JIN(Vo)、MICHAEL(G)、KENSUKE(B)、JUNCHI.(G)、YUSUKE(Dr)からなる5人組ロックバンド“High Speed Boyz”。デジタルとアナログを融合させた独自のバンド・サウンドを展開。日本の音楽シーンの新たな時代を切り開くニュー・カマーだ。
今年6月、「BAD CITY」で配信デビュー。新人ながら、異例の高ダウンロードを記録、一気に知名度を上げたそんな彼らが遂にCDデビュー。9月9月、シングル「CHILDHOOD'S END」をリリースする。 「CHILDHOOS'S END」と言えば、真っ先に思い浮かぶのは、アーサー・C・クラークの傑作小説(邦題:幼年期の終わり)だろう。宇宙人による地球統治とその終焉を描いたSF古典だが、その世界観にも通じる幻想性も帯びたスリリングなナンバーだ。
スタイリッシュなデジタル音に、生々しいバンド・サウンドが重なった攻撃的なイントロから一転、HIPHOP調のポップでキャッチーなメロディーに展開。ハードでエッジーな超速ロック・ビートに乗って、“幼年期の終わり”に戸惑う世代へメッセージが放たれる。
♪いつから 大人になるんだろう・・・というフレーズが耳に残る。“幼年期の終わり”は確実にやってくる。みんな、わかっているのに、それでも抗い、もがく。何かになりたいのに、それが何だかわからない。走り出したいのに、どこへ行けばいいのかわからない。だけど、ただ待っていても、新しい世界は向こうからやって来てはくれない。
大人になりかけの揺れ惑う世代のそんな焦燥感を代弁するかのような歌詞。なんだか全部イマイチ・・・そんな風に思ってしまう日に、大音量で聴きたい1曲だ。
c/wには、配信デビュー曲となった「BAD CITY」を収録。
ポップな中に時より切なさが漂う親しみやすいメロディー。力強いバンド・サウンド。ストレートな歌詞。恋人との別れとその後をポジティブに捉えた応援ソングだ。
♪辛い時こそ 胸を張ればいい・・・♪動けないまま おびえちゃダメだ・・・など、胸に残るフレーズが随所に。別れは辛く、悲しいものだし、恋人を守り切れなかった自分を悔しく感じたりもするけれど、だけど、それを乗り越えて、次の一歩を踏み出そう。そこから新しい何かが始まるはず。そして、いつか、すべてが繋がって、辛く苦しい事も、意味のある事だったと思える日が来る。そんなメッセージが心強い。 |