“クノール® カップスープ”CMソングとしてもオンエア中の新曲「絵はがきの春」がヒット中。♪柔らかい陽射しを 味方にして 安らかな春を 探しにゆこう〜という温かく力強いフレーズが印象的な郷愁と希望を併せ持ったラヴソングだ。c/wには、流れ落ちる星に想いを重ねた、切ないラヴソング「流星のうた」と、ワルツのリズムに乗って寓話のようなストーリーが展開する「空に近い街」を収録。タイプの異なる3曲を収録したニュー・シングルで、第2章の幕開けを宣言したAqua Timez。
3月下旬からは、昨年、大ヒットを記録した初のベスト・アルバム『The BEST of Aqua Timez』を引っ提げての全国ツアー“Aqua Timez Music 4 Music tour 2010”がスタート。全国ツアー目前のAqua Timezにインタビュー!
──2010年第1弾シングルがリリースとなりましたね。まずは、タイトル曲の「絵はがきの春」ですが、歌詞のテーマ、ストーリーの発想は、どんなところから?
太志:一言で言うと“そわそわ感”ですね。昔のこと…幼い頃を思い出すことから始まりました。
──タイトルを「絵はがきの春」としたのは?
太志:春の絵はがきは、春に限定されるけど、“絵はがきの春”なら一年中持ち歩くことができる。切り取られた風景として、誰もが一枚そういう絵を…理想を心に持っているんじゃないかなぁって思ったんです。
──「絵はがきの春」は、“クノール® カップスープ”CMソングですが、制作にあたって、CMソングという事は意識されましたか?
OKP-STAR:毎回、主題歌やCMソングをやらせてもらうときは、もちろん少なからず意識しますけど、CMの枠を超えて存在感のある一曲になるようにいつも心がけています。
──哀感を帯びたイントロから、ストリングスをフィーチャーし、次第に高揚していくバンド・サウンドが胸に迫ります。サウンド作りは、どんなイメージから?
OKP-STAR:この曲のアレンジは、太志の作ったサビから発展させていったんですが、サビから全体へと広がっていく雰囲気は、ほぼメンバー一致で同じように考えていましたね。想像していた通りの一曲になったと思います。
──1番から2番へ、“手の温かさ”が軸となって、ストーリーが展開していきますね。“手”というのは、この詞の中で、はやりキーワードになりましたか?
太志:手の温かさ=命の温みをテーマにして書きました。
──プロモーション・ビデオも、“つないだ手”の描写が強く印象に残ります。また、少年が少女に“おはよう”と言う場面、長い坂を見上げるシーンなども印象的ですが、プロモーション・ビデオのイメージはどんなところから?
太志:監督と話し合ったのは、この曲は“子供の頃”というものを大事にしよう!ってことでした。初めて自分から勇気を出すのは小学生の時かなと思って。“おはよう”って自分から言うか、言われるのを待つか決めなきゃいけないから。
──撮影はいかがでしたか?
大介:三浦半島で撮影したんですけど、とにかく風が強くて寒くて大変でしたね(笑)。そのときのスタッフが作ってくれた特製豚汁がとても美味しかったです!!!
──2曲目の「流星のうた」は、自身を“流星”に例えたラヴソングでしょうか。
太志:流星=言葉です。一瞬だけで光って消え去ってしまう。心に残る言葉を残せたらいいなぁっていう願いを込めて書きました。
──飛び交うリズムが、宇宙の営みを感じさせる…そんな風に感じました。また、♪ありふれた事さ〜 ・・・から、畳みかけるように激しくなっていくサウンド展開も印象的です。リズム楽器を主軸としたアレンジですが、サウンド作りは、どんなイメージから?
TASSHI:リズムとベースは途中までずっと打ち込みですね。音のイメージをみんなで話し合いながら、少しずつ音が増えていくように、重ねていきました。ベースは、OKP-STARのアイディアでシンセベースを取り入れたんですけど、さらに音の深みが増しましたね。
──3曲目の「空に近い街」は、寓話のようなストーリーですが、こうしたテーマはどんな所から?
太志:“魔女の宅急便”の舞台となっている街を、空想の中で歩いている…そんな発想から生まれた曲です。
──スバリ"空に近い街"とは? 現代の理想郷のようなものでしょうか?
太志:キキとジジが居てくれる街です。僕にとっては理想の街ですね!!
──ピアニカが印象的なアレンジですが、サウンド作りは、どんなイメージから?
TASSHI:ピアニカ主体のアレンジで、どこか懐かしいレトロな雰囲気にしたかったんですよね。エンジニアさんのアイディアで各楽器をマイク1本だけで録音しました。結果、狙い通りのローファイで温かみのある、懐かしいサウンドになりました。
──最後に、間もなくスタートする全国ツアーについて、抱負をお聞かせください。
大介:ベストアルバムをひっさげてのツアーになるので、今までの集大成となるような、今までで一番最高なツアーになるようにがんばります!!
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