんの曲も大好きで、ほんとによく聴いていて、いつか、曲を書いていただきたいなと思っていたんですけど、こんなに早く夢が叶って、もうホントに大感激です。

親友への想いを綴った「My best friend」(作詞・作曲 岡本真夜)。余りにも私の気持ちにピッタリで、最初に聴いた時から、涙が出て仕方ありませんでした。

Tiara──岡本真夜さん作詞・作曲の「My best friend」はタイトル通り、親友をテーマとした曲ですが、Tiaraさんの方からお願いしたテーマだったのですか?
私は地元の浜松に親友がいるんですけど、その親友への想いを以前から書きたいと思っていたんです。でも、自分で書くには、近すぎて難しい面もあって、それで、岡本さんにお願いしたいと思ったんです。メロディーに関しては、“こういう感じの曲はどう?こんな感じは?”と、真夜さんが色々な曲を聴かせてくださってイメージを固めていったのですが、歌詞については、私の親友に対する気持ちをお話しして、書いていただきました。高校時代の同級生なのですが、今は、年に一度くらいしか会いませんし、しょちゅう連絡を取り合っているわけではないんですけど、私が落ち込んでいる時とか、何かあった時に、いつも絶妙なタイミングで手紙やメールが届くんですね。その度に助けられていて、その感謝の気持ちをどうしても一度、曲にしたかったんです。
──岡本さんには、どんな事を話されたのですか?
具体的な事ではないんですけど、私が彼女の事を常に想っているんだという事。離れていても繋がっているという気持ち。彼女もきっと同じ気持ちだという事は自信を持って言えるし、離れていても、私達はいつも一緒だよっていう気持ちですね。彼女とは、本当に通じ合っていて、全く別々に買ったものなのに、キーホルダーがお揃いだったり、同じ食器を使っていたり、そういう偶然がすごく多いんです。テレパシーと言うか、本当に分身みたいで、彼女が辛い時は私もすごく辛いし。前世でも何かあったんじゃないかって、いつも2人で言っているんですけど(笑)。
──最初に曲を聴いた時は、いかがでしたか?
余りにも私の気持ちにピッタリで、最初に聴いた時から、涙が出て仕方ありませんでした。
──Tiaraさんのメッセージが、岡本さんとの出会いによって、自分の言葉以上に伝わるものになった。そんな感じでしょうか。
本当にそうですね。私自身が自分の言葉で書くよりも、客観的に岡本さんに書いていただいた事でより一層、想いが通じる歌になったと思います。岡本さんも、故郷に親友がいらっしゃるとおっしゃっていたので、ご自身の事も置き換えて考えてくださったんだと思います。
──大先輩に書いていただいた歌詞。どんな所が刺激になりました?
♪星の見えないこの街は不安だけど 流されないように私は 今日も歩く・・・というフレーズがあるんですけど、“星の見えない街”というのは、さりげない言葉なんですけど、すっごく実感があるなぁって。東京は空が狭いなっていつも思っているんですけど、実家に帰ると、空が広くて、夜はもう怖いくらいの暗闇で、星もたくさん見えるんです。東京とは全然違いますよね。岡本さんには、東京に一人で出て来て淋しい想いもしているという事はお話ししてたんですけど、そういう感情も、この1フレーズでズバリ言い表されていて、本当に胸がキュンとなったし、作詞という点でも、すごく勉強になりました。

友達の恋人との三角関係をテーマにした「君がふたり」(作詞・作曲 古内東子)。このタイトル、古内さんだからこそだと思うんです。本当にすごいなと思って。

──古内東子さん作詞・作曲の「君がふたり」は、親友の恋人を好きになってしまったという恋愛ソングですが。
古内東子さんとは、以前、私が「誰よりも好きなのに」をカヴァーさせていただいて(配信限定シングルとして、2009年11月にリリース)、そんなご縁もあって、今回、お願いしました。古内さんと言えば、やっぱり、恋愛ソングの神様ですし、女性の先輩としても、是非、恋愛ソングをお願いしたかったんです。切ない恋愛の曲は自分でもたくさん書いて来ているので、古内さんにお願いできるならば、少し違った切り口で、ちょっと大人な曲をというイメージがあって、それで、三角関係というテーマが出て来たんです(笑)。友達の恋人を好きになってしまった、友達も大切だし、彼も大切。告白したいけれども、やっぱりそれは出来ない。そんなもどかしい気持ちや切なさを表現したかったんですけど、本当に、もうバッチリですよね。素敵な歌詞だと思います。
──ご自身の恋愛観としては、どうですか?Tiara
親友の恋人を好きになった経験はないですけど、私は自分からは告白できないタイプで、これまでの人生でも、好きになった人との恋愛が成就した事が少なくて・・・っていうか、ほとんどなくて(笑)、いつも、何もないまま、伝える事もなく終わっちゃうんです。だから、この主人公のもどかしい気持ちっていうのは、すっごくよくわかります。まだ、ライヴでは歌った事はないのですが、きっと、すっごく感情移入できると思います。
──Tiaraさんは告白できないタイプ?
お仕事の時は、自分の意見をパンパン言えるんですけど、恋愛になるとモードが変わっちゃって、弱い部分がいっぱい出て来て、違う人になっちゃうんですよね(笑)。自分なりにアピールはしているつもりなんですけど、気づかれないですねぇ、全然(笑)。もう、中学生の頃から変わらないですね。中学時代は、陸上部だったんですけど、部活の先輩に憧れてて、毎日練習で会っているくせに、結局、最後まで言い出せなかった。あの頃と、全然変わっていないですね。むしろ、大人になればなるほど臆病になっちゃって、言えなくなっているかも(笑)。
──「君がふたり」というタイトルが、強く印象に残りましたが。
そうですよね、すっごく印象的なタイトルですよね。「君がふたり」なんて、出てこないですよね、フツウ。古内さんだからこそだと思うんです。本当にすごいなと思って。“君がふたりいたらいいのに”という意味なのに、「君がふたり」で切ってしまう。ここで切ってしまうから、タイトルを見て“え、どういう事?”ってすっごく興味がわきますよね。
──こうしたタイトルにも、触発されましたか?
そうですね。本当に今回は、お二人の大先輩から、女としても、アーティストとしても、多くの事を学ばせていただきました。特に、歌詞については、身の周りにある些細な事を表すという事。それが、私に一番不足している部分だなといつも思っているんですけど、日常の何気ない描写・・・それがすっごく大事なんだなって改めて感じました。

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May 12, 2010
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