昨年9月にデビュー。1stシングル「君に伝えたくて」では、片想いの女の子の伝えたいのに伝えられない想いを歌い、続く「誰よりも君が、君が好き」では、卒業で離れ離れになってしまった2人の遠距離恋愛を描き、女子高生を中心にケータイ世代から圧倒的な支持を得ているkumiが、3rdシングル「ずっといつも2人で feat.桃」をリリース！
“あいのり”出演を経て、現在は人気ブロガーとして注目を集める桃の“恋バナ”を80年代テイストのダンスビートに乗せた、ラブラブモード全開の最強恋愛ソング！
kumi×桃。ガールズトークを繰り返す中から生まれた歌詞のコラボレーション。2人の共同作業はいったいどんな風に？プライベートでもとっても仲が良い2人。まずは、その出会いから・・・
──まずは、桃さんとの出会いからお聞かせください。お二人が最初に出会ったのは？
去年の秋頃、共通の知人を含めて3人でランチしたのが最初です。私の方は、“あいのり”をよく観ていたので、会えてすっごくうれしかった。わぁ本物の桃ちゃんだ！って(笑)。可愛くて、ふんわりしてて、私が思い描いていた通りの桃ちゃんでした。
──いきなり意気投合？
そうなんですよね。いきなり、初対面とは思えないくらい打ち解けちゃって、即効でお互いの恋愛話のすごい深い所まで話し込んじゃって(笑)。
──どんな第一印象を？
桃ちゃんは、とにかく、彼の事が大好きで大好きで、ずーっと彼の話をしてて。ホントに恋に生きてる。まず、そこがスゴイなと思いました。初対面の時から、彼のこういう所が好き、こんな所がめっちゃイイんだよねって、どんどん話してくれて。私だったら、例えば誰かと恋愛をしていても、周囲の人に、彼の事が大好きなんだよねとか、ちょっと恥ずかしくて言えないなって。でも、そういう事を堂々と人に言える素直さというのに、ある意味、憧れと言うか・・・こういう女の子って可愛いなって、女子同士なのにホントに思っちゃいました。
──「ずっといつも2人で」の歌詞は、そういう桃さんの可愛らしさが溢れ出ていますが、歌詞のコラボレーションはどんなキッカケで？
その後も、桃ちゃんとは、一緒にご飯を食べに行ったりしていて、親しくなればなるほど、桃ちゃんの言葉や恋愛観に惹かれていったんですよね。桃ちゃんが発する言葉って、胸がキュンとなるような不思議な魅力があって、桃ちゃんの言葉を歌にしたいなって思うようになっていったんです。それで、一緒にお酒を飲みに行った時に思いきって“桃ちゃんの言葉を歌詞にしてみない？”って聞いてみたんです。そしたら二つ返事で“いいよ”って。
──歌詞の共作と言っても、様々なスタイルがありますが、kumiさんと桃さんの場合は、どんな風に？
元々は、お酒の席での話だったので、後日改めてちゃんと相談して、正式にコラボレーションしましょうという話になったんですけど、ただ、桃ちゃんは“歌詞は書けない”って。そこで思いついたのがアンケート。恋愛に関するアンケートを私が作って、桃ちゃんに答えてもらって、そこから歌詞を組み立てていこうって。
──恋バナ・アンケートですね。例えば、どんな質問を？
今の彼との恋愛について、出会ったキッカケから始まって、ホントに細かく色々聞いていきました。彼に直してほしい所はある？とか、今までで最大の喧嘩は？とか、いっぱい質問を用意して。歌詞のほとんどが桃ちゃんの言葉そのままなんですよ。例えば、“彼のどんな所に惹かれて好きになった？”と質問したら、“同じ所で笑ってくれたり、同じ所で泣いてくれたりする所”と返って来て。それがそのまま、♪同じところで悲しんでくれるね、♪同じところで君も笑っている・・・というフレーズになっていたり。
──kumiさんが、一番グッと来たのは、どんな回答でした？
“これからの2人は、どんな風になっていきたい？”と将来について質問したら“昨日よりも明日の方が好きだし、明日よりも明後日の方がもっと好き。そういう関係でいたい”って。すっごくイイ言葉ですよね。もう、コレだ！と思って、そこから、♪今よりずっと 明日はもっと 好きだよ君があふれているよ・・・というサビのフレーズが生まれて、それが、タイトルにも繋がっていったんですけど。
──思いも寄らなかった回答とかありました？
ありましたね〜(笑)。驚く事がたくさんありました！例えば、“桃ちゃんが彼を想う気持ちが100％だとしたら、彼が桃ちゃんを想っている気持ちは何％くらいだと思う？”という質問もしたんですけど、桃ちゃんは“100％”って言いきっていて。女の子って、大抵は、自分が想っているほどには彼は自分の事を想ってくれていないって思ってるでしょう。でも、桃ちゃんは違う。彼も桃ちゃんの事を大好きだっていう気持ちをいつも表してくれているんだって。
──他にも、印象的だった桃さんの言葉ってありますか？
桃ちゃんはいつも、彼について“嫌いな所は1つもない”って言ってたから、じゃあ、悲しくなる時なんてないんだろうなと思って聞いたら、“明日まで彼に会えないと思うと悲しい”って。当時は、まだ、桃ちゃんと彼は一緒に暮らしていなかったので、夜、別れて翌日まで会えないのが悲しいんだって。もう、ホント可愛いんですよね。そういう言葉も、歌詞になっています。
──サウンドは、クラブ系のダンス・ビート。これまでのkumiさんのイメージとは大きく印象が異なりますが、こういう変化は何かキッカケが？
昨年9月にデビューして、今作が3rdシングルになるんですけど、何か新しいチャレンジをしたいと思ったんですよね。最近の傾向として、世界的に80年代のビート感がムーブメントになってきているので、そういう要素も取り入れてみたいと思って。私の作るメロディー、私が持っている世界観に、80年代のダンスビートの感じを合わせたらどんな風になるんだろうって、色々なテンポで試してみて、これだ！というテンポ感が掴めたんですよね。
──楽曲作りは、どんな風に？
今回は、メロディーが先ですね。そこに、あのビート感を乗せたという流れ。原曲からは、かなり雰囲気は変わりましたね。正直言って、不安はありました。今までと、かなり雰囲気が違うから、みんながどう思ってくれるのかなって。でも、こんなkumiもいるよというのを見せていけたらいいなと思います。
──歌詞はすっごくハッピーなラブラブ・モードなのに、メロディーはちょっと切ない雰囲気を持っていますが、そのあたりはどんな風に？
恋をしている時の女の子って、イケイケの部分と、これから先もずっと幸せが続くのかなって不安になったりする部分と、両方を持っていると思うんですよね。恋愛の幸福感と切なさ。その二面性を、ラブラブな歌詞とちょっと切ないダンス・ビートで表現できたんじゃないかと思います。
──プロモーション・ビデオは、凝縮されたラヴ・ストーリーになっていますね。
彼と出会う所から始まって、最後は、結婚しようねっていう所まで行くストーリーになっているんですよね。出会った時は、半信半疑というか、恋に発展するとも思っていなかったんだけど、デートを重ねていくうちに、どんどん好きになっていくという展開です。
──男女2人のラブラブモードの中で、kumiさんのヴォーカル・シーンはハード且つクールですね。
歌詞が持っているふわっとした可愛らしさと同時に、メロディーのカッコ良さとかクールさも感じて欲しいという思いもあって、その部分を、私が歌っているシーンで表現できればと思ったんです。
──ラストは、ストーリーの結末とは別に、kumiさんと桃さんのツーショット映像になりますが。
やっぱり、この曲は“feat.桃”なので、PVにも、桃ちゃんを感じて貰う場面を作りたいと思ったんですよね。
──恋バナに夢中になっていた女の子2人が、ふと第三者がいる事に気づいて“え〜、聞いてたの〜恥ずかしい〜”って笑っている、そんな雰囲気ですね。
ほんとにそうですよね。元々、2人のお喋りがキッカケとなって、そこから発展して出来た曲だから、ガールストークしてる時の普段の私達・・・そういう雰囲気も伝わったらいいなと思います。
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