1999年10月、16歳で全米デビュー。同年12月、シングル「Love,Day After Tomorrow」で日本デビューを果たした倉木麻衣が、デビュー10周年を目前に、2枚組ベスト・アルバム『ALL MY BEST』をリリース。
CDだけでなく、アナログ・レコードLP盤、カセットテープ、MD、更には、USBメモリ、microSD™メモリーカードと、あらゆるメディアでリリースするという斬新な試みも大きな話題を呼んでいる。
──今年でデビュー10年目。倉木さんにとって特別な年となりました。まずは、今の思いを聞かせてください。
ここまで頑張って来られたのも、本当にファンの皆さん、周りで支えて下さったスタッフの皆さん、友人、家族のお陰だと思っています。10年目の今、感謝の気持ちを込めて更にパワーアップした倉木麻衣を見せていきたいと思います。 ──10周年の節目にリリースされるベスト・アルバム『ALL MY BEST』。どんな作品となりましたか?
このアルバムを通して、みんなに10年分の“ありがとう”を伝えたいです。アルバム作品としては、新曲「わたしの、しらない、わたし。」も収録した事で、“過去の自分”と“今の自分”が融合した新たな作品としても聴いていただけると思います。 ──『ALL MY BEST』というアルバム・タイトルには、どんな意味が?
“ALL MY BEST”というのは、大切な人への手紙の最後に添えたりもする言葉なんですよね。そういう感謝の思いと、自分のベスト曲という両方の意味を込めてタイトルにしました。
──選曲はどのように?
今回は、みんなからのリクエストが多かった曲を中心に、スタッフの方たちと相談して選曲したのですが、すっごく難しかったですね。初めてボストンでレコーディングして全米デビューした楽曲「Baby I Like」、そして日本でデビューした「Love, Day After Tomorrow」から10年。たくさんの作品を作ってきましたが、大袈裟かもしれませんが、どれも本当に魂を込めて作ってきた作品ばかりなので、どの曲にも想い入れがあって・・・。悩み抜いた末の32曲です。
──今回は、CDだけでなく、アナログ・レコードLP盤、MD、カセットテープ、更には、USBメモリ、microSD™メモリーカードとALLメディアでのリリースとなりましたが?
あらゆる音楽メディアで音を楽しんでいただきたいし、思い出にしていただきたい!・・・そんな思いから、今回はALLメディアでリリースする事にしました。私自身もこれまで、様々な形で音楽と親しんできました。“歌手になりたい!”そう思ってから、デモテープを必死で作って録音したカセット、全米デビューしてからクラブ用に作成したアナログ盤、友達と色んな曲達をセレクションしたり、レコーディングした数々の楽曲を録音したMD・・・それぞれに沢山の思い出があります。カセットデッキを今でも愛用している方もいるでしょうし、携帯でしか音楽を聴かないという方もいると思うので、それぞれの“BEST”なメディアを通して、『ALL MY BEST』を聴いてもらえたらと思います。