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「モノクローム・ヴィーナス」でのデビューしてから22年。シンガー 池田聡、本格再始動!!大人のカップルの深い愛を歌ったバラード「愛 〜あなたがいてくれたら〜」をリリース!
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〜あなたがいてくれたら〜
雪 〜あなたがいてくれたら〜/佐藤竹善

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シングル
テイチク
発売:2008.10.22
[CD] TECH-15198
¥1,500((税込)
収 録 曲
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01.雪 〜あなたがいてくれたら〜
02.愛の歌
03.モノクローム・ヴィーナス(2008ヴァージョン)

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池田聡オフィシャルHP
「モノクローム・ヴィーナス」でのデビューから22年。シンガーソングライター池田聡が、大人のカップルの深い愛を歌ったバラード「雪 〜あなたがいてくれたら〜」をリリース。結婚記念日に夫から妻へ、あるいは、子ども達から両親へと贈りたい、そんな暖かなラヴソングだ。
c/wには、新録音の「モノクローム・ヴィーナス(2008ヴァージョン)」も収録。シンガー池田聡の魅力を再確認する1枚となった。
まずは、「雪 〜あなたがいてくれたら〜」のお話から…。

──「雪〜あなたがいてくれたら〜」は、長らく連れ添ってきた男女の愛の歌という印象ですが?
池田:まさしくそうです。元々は、5〜6年前に札幌の雪祭りイベントのために書いた曲なんです。2曲作って、賑やかな曲の方がイベントのテーマ曲に決まって、「雪」はその時は発表しなかったんですけど。僕はいつも同世代に向けて曲を作りたいと思っているんですが、この曲は、僕が40歳の頃に作った曲なんです。30歳で結婚した人でも10年連れ添ってる、そういう年代ですよね。そろそろ、そういう歌を作りたくなっていたんですね。

──“この時代にめぐり逢えた偶然に感謝して”というフレーズがとても印象に残りました。同じ時代を生きている幸せってありますよね。
池田:人は、生まれてくること自体がものすごい確率ですよね。そして、ある人と同じ時代に生まれて、その人と出会うというのは、更にすごい確率になるわけでしょう。
例えば、音楽でも、映画でも、本でも、同じ感覚を共有しているとより親密になりますよね。ヒットした過程とか、その時のムードとか、その時代の空気感を知ってる人同士だと盛り上がるでしょう。そういう同時代感を共有できる人と一緒に過ごせるというのは、とても幸せなことだと思うんです。同じものを見て、同じようなことを感じて、一緒に時を経てきた者同士が出会えた喜びみたいなことを表現できたらなと思って書いた曲ですね。

──“あなたがいるから悲しくないんだ”という一節も重いですね。
池田:21世紀に入ってから、あんまりイイ時代じゃなくなっているでしょう。僕らが子どもの頃は、21世紀というのは、もっとスゴい時代になってる気がしてたんです。科学もとんでもなく進歩してて、病気なんか科学の力で何とでもなって、もっともっと豊かで素敵な時代が待っていると思ってたんですよ。 でも、実際は、21世紀の幕開けはテロ。最近は、食の不安もあれば、通り魔事件も頻繁に起きたり、世界同時恐慌が来るんじゃないかとか、もう不安がいっぱいですよね。呼吸している空気の中にまで不安が漂ってる、そんな時代になっている気がするんですね。なんだかとても悲しい世の中になってしまった。 だけど、“あなた”がいたら、そういう時代も乗り切っていけそうだ、悲しくなんかない。そう思える人がいれば、みんな、もっともっと幸せになれますよね。一人一人が、自分の恋人とか、奥さんとか、子どもとか、そういう単位で物事を考えたら、もっと幸せはあるんじゃないのかなって。

──確かに、みんなが最小単位で幸せだったら、世の中全体も幸せになりますものね。
池田:まさにそうですよね。人間は自然治癒力を持っているでしょう。それはケガや病気だけでなく心も同じだと思うんです。だから、僕は、傷ついたり、悲しんだりしてる人の自然治癒力に期待したいし、その自然治癒力を高めるものの1つが音楽だと思うんですね。そういう意味で、僕は“癒し”ではなくて“和み”というテーマで歌を作ってきたし、これからもそうありたいと思っているんです。

──c/wには、「モノクローム・ヴィーナス(2008ヴァージョン)」も収録されていますが。
池田:この歌をもう一度レコーディングしようと決めたとき、最初に思ったことは、セルフカヴァーだからと言って、例えばボサノヴァにするとか、奇をてらうのはやめようと。
22年前の「モノクローム・ヴィーナス」のアレンジは、あの時代にあの曲が望んでいたサウンドだったと思うんです。そして、あのメロディ、あの歌詞が望んでいるサウンド感というのは、22年経った今でも大きく違わないだろうと思ったんですね。
だから、今だったらどんな音作りをするかということを考えた時、初めて聴く人には新鮮に聴いてもらえるように、昔のヴァージョンを好きだった方にも違和感なく、でも、ちゃんと今の音になっていると感じてもらえるように、そんなことを心がけました。

──実際に歌ってみていかがでしたか?
ヴォーカルに関して言うと“進歩してないなぁ”というのが実感です(笑)。やっぱり、この歌は、難しい歌だなって。
大人になった僕が歌って、22歳の頃より深みが出たかと言うと、そんなこともなくて。結局、あの歌って、女々しい男の歌なんですよ(笑)。かつての恋人が、誰かの助手席に乗って目の前を通り過ぎて行った。彼女は自分には気づいていない。でも、その車を小走りに追いかける、そういう男の歌ですからねぇ(笑)。たぶん、男はみんな女々しいものなんでしょうね。そういう部分は、年を重ねても変わらないと思います(笑)。

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December 22, 2008
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