荒神直規(Vo/G)、山口篤(Dr/Vo)、村上風麻(B/Vo)、森下志音(G/Vo)からなる4人組ロックバンドNaifu。メンバー全員がリード・ヴォーカルをとれるのが特長。これまでのシングル、アルバムでは、それぞれが作詞&リード・ヴォーカルを披露している。
サウンド(作曲・編曲)を担っているのは、森下志音。日本のメロコアシーンで絶大なる人気を誇ったMR.ORANGEの“SCHON”(ショーン)としても知られ、作曲家、プロデューサー、ギタリストとしても活動。ZARDの遺作となった「愛は暗闇の中で」のアレンジも手がけてた。
結成は2005年。関西を拠点にELFのヴォーカルとして活動していた荒神と、山口、村上が大阪のスタジオで出会い、意気投合。後に、森下が加わり、Naifuとしての活動をスタートさせた。
昨年7月、テレビ東京系アニメ“ゴルゴ13”オープニング・テーマ「Take The Wave」でメジャー・デビュー。続く2ndシングル「Mysterious」が読売テレビ・日本テレビ系アニメ“名探偵コナン”オープニング・テーマに、引き続き3rdシングル「恋心 輝きながら」が同アニメのエンディング・テーマに起用され一気に知名度アップ。今年3月の1stアルバム『ONE』を経て、4thシングル「SUNSET/在りのままで」は、初の両A面シングルとなった。
「SUNSET」は、荒神直規の作詞&リード・ヴォーカルによる、夏の日の思い出をテーマにした“失恋”ソング。
夏を迎えようというこの季節。ラジオから流れてくる昨夏のヒットソングに彼女の思い出が重なる。気晴らしに海に繰り出してみても、君の不在を思い知るだけ。ケータイが鳴っても君からじゃない事はわかっている。あり得ないと知りながら、それでも偶然の再会に期待したり・・・。恋人と別れた後の虚しさ、切なさを身近なストーリーで綴った詞は、多くの共感を呼ぶだろう。吹き抜ける風のような爽快でキャッチーなメロディーと、ストレートなヴォーカルが心地よい。
日本テレビ系“音楽戦士 MUSIC FIGHTER”6月度エンディング・テーマとして既にオンエア中のナンバーだ。
一方の「在りのままで」は、村上風麻の作詞&リード・ヴォーカルによる、男らしいラヴソング。
彼女の言う事が正論だとわかっていても、自分に非があるのがわかっいても、ついつい去勢を張って怒鳴ったり威張ったり。男なら誰にでもある経験だろう。素直になれなかったばかりに恋人とすれ違い、別れを迎えてしまう事もある。「在りのままで」は、そんな男の弱さ、ズルさを認めた上で、もうカッコつけたり強がったりせず、在りのままの自分をさらけ出し、彼女の心をもう一度取り返そうとする求愛ソングだ。
ロックサウンドの疾走感と壮大なイメージを併せ持つ、Naifuの新境地とも言えるサウンドを披露。ちょっぴり気だるい雰囲気のヴォーカルもピッタリだ。
テレビ東京系“ゴルフの真髄”エンディング・テーマとして、春からオンエア中。CD化が待たれていたナンバーでもある。
1stアルバム『ONE』で第1期を締めくくり、「SUNSET/在りのままで」で、2ndシーズンをスタートさせたNaifu。デビュー2年目の夏、大きな飛躍に期待したい。
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荒神直規(Vo/G) |
山口 篤(Dr/Vo) |
村上風麻(B/Vo) |
森下志音(G/Vo) |
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