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エネルギッシュにギラギラと、とにかく熱いライヴ・パフォーマンス!大注目の1stアルバム「底なし」リリース!
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大学の音楽サークルで出会い、女4人でバンド結成。コピーが難しすぎたからオリジナルを作り始め、活動開始から6年を経た今も「コードがよくわからない」と笑い飛ばす彼女たち。“女3人寄れば姦(かしま)しい”と言うが、女4人集まれば、そのパワーはすさまじい!集まった4人の女は、よく喋りよく笑い、とにかくエネルギッシュだった!
 
ズクナシ/spicy marico ズクナシ/238 ズクナシ/衣美 ズクナシ/茜
ベースと唄
spicy marico
(すぱいしーまりこ)
鍵盤コーラス
238(ぶさんぱ)
ギターと唄
衣美(えみ)
ドラムコーラス
茜(あかね)

初心者の女4人で、いきなりオリジナル・バンド結成!

──まずは、この4人の出会いは?
衣美(えみ):出会いは大学の音楽サークルです。4人とも、全くのバンド初心者でした。みんな、サークル内で2つ3つのバンドを掛け持ちしてて、その中の1つが“ズクナシ”だったんです。
茜:最初は、シーガル・スクリーミング・キス・ハー・キス・ハーとかLOVE PSYCHEDELICOのコピーをやりたくて“ズクナシ”を始めたんですけど、コピーが難しすぎて挫折して。コピーができないからオリジナルを作るしかなくて・・・(笑)。

──活動が本格化してきてのは?
茜:オリジナル曲ができて、最初は“ちょっとコレいいんじゃない?”とか内輪で盛り上がってただけだったんですけど、maricoが勝手にライヴハウスの出演を決めてきちゃったんですよ。
marico:私は、最初に音を出したときから、これはイケルと思ったんです。根拠のない自信です!(笑)。
衣美:まだ、持ち歌が2〜3曲しかなくて、え〜っどーすんのって(笑)。それが今から6年前くらいですね。とにかく、ライヴハウスなんて出たことなかったし、サークル以外で演奏するのも初めてで。30分の持ち時間をなんとかごまかして・・・(笑)。それがキッカケで、学校外のバンドとも仲良くなって、色々なイベントに呼んでもらえるようになって、私たち自身もイベントを主催するようになって、どんどん活動の場が広がっていったんです。

──ところで、“ズクナシ”というバンド名は?
衣美:長野の方言で“面倒臭がり屋”という意味なんですよ。私は長野県出身で、最後まで、このバンド名には抵抗したんですけどね(笑)。

唯一無二の独創的なサウンド、パワー全開のヴォーカル、共感を呼ぶリアルな歌詞。初のフルアルバム『底なし』には、20代後半の女4人の生き様と感謝がぎっしり詰まっている。

──1曲目の「はじまりの旅」は、イントロが始まった瞬間に“朝日だ!”と思ったんですよ。希望に満ち溢れた曲ですね。
衣美:うれしいですねぇ。4人とも旅が大好きなんですけど、4人で奄美大島に行ったとき、すごく素敵な旅で、帰ってきてすぐできた曲が「はじまりの旅」だったんです。4人とも同じものが見えている状態で。

──「ついてない'07」(3曲目)なんかは、ホントにリアルですよねぇ。
衣美:完全ノンフィクションです(爆笑)。
──この曲を聴いたとき、ゼッタイこの人、中央線沿線に住んでいるんだろうなって思ったんですよ。
衣美:スルドイですね〜。全員、中央線です(笑)。
──RCサクセションの「いい事ばかりはありゃしない」の21世紀女版だなって。
衣美:きゃー、もうそんな、恐れ多いですよ〜。女性に大人気で、ものすごく共感を呼んでしまって、大反響で困ってます(笑)。自分よりダメな人とか、自分より不運な人を見つけると、ちょっとうれしくなって元気出たりしますよねぇ?たぶんですね、そういう力を持ってる曲です(笑)。

──「ドーナツ◎」も面白いですね。
marico:ツアー中にクルマに乗ってて、うとうとしてるときに聴こえてきたんです、♪ドーナツの穴 どーなってるのって。
衣美:あぶないねぇ(笑)。
marico:それで、「ドーナツの歌やりたいんだけど」って言って、みんなに聴いてもらったんです。ドーナツは、○が空いてるところがないとドーナツじゃない。その穴の部分が大事なわけですよ(笑)。
茜:うーん、深いんだか浅いんだか(笑)。

──「WE GOT FREEDOM」(8曲目)は、♪20年後の話より 10年前の話より 今君がやりたいこと聞かせてよ─というフレーズがとても印象に残りました。
衣美:その時に、ホントに感じてたことですね。同世代の子たちが、まだ全然若いのに“もう、年だしー”とか言ってやたらと昔話ばかりしていたり、今は何もできないとか言ってたりする。選べすぎると言うか、何でもできる、何にでもなれる時代だから、逆に決められない。迷ってしまって何もできないでいる。だけど、もっと自分から動いたら、できることはたくさんあると思うんですよ。もっと、みんな、やりたいようにやったらいいのにと思うんです。それを周りの人に伝えたかったんですね。もちろん自分に対しての歌でもあるんですけど。

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November 7, 2008
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