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タニザワトモフミ日本テレビ系深夜アニメ“君に届け” オープングテーマ 「きみにとどけ」リリース!(C)椎名軽穂・集英社/「君に届け」製作委員会
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「きみにとどけ」
「きみにとどけ」

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シングル
発売:2009.11.25
VPCC-82287
\1,000(税込)
収 録 曲
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01.きみにとどけ 試聴 PV視聴
02.宇宙旅行
03.ベテルギウス・ガール
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タニザワトモフミかつての天体少年が“宇宙旅行”の夢を音をした、c/wの「宇宙旅行」「ベテルギウス・ガール」も必聴!

──c/wの2曲は、「きみにとどけ」とはガラリと異なる雰囲気ですが。
“君に届け”のオープニングテーマの印象はあっても、タニザワトモフミという僕自身の事は知らない方が多いと思うんですよね。3曲だけで、全てを伝える事はできないんですけど、少しでも、僕という人間を見せていけたらいいなと思って。
──「宇宙旅行」は、ライヴでの定番曲だそうですが。

ずっとライヴで歌ってきた曲で、その都度、アレンジを変えて歌っているんですけど、以前、配信限定でリリースした時は、人類が宇宙旅行に行っているイメージのアレンジだったんです。今回は、宇宙旅行を夢見る原始人のイメージなんです。火を発明したばかりの頃の人間たちが、空を見上げて、あの先には何があるんだろうと夢見て、行ってみたいな〜と思っている、そんなイメージ(笑)。打楽器中心のアレンジなんですけど、地球から空を見上げた原始人達が、天を仰いで感極まって、ドンドコ鳴らしてお祭りやっちゃった、みたいな感じです(笑)。
──3曲目のインスト曲「ベテルギウス・ガール」は、星の名前ですよね?
今回のシングルは、メジャー・デビューしてから、ミニ・アルバムも含めて3作目となるんですけど、毎回1曲、インスト曲を入れているんです。それには全部、星の名前をつけています。実は僕、天体少年だったんですよ。天体望遠鏡で星を見るのが大好きで、宇宙旅行は僕の本当の夢でもあるんですけど。“ベテルギウス”というのは、オリオン座で一番輝いている一等星です。曲自体は、ウクレレを弾きながら口笛吹いて作った曲で、その口笛の部分をチェロで再現してもらったんですけど。ウクレレは、ギター・コードで押さえると、思いもよらない音が出るからそれが楽しくて。今回でウクレレ三部作になります(笑)。

生まれて初めてコピーした曲はブルーハーツの「リンダリンダ」。スガシカオさんに憧れてシンガー・ソング・ライターを志すように・・・。

タニザワトモフミ──タニザワさんが、音楽を始めたキッカケは?小さい頃から音楽好きだった?
父がビートルズが好きで、小さい頃から自然と耳には入ってましたけど、小さい頃は音楽への興味というのは全くなかったですね。天体少年だったし(笑)、中学ではバスケットボール部だったんですけど、中3の時点で身長が180cm近くになっていて、漠然とMBAに憧れたり。
──では、ギターとの出会いは?
中3の始めに“もてたいからバンドやろう”って友達に誘われたのがキッカケです。最初は、ヴォーカル担当だったんですけど、ギターを弾いてる友達がめちゃくちゃカッコよくて“俺もギターがいい!”って。それで、“俺らにもできて、カッコイイ曲”という事で、ブルーハーツの「リンダリンダ」のカヴァーから始めました。だから、僕のギターの原点はブルーハーツです。
──シンガーソングライターを志すようになったのは?
高校生になってからは、また新しいバンドを組んで、音楽漬けの毎日でしたね。もうバスケはどうでもよくなっちゃって。同級生のお兄さんとか、年上の音楽マニアの人から色々教えてもらって、70年代ニュー・ウェイブからレニー・クラビッツまで、あらゆるジャンルをごった煮で聴いていました。ソロでやるようになったのは、スガシカオさんの影響です。うわぁカッコイイ!って。スガさんに憧れて、シンガー・ソング・ライターを志すようになりました。僕は、岐阜県飛騨市の出身なんですけど、隣町の高山市に唯一のライブハウスがあって、パンクバンドに混じりながらソロで出ていました。

作詞・作曲もアレンジも、ルール作りは不要。ひらめいたらすぐに実行!その即興性が音楽の楽しさだと思う。

──楽曲づくりは、どんな風に?
「きみにとどけ」は、メロディーと言葉が同時に出てきた曲でしたね。でも、曲が先の場合もあれば、詞が先の時もあるし、制作パターンは全く決まっていないです。
──詞を書くときは?
これも場合によりけりで・・・手書きの時もあれば、パソコンを使う場合もあるし。本当にパターンというのが決まってなくて・・・。
──それは、自分のスタイルを模索中ということ?
そうではなくて、僕としては、1つのパターンに決める利点というのがわからないんですよ。何かが浮かんだ時のその感じというのが一番大切で、それを形にする方法は二の次と言うか。
──サウンド作りという点では?
自分の中のイメージを音にしたら、イメージ通りの音ができますよね。でも、それじゃつまらない。だから、アレンジャーさんに僕のイメージを伝えながら、常にそれを超えるものにしたいんです。自分の知らない事を知りたいとか、自分がやった事のない事をやりたいとか、驚きたいとか、僕はいつでも、自分が刺激的でいたいんですよね。自分の価値観を崩すようなものを常に求めているので、変身願望に近いかもしれないけど。タニザワトモフミ
──自分のイメージにこだわる、というのはない?
土台となる幹の部分がしっかりしていたら、何をやっても木は倒れないと思うんですよね。だから、その場で生まれた、その瞬間だけの感覚というのは、全部試してみたいし、やる前から“それはナシだよ〜”と言うのはあり得ないんですよ。例えば、1つの曲がCDとなった時には、その瞬間は完成した作品になりますけど、ライヴでは、また新しいアイデアが出て違った形になったりする。だから、僕はライヴが大好きなんです。そういう意味では、曲というのは、いつまでも完成しない、終わらないものだと思うんですよね。僕が音楽を語るには、まだまだ早いんですけど、それが音楽の楽しさだと思うんです。常に新しい刺激があって、1つの曲が常に生まれ変わっていく。それがすっごく幸せだし、喜びなんです。

記憶と匂いが音楽に繋がっていく。そんな風に情景がフラッシュバックする音楽を作っていきたい!

──アニメ“君に届け”がキッカケとなり、これまで接点がなかった人達にも、タニザワさんの音楽が届いた事と思います。そういうステップを経て、今後はどんな抱負を?
自分の芯は持ちつつも、僕はこういうアーティストですとは決めないで、これからも、刺激的なものを追い求めていきたいと思います。小説・漫画・映画・旅とか、そういう色々なインプットを、音楽でアウトプットしていきたいと思います。
──これからは、どんな歌を?
情景が浮かぶ音楽、それが僕の理想です。この曲を聴くとあの日の事が蘇るとか、そういう事ってよくありますよね。記憶と匂いが音楽に繋がっていく・・・音楽が記憶や匂いを呼び起こす。そんな風に情景がフラッシュバックする音楽が理想です。それを目指して頑張っていきたいと思います。

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November 25, 2009
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