1 3
うたまっぷ 川嶋あいレビュートップインタビュー1 > インタビュー2
川嶋あい ロング・インタビュー
  A

”あいのり”から5年間の歌詞の変化

──『Single Best』のDISC2には”あいのり”の2つのメロディー(「旅立ちの日に…」と「My Love」)が入っていますね。

そうですね。「旅立ちの日に…」は中3のときに作った曲なので、だいぶ前なんですけど。自分の中では色あせないっていうか、みなさんが学校生活を過ごす中で感じて思うことをすごくリアルに表現している曲なので、自分も聞けば中学当時の記憶とかすごく思い返します。I WiSHの「明日への扉」の原曲だったということで、メロディもみなさんの耳に馴染みがあって”川嶋あい”といえばこの曲っていうようなところもありますし、これからも多分2人3脚で歩いていくような、そんな曲だと思います。「My Love」は”あいのり”2回目の主題歌で、川嶋あいとして担当させてもらうってことで書いてみたんですけど。恋愛をしたときの最高潮に高まっているハイな気持ちっていうのと、あとそんな一方でやっぱり不安になったり、悩んだり、迷ったりっていうネガティブな感情も生まれたりするので、恋愛をする上での感情っていうのを本当に細かく表現した曲ですね。

──そうした詞の表現、例えば歌詞のテーマや言葉づかいなど5年間で変化はありますか?

言葉づかいはあんまり変わってないと思うんですが、テーマはより内面に迫るような楽曲が多くなりましたね。昔は憧れとかこういう自分でありたいなぁっていう理想を描いていた楽曲が多かったんですけど、今の自分自身を過去も今もすべて認めた上で、自分と向き合って弱さをさらけ出しながら書いていくスタイルになりました。

──歌詞のテーマが内面に向かった転機や理由はありますか?

少しずつ変わっていったんだと思いますね。歩んできた道のり、出会ってきた人々によって変えられていったと思います。

ライブに対する思いから生まれた新曲

──『Single Best』の最後の1曲は新曲ですね。

ベストアルバムを出すということで、新曲を1曲書き下ろそうと思ったんです。5年間の中で自分がライブを中心に活動してきて、そのライブっていうものに対する情熱だとか、小さな思いっていうのを曲に残したかったんです。CDは作品として永遠に残るものですけど、ライブは花火みたいに一瞬で消え去ってしまう輝きなので、そういった中で出会う人たちってホントに貴重な存在で、自分にとってその一瞬の輝き──光みたいな存在だなぁって。そういう思いを込めて作りました。

全国ツアーはベスト盤の曲を中心に

──間もなく全国ツアーが始まりますが。

2年ぶりのツアーなので、各地でファンのみなさんに会えることを本当に楽しみにしています。

──楽曲など内容は決まっていますか?

2枚のベスト盤の曲を中心に、CDの音源に近いアレンジでいきたいなぁと。また、8月20日にリリースする新曲「カケラ」も歌う予定です。最近の自分の活動の全てがつながっているというか、たどり着いている曲なので、もうひとつの主役になると思います。

──今回のツアーでやってみたいことはありますか?

基本的にはバンド編成でやっていこうと思っています。ただ、いろいろと見せ方はあって、ひとりで演奏したり、アコースティック編成だったりと、バンドの中でもバリエーション豊富に展開できればなぁと。いろんな編成スタイルを1本のライブの中でやってみたいですね。 とにかく5年間の中で生み出していった曲たちを存分に歌っていきたいと思ってますので、ファンのみなさんにとっても、「聞けて嬉しい!」って思ってもらえる曲がたくさんあったら嬉しいです。
 
Back Top Next
(C) 2005-2006 utamap.com All Rights Reserved.