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The New Classics「冬桜」「KANSHA feat.WISE,May J.」と話題のシングルに続いて、 初のフル・アルバム『STORY』リリース!
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NEW
『STORY』
The New Classics『STORY』

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アルバム
日本クラウン
CRCP-40241
発売:2009/7/15
\3,000(税込)
収 録 曲
コメントもどんどん投稿しちゃおう!
01.KANSHA feat.WISE,May J. 試聴 PV視聴
02.Dreamland feat.YA‐KYIM
03.手紙
04.I Loved You
05.〜Interlude〜
06.Someday Somewhere Someone
07.冬桜
08.The Story of My Life
09.夜虹
10.〜Interlude2〜
11.One of a Kind
12.T.G.I.F feat.Ai(from RSP)
13.最後の夏休み
14.渇かないナミダ
 
「KANSHA feat. WISE,May J.」
CDタイトル名など

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シングル
日本クラウン
CRCP-10224
発売:2009/6/17
\1,200(税込)
収 録 曲
コメントもどんどん投稿しちゃおう!
01.KANSHA feat.WISE,May J. 試聴 PV視聴
02.あなたへのMessage
03.友達ソング
04.KANSHA feat.WISE, May J.(Instrumental)
Official Website

「手紙」の思いがけない展開にドキッ!「I LOVED YOU」は、実は“離婚ソング”???

──こうした同世代の共感を呼ぶ曲もあれば、「手紙」や「I LOVED YOU」のように、とても物語性の強いじっくり聴かせる曲も多いですね。「手紙」は、あまりに思いがけない展開で、胸がズキンとしました。
AsuAsu:僕の事をすごく大事にしてくれていた人がいて、その人から手紙を貰っていたんだけど、返事を出さないままで、その人が他界してしまって・・・そういう歌なんですけど、途中までは、ラヴソング・・・ラヴレターかなって思いますよね。
──後半、Gregさんのラップで、亡くなった方への想いなんだって初めてわかる。
Asu:でも、僕は、その事はGregには言ってなかったんですよ。。
Greg:Asuのデモを聴いて、こういう事なんだろうなって感じたんですよね。それで、僕がラップの部分を書いたんですけど。
Kaz:僕は、この曲も、詞は書いてないんですけど、Gregのラップの最初の2行でもう泣きそうになっちゃいました。

──「I LOVED YOU」は、失恋ソングなんでしょうか?
Asu:実はこの曲は、“離婚ソング”なんです(笑)。僕らのディレクターが離婚しまして、忘れられない苦い思い出をテーマに「I LOVED YOU」という曲を書いてくれって(笑)。
──ディレクターさんに捧げる歌?
Asu:っていうか、ディレクターさんが、元妻に捧げる歌、じゃないですかね(笑)。僕は結婚願望もなくて、もちろん離婚の経験なんかないわけですけど、自分の恋愛経験を軸に書いたんですけど。結婚とか、永遠の誓いとか、程遠いものだと思ってたんですけど、でも、最近、結婚する友達がいて、俺もそういう歳かって(笑)。だから、おかしくはないんですよね、永遠の愛を信じ始めても(笑)。

クールなラップと日本情緒が融合。「冬桜」や「夜虹」は、The New Classicsの真髄!

──「冬桜」は、この冬、大きな話題を呼びましたが、こうした日本情緒を感じる曲も魅力ですね。
GregGreg:「冬桜」を書いたのは実は春だったんです。桜が散ってる時期で、それを見ながら、桜の花びらと一緒に雪が舞っていたらすごく幻想的だなって思って。そのあり得ない風景に、起こり得ない恋を重ねてストーリーにして、「冬桜」というタイトルにしたんですけど。すっごい名言だと思っていたのに、あとから実際に“冬桜”というのがあると知った時はちょっとショックでした(笑)。予期せぬ恋。思いも寄らないタイミングで恋に落ちてしまう・・・“大人の初恋”とでも言うのかな。そんなテーマですね。
──“大人の初恋”・・・名言ですねぇ。
Asu:ベースになる部分はGregが作ったんですけど、最初に聴いた瞬間から“大人っぽいな”と思いました。僕なりの解釈で、僕のパートを書いたんですけど。いまGregが“大人の初恋”って言ったけど、確かにガツガツしていない感じだよね。
Greg:大人の恋って、若い頃みたいにガツガツはしてないでしょう。相手を見守りながら、愛を感じるというか。だから、切なくもあって・・・。
──達観してますねぇ。Gregさん、ほんとに20歳?
Greg:35歳くらいに見えますか?ほんとに20歳です!(笑)

──「夜虹」というタイトルも素敵ですねぇ。Kaz
Asu:夜は、虹は見えないでしょう。でも、たぶん、出てる時はあると思うんですよ。真っ暗でも、感じ取れるもの・・・例えば愛とか、そういう目に見えないけれども大切なものを「夜虹」という言葉に例えたんです。恋愛でも、その人の見た目じゃなくて、中身に惹かれるわけだし。
Greg:例えば、本当はすごく優しい人だったり、自分の事を想ってくれている人だったりしても、目に見えるものに左右されて、それに気付かないとか、そういう事ってあると思うんですよね。でも、それに気づく瞬間があると思うので、この曲から、そういう事を感じてもらえたらなって。実は、僕はこの曲は全く歌っていないんですけど、聴いていて、そんな風に思いました。
Kaz:僕は、今回のアルバムの中で、この曲がいちばん好きなんです。ラヴソングの形をとっているけど、ある人が自分の光になってくれるっていうのは、同性同士でもあると思うんですよね。真っ暗闇でも、僕の光になってくれる人がいる・・・そう思うと、すっごく感動しました。泣けました。
──ピアノが印象的な曲ですね。
Greg:「The Story of My Life」もそうなんですけど、僕らのサウンドの1つとして、ピアノ調の曲も、絶対入れたかった。ピアノの温かさ・・・そういうのを出していこうと思った曲ですね。

インターナショナル・スクールでは、6月が卒業式。夏休みは、別れの季節・・・独特の切なさがある。

──「最後の夏休み」は、楽しい雰囲気のアッパーな曲だけど、聴く人は、それぞれが自分の思い出と重ねて、きっとキュンとくるでしょうね。
Greg:夏休みって楽しい反面、甘酸っぱい、切ないイメージがあるんですよね。春休みや冬休みに比べたら、断然長いので、色々考える時間もあるし。子供にしか味わえない楽しみ、悲しみがいっぱい詰まってるイベントだなって。
──ずっと続くと思っているものが少しずつ減っていく喪失感のような、独特の切なさがありますよね。夏休みの最初と最後では、お天気の感じもすごく違うでしょう。昼がどんどん短くなって、どんどん夜が早くなってくる。
Greg:そうなんですよ。それ、キーポイントです!だんだん、秋っぽくなっていくんですよね。そうすると少しずつテンションも落ちてきて。
Asu:僕らが通っていたインターナショナル・スクールは、5月で1学年が終わり、6〜8月が夏休みで、9月から新学年になるんですよ。だから、夏休みって、別れのイメージなんです。学年が変わるタイミングだから、宿題もなくて、もう、遊び呆けるんですけど、だんだん悲しい気持ちになっていくんですよね。夏休みが終わったら、みんなとお別れだっていう。そういう独特の切なさもありますね。

──「最後の夏休み」からラストの「渇かないナミダ」への流れは、卒業から旅立ちという雰囲気ですね。みなさんは“音楽”という世界へ旅立ったわけですが、これからは、どんな歌を歌っていきたいですか?
Asu:歌って不思議な力があって、言葉だけでは伝わらないものも、歌では伝えることができるんですよね。音楽があったから、自分の人生が決まったし、だから、他の人にも、夢とか希望とか元気を与えられるような楽曲を作っていきたいですね。
Kaz:僕も同じだけど、僕たちの曲を聴いて感動してもらって、悲しい時でも頑張ろうみたいな、切ない気持になりたい時はバラードを聴いてもらいたいし。
Greg:タイムリーと言うか、その時、その時に出てくる言葉、歌詞、今しか書けない歌詞っていうのを重視してやっていきたい。今回の「KANSHA」にしても、年齢を重ねる毎に感謝する対象もかわってくるし、感じる辛さや思う事も、どんどん変わってくると思うんですよね。だから、その時のフィーリングというのを大事にして、書いていきたいですね。The New Classicsという名前の通り、他にはない武器があると思っているので、それを活かしていきたいと思います。

アメリカに象徴される最先端な部分“New”と、その対極にあるような日本の伝統的な部分“Classic”。その融合から生まれる独自のスタイルがThe New Classics!The New Classics

──The New Classicsならではの武器とは?
Greg:3人ともインターナショナル・スクールの出身で、周囲は外国人ばかり。例えば、友達の家に行っても、アメリカ人はアメリカン・スタイルの家に住み、ケーブルテレビでアメリカの番組を見てる。日本にいながら、外国を経験してる感じだったんですよね。そういう経験は貴重だと思うし、やっぱり、そこが個性かなって。
──New Classicsというグループ名は、その点でも意味深になりますね。アメリカに象徴される最先端な部分“New”と、その対極にあるような日本の伝統的な部分“Classic”の融合。楽曲からも、そんな風に感じるのですが。
Asu:そう言ってもらえるのはうれしいですねぇ。確かに、そういう意識はありますからね、曲を作っていくうえで。
──今後の目標は?
Greg:僕らは、日本だけにとどまらず、いろんな国に橋をかける力を持っていると思うんです。音楽は世界で通用するものだと思うので、アジアでもアメリカでも活動の場をどんどん広げていきたいと思います。例えば、日本では、テレビやラジオからアメリカの音楽が聴こえてくるのは当たり前だけど、アメリカで、メジャーなテレビに日本人歌手が出ていたり、J-POPが普通に流れるっていうのはないでしょう。そういう垣根を越えて、僕らが懸け橋になっていけたらと思っています。

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July 15, 2009
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